魔力
早急に解決しなければならない問題も解決したし、昼飯を食べるか。
「チモ、腹は減ってるか?」
「そういえば...まだ何も食べてないから減ってるます」
今まで緊張していたせいか、気がつかなかったようだ。チモが寝ている間にブロック状にカットしておいた肉がある。味付けの調味料は無いが、腹を満たすのにはいいだろう。そういえば皿とか食器も無いな。これも後で作るか。
それよりもまずは肉だ。木の串で刺して、魔法でつけた火に当たるように地面に刺す。後は火が全体に当たるようにクルクルと回すだけだ。
「それって何の肉ですか?」
チモが肉を焼いている隣に来る。ってか近くね?なんかいい匂いするし。
「う、ウサギの肉だ。そういえばエルフだが食えるか?」
確かエルフは肉食わないんだっけ。野菜とかばっか食ってんのかな。
「エルフだってお肉食べれますよ。野菜だけじゃ美味しくないし、病気になるじゃないですか」
笑いながら言う。なんかイメージと全然違うな。
「そういえば魔法使えるんですね」
さっきつけた火を見ながら言う。
「魔法ぐらい魔力さえあれば誰でも使えるだろ?最初魔力を掴むのに時間はかかるが」
「そんなわけ無いじゃないですか!そうだったら誰も苦労しませんよ。里にある魔法だって、昔の魔法が得意だったハイエルフが命と引き換えに」
そんなに凄いものだったのか?確かに自分の魔力が底を尽きるとその人の生命力が代わりに消費される。だがあの希少なハイエルフが命を落とす程だとは...
この世界の人は魔力が少ないのかな。それとも俺の魔力が多すぎるのか?
「ちなみにこの小屋は俺の魔力で作ったんだよ」
「魔力めっちゃありますね!」
本当のことを言ったら驚かれてしまった。この世界で俺の魔力は多いらしい。




