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13話~そんな大胆なことをしないでっ!~

 窓から眩しい陽射しが差し込んで、僕の顔にあたる。

僕は目をこすりながら何があったのか考える。

気付いたら神界にいて、佳織がいて、景色がぼやけて……。その先から記憶ないや。

隣を見ると気持ちよさそうに眠っている二人がいた。

正確に言うと二人ではない。佳織は寝たふりをしているから。

「佳織、起きているのは分かってるよ」話したいことがあるから近くの森に来て、と佳織にだけ聞こえるようにつぶやいた。

僕は窓から飛び降りた。――羽を使って衝撃を殺すのは忘れない。


 そして、人気が無い森の中心に行って佳織が来るのを待つ。

「はづちゃん、待った?」声はいつも通りだった。しかし、背中には8対の純白の羽があり瞳は神を表す金色になっていた。

「僕のことを助けてくれてありがとう」佳織に感謝がしたかった。

「せっかく会えたのにまたお別れ……なんて事になったら嫌だから」と悲しい表情を浮かべる。

「可愛い顔が台無しだよ?」と言って僕は佳織の頭を撫ぜた。

「私にはやってくれないんですの?」突如、声がした。

「アストリア?」

「私の葉月に近寄らないでよねっ!」

佳織、抱き着かないで。胸が当たってるから。

「むむっ、ずるいです。……私もやりますっ!」

「二人ともっ!」僕はもう限界だった。

羽を無理やり広げて空に逃げて、城の方へ逃げた。

「もう、無理ぃ!」僕の叫び声が木霊(こだま)した。

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