プロローグ2
一体何をしようとしてるんだ?
「魔王討伐ご苦労だったな、勇者殿。貴様はもう、用ずみだ」
え?今何て?
「ど、どういうことですか!?」
「言ったであろう?勇者は魔王を討伐するための道具に過ぎん。そして貴殿はその魔王を討伐した。つまりもうお前は要らない。魔術師たちよ!さっさとこの者を転移させろ!」
「「「「「は!」」」」」
そう言うだけ行って行ってしまった。俺が今までしてきたのは何だったんだ?少ない路金を渡され、スキルや技術を自分で習得した。分厚い猫を被った女を振りほどき、ひたすら魔物を倒し、魔族を殺し、時には同族をも殺したあの毎日は何だったんだ?どんどん自分の下にある大きな魔法陣が輝いていく。そうか。俺は良いように使われていただけだったんだな。もう何でもいいや。この転移は俺の祖国、日本へと繋がっているのだろうか。そうだったら今度はゆっくりと暮らしたいな...。モフモフが欲しいな。農業は俺には向いていないだろうしな。
「転移!!」
誰かがそう叫んだのが聞こえる。ああ、俺は転移したらこんなことは絶対にしないからな!!皆が羨むようなモフモフに囲まれた生活を送ってやる!
「絶対に俺はなってやる!!」
最後に叫び転移すると、俺が転移する寸前に思い浮かべた場所とはほど遠い、森のど真ん中だった。
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魔王になった主人公が色々なことに巻き込まれながら神に頼まれたことをしていく感じです。




