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ういうい、あらやりますね~なの、だ。

 ういうい、円なの、だ。


 レンレンが示した6人のターゲット。


 その5つはアンノウンだった。


 唯一情報があった靴狩り。


 私達はそれを追っていたのだが・・・・・・。


「こりゃまた凄い事になってる、のだ」


「仲間割れかな?」


 後日、両足首のない惨殺死体が見つかったのだ。


 腹は一度裂かれた後、土が詰め込まれ、綺麗に縫い合わせてあった。


「やったのはよほどの異常者、か。なんにせよ・・・・・・」


「手がかりが途絶えたね」


 一人一人辿って行くつもりだった。


 だが、これで振り出しなの、だ。


「さて、どうするか・・・・・・」


 途方に暮れかけていた時。


 一つの着信が入った。


「ん、誰なの、だ」


 表示は非通知。


「ういうい、円なの、だ」


 それでも応じる。


 声を聞いて相手を知る。


「ん、その声、キラキラか」   


 相手は殺人鬼連合、それを統べる者。



芽が息吹く。


 そのまま成長はしないだろう。


 しかし、それがメッセージになる。



       ◇


 ある街の一角。


 お洒落な佇まいの美容室があった。


「今日はどのようにしましょうか?」


「そうですね、イメージを変えたいから思い切って・・・・・・」


 それを聞いた女の美容師は表情を豹変させた。


 客には角度的には見えない。


 自分からは提案しない。


 長い髪を手に取ると。


 衝動が抑えきれない。


 まずは優しくシャンプーから始める。


 それが終わると。


 また泡立て始め、丁寧に洗い流す。


 それが終わると。


 また、女はシャンプーに手を伸ばす。


 綺麗に、綺麗に、穢れない艶やかなままに。


 さすがにおかしいと思った客が声をかけるも。


 女の手は止まらない。


 狂ったように髪を洗い続ける。


「あ、あの?」


「・・・・・・・・・・・・」


「え、えっと・・・・・・?」


「・・・・・・・・・・・・」


「ちょ、ちょっといつもこんなにしてる・・・・・・あ、がっ」


「・・・・・・・・・・・・」 


クシの柄が客の喉に突き刺さる。


「あ、がぁが、あ、あ、あ・・・・・・」


 痙攣しはじめた客を他所に。


「・・・・・・・・・・・・」


 無言で、一心不乱に髪を洗い続ける。


 途中、店中のシャンプーがきれた。


 だけど、手は止まらない。


 液体という液体で髪をかき混ぜる。


 何度目かの絶頂を迎え。


 自分の手が血まみれなのに気付く。


 これは自分の手から出たものか。


 それとも剥がれ落ちた相手の頭皮からか。


 はたまた、洗う液体としていつの間にか補充し使用したものだったのか。


 髪が指に絡みつく。


 好きな黒、されど赤、やっぱり黒。


「綺麗な髪、漆黒の黒、絡みついて離さない」



  ◇


数日前


「完全にオフモード。だから、釣れたのか、まぁ結果オーライ」


 こんにちは、種です。


 元葵シスターズが一人。


 チョッキン、チョッキン、相手を切り裂く。


 生きたまま、腹を割き。


 中身は繋いだまま外に出す。


「君は靴狩り。円ちゃんが追ってた者」


 円ちゃんの動きは私とリンクしている。


 事後情報だったけど、まさか意図せず先手を取れるとは。


 殺人鬼相手に殺人鬼では囮にはならない。


 惹かれ合う場合はあるけど、それはお互い求めていた時。


 大抵は、気付く。同じ匂いだと。


 だけど、一人だけそれが可能な殺人鬼がいた。


 それはまさしく葵姉様。


 自分すら偽れる嘘つき中の嘘つきだから。


 他はどうしても気付かれる。


「そうなると、手がかりがない状態で相手を探すのは難しいね」


 今回の私のように完全になにも意識してないオフ状態じゃないと。


 円ちゃんなら途中で集中力が途切れて計らずともそれができるかもだけど、横にいる白頭巾がそうはならない。


「少し引っかかる部分もあるけど・・・・・・それを踏まえて影ながらサポートしようかな」


 靴狩りはすぐに吐いた。

 仲間の情報を一人だけ。


 後は一切出てこない。


 これだけやって言わないならそれを信じましょう。


「ブラッドヘアーねー」


 呟いて自慢の髪をさっと指で撫でた。


 中から綺麗なピンクがそれにより晒される。


「この髪は気にいってもらえるかな?」

 交互にやることにしました。

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