序章:聖夜に異世界へ
初投稿で緊張しています。
きっと文章構成も稚拙で表現力も良くないと思います。
なので、暇で時間のある方は、読んでみてください。
気が付いた時には、そこにいた。
白い部屋。大勢の人。
まず、それらが目に飛込んでくる。
ここが何処で、何故この場所にいるかがわからない? どうやらそれは周りの
人達も皆が皆、現状を理解できていないといった感じだ。
それは、この少年も同じだった。
少年の名前は御堂 悠。17歳の高校二年生。端正な顔立ちをし
ていて、女の子にモテそうではあるが、線が細く、どこか頼りない感じを受ける
。服装もTシャツに長ズボンとくつろいだ格好で、左手首に銀の腕輪と腰の部分にウエストポーチが着いているのが特徴かなというぐらいの普通の高校生に見える。
そんな悠は現在、静かに困惑中。
自分はさっきまで自室でネットをしていた。それで差出人不明のメールが届い
て、そのメールがアンケートだったから答えて、返信。気付いたら、ここ。
?????。
よく分からない。
このままだと、思考がループしそうなので「どうしてここに?」ではなく、「ここは何処?」と考えることを変えようとするが部屋全体が白いということ以外
、ここから得られる情報は無さそうだ。
仕方なく辺りを観察する。
ざっと、人数を数えてみたところ八十人ぐらいだろうか。
悠と同じ年頃の人や年配、年下と、流石に幼児や老人はいないが共通点がある
ようには見えない。
服装も悠の様な部屋着の人もいれば、コートやジャケットを着ていて明らかに
外出してましたって感じの人も結構、見える。
実は服に関して、悠は少し疑問を感じていた。
今日は聖夜、つまり季節は冬。しかし、悠は半袖のTシャツでこ
の場にいるが寒くない。それだけなら、この部屋が暖かいのだろうと考えるが、
見ればコートやジャケットの明らかに防寒対策をしている人も、暑そうではない
。
その不思議な光景から悠はやはりこの白い部屋が普通でないことを再認識して
いた。
服装を確認していて、皆、青い宝石の様な物が一つ着いた紐を首に掛けている
事に気付いた。よく見れば、自分の首にも掛っている。
「何だ、これ?」
『それ』を手に取り、覗いてみる。何で『それ』を自分が持っているか、以外
に不思議な点は特に見られない。
何も分からなそうなので、『それ』から手を離そうとした、その時。
「ようこそ!」
『それ』は喋った。
周りを見渡してみると、どうやら悠のだけでなく、他の人のも同じようだ。
そして『それ』は、考え込んでいた悠を嘲笑うかの如く、アッサリと。
「皆さん。ようこそ、『異世界』へ!」
悠の疑問に答えた。
御堂悠、17歳の聖夜。
サンタからの贈り物は『異世界』に御招待という何ともサプライズな物だった
。