君と結婚するまでの物語
初投稿なので温かい目で見て下さい。
何が幸せなのだろう?
病室のベットの上白い天井を見ながらずっと考えている。
相川 翔 41歳 俺は幸せだと思っていた。
優しい妻がいて、2人の子供がいて、これ以上のない幸せな はずなのに何故こんな事を考えてしまうのだろう。
突然、癌になったから?
はたまた、もう癌が末期で延命措置しか受けれないから?
もう何のせいにすれば良いのかすら分からずにいた。
「父さん、大丈夫だ!きっと治るよ!」
そんな、励ましももう死ぬと分かっているのに何も嬉しくない
早く死にたい そう思ってしまうほど心が壊れていた。
ピー!ピー!ピー!
病室に鳴り響く
あぁもう死ぬんだな
みんななんか言ってくれよ寂しいじゃないか
どんどん何も考えれなくなっていく。
暗い、暗い、、、
最後ぐらい妻に言いたかった
、、、「愛してる」と。
ハッと、目が覚めた。頬には涙が溢れ落ちていた。
俺は転生したんだ。
そう、ここはトキアラ帝国。
俺は、そこのしがない平民。
たが少し違うと言えば母子家庭なとかぐらいだ。
「どうしたの?」
扉を開けて母アイリスが言ってきた。
「何でもないよ」素っ気なく返す。
「ご飯できてるからね!」母はそう言うとリビングに戻った
まさか、自分が異世界に来るだなんて思いもしなかった。
確かに異世界系の小説は好きだった。
でも、まさか転生するだなんて思いもしないだろ普通。
この世界ではダンジョンがあり、そのダンジョンを制覇すれば一つ願いが叶うと言われており、皆そんな幻想を追いかけている。
俺も、この身体イースになってからはそんなダンジョン制覇を夢見ている。でも、まだ俺は7歳。この世界の成人は14歳。
まだまだ、俺にはダンジョンは早い。
なので、いつもは友人のグリズリーとその妹のユイと一緒に剣の訓練や体力作りに励んでいる。
いつも、街を見て思う。
やっぱり来たんだな異世界に
まず分かったことは、この世界にはレベルが存在し、なかなかそのレベルは上がらない鬼畜仕様。
ステータスは、自分が得意とする武器や身体を鍛えたりすると、それに見合った伸びていく。そしてステータスは簡単には見られない教会に行き銀貨2枚必要だからだ。
それは、平民には厳しいこと。
この世界では銀貨1枚あれば平民は一ヶ月暮らしていける。
ちなみに銅貨100枚で銀貨1枚だ。
「おーい。なにぼさっとしてるんだよ!行くぞ!」
考え事をしながら朝食を食べているとグリズリーが妹と一緒やってきた。
「分かった。今行く!」
早々と朝食を食べ、支度をして家を出た。
「今日は何をするんだ?」
「今日は、この坂道を走ろう!」そう言って着いたのは、
この街一番長い坂道そして一番曲射が凄い坂。
「まじかよ〜、イースってマジでストイックだよな〜」
「そんな事ないって、余裕だろう?こんな坂道なんて」
そんな会話をしながら準備運動をしている。
俺は前世の知識で2人に準備運動を教えていた。
「よし、グリズリー頂上まで競争だ!」
「負けね〜ぞ!」
「よーい、、、ドン」勢いよく走りだした。
「待ってよ〜2人とも〜」ユイがそう言いながらあとをついて来ている。
そうここから始まるのだ、俺が幸せを掴むまでの道のりが
そして、次こそは後悔しないようにするんだ!
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