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エルフの少年5
「そういえば自己紹介がまだだったな。俺は隆登だ」
「リュウトさんですね。僕はチモといいます」
「チモっていうのか。それでこっちの狼たちはテイムした魔物で、クロとシロだ。毛が白い方がシロで、黒い方がクロな」
「「ワウッ!」」
「シロさんにクロさんですか。助けていただいてありがとうございました」
つくずくいい人だな。でもさっきから気になっていたんだが、
「チモって男だよな?」
「そうですよ?」
中性的な顔立ちや声に、いろ白で背も小さかったから一瞬女の子かと思ってしまった。
「僕のこと女の子だと思ってたんですか?」
ジト目で言われる。
「すまん。てっきりエルフの女の子かと思っていた」
「里でも良く間違えられるんですよね。まあこの外見のおかげで助かったのならこの見た目も捨てたもんじゃ無いかもな」
っと言って、意味深げな笑みを浮かべるのであった。




