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プロローグ

「この度は魔王を討伐してくださりありがとうございます。王がお呼びですので至急城の方まで来てください」


 使いの者が言ってくる。ああ、魔王を倒せたんだな。実感がまだないな。なんせ20年以上かかったんだからな。そんな風に思っている場合じゃ無いな。さっさと城に行かなくては。王国にいるときは良く使っていた宿の部屋を軽く片付けアイテムボックスの中に入れて受付で代金を払う。


「まいど。とうとう魔王を倒してくれたんだねぇ。ありがとねぇ」


 受付のおばちゃんが言ってくる。もう話は広まっているのか。そんな風に考えながら宿を出てこの街の中心にあるバカデカイ城に向かう。威厳を保つためーっとか言ってたけどこんなん作ったり維持したりすんのにいくらかかってんだよ。こんなん作ってるぐらいなら支援金増やせ!しっかしあの王とか王女とか苦手なんだよな。目付きとかがいやーな感じがする。


「あ、あの、勇者様ですよね」


 おっともう城まで来てしまっていた。


「ああ、そうだ。使いの者に聞いている」


「分かりました。お通りください」


 門番の槍がどけられ俺は中に入る。正面の扉の前に来ると扉が開き、中から執事の人が現れ、


「久しぶりです、勇者様。この度は魔王の討伐おめでとうございます。王がお待ちです。ささ、こちらへどうぞ」


 人当たりのいい笑みを顔に張り付かせながら先導してくれる。正直気味が悪い。着いていくと金ビカでバカデカい扉が出てきた。ここから先は王との対談だ。


「くれぐれも王に失礼が無いように」


 笑みを張り付かせた執事が注意をしてくる。


「ああ、分かってるよ」


 そういい扉を開ける。そこそこの重量のはずなのにほとんど重さを感じない。ステータスが高いせいか。中に入り王が座る椅子と王妃が座る椅子が正面に見える。チラリと左右を見てみると左側には王子や脂ぎった大臣とかがいる。しかし右側を見てみると何やら準備をしている。何しているんだろう。おっとこの辺かな?膝を片方付け、頭を下げる。そして、


「勇者隆登、ただいま魔王を倒し、帰還して参りました!」


 そう頭を垂れながら言う。すると王が、


「ご苦労だった。では王宮魔術師たちよ!出番じゃ!」


 一体何をしだすんだろう。頭を上げて良いと言われていないから上げることは出来ない。ただ右側からこちらへ走る音や魔法を唱える声は聞くことが出来る。一体何をしようとしてるんだ?

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