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なんか、色々分岐するみたい(読者参加型お遊び回)

 途中で選択する所があるので、その数字に進んでくださいませ。

僕(私)の名前は〇〇。


 ある日、テレビを見ていて、ふと思い立った。


 そうだ、ソロキャンをしよう、と。


 そうと決まれば、道具を揃えなければ。


 ネットで色々検索してみた。


 うん、種類も多いし、なにより高い。


 季節は冬。

 こんな時期に、素人がソロでキャンプなど最初から無理だったのだ。


 よし、バンガローに泊まろう!

 それなら、一式レンタルできるスノーボートでいいよね。


 というわけで、僕(私)は早々にソロキャンは諦め雪山でのボードに切り替えた。


山小屋を予約していざ、雪山へっ!


 

 〇〇は知らなかった。


 最近頻繁に起こっていた事件を。

 現場は全て雪山のロッジ内。


 被害者はそこのオーナー、宿泊客。毎回生存者は無し。

 ロッジの中は、血まみれで、惨殺死体がそこらに転がっていた。


 類似点が多いことから、これらは同一犯の可能性が高い。


 雪山のロッジに出現する殺人鬼。


 通称、ペンションキラー。


 今も誰かを待ち受けている。




 私(僕、俺、あたい)はそんなこんなでボードをしに一人で山小屋に来たのです。


 日中は一頻りスノーボードを堪能していたのだけれど、なにやら天候が怪しくなってきた。

 雪がちらつき、風も強くなってきた。

 なので、僕(私、俺)は早々にペンションへ行くことに。


 このロッジは、コースとは少し離れた高い場所にあった。

 着く頃にはどんどん吹雪が増し、少し先も見えないほど。


「や、やっとついた・・・・・・」


 もう少し判断が遅かったらやばかったかもしれない。


 私(僕、俺、あたい)が中へ入ると、オーナーと思しき渋いおじ様が出迎えてくれた。


「おーおー。よくぞおいで下さいました、天候が悪化しはじめたので心配してたんですよ。これで今日の予約客は全員揃いましたね、一安心です」


 あ、僕(私、俺)が最後か。


 いきなり広いスペース。中央には長い木製のテーブル。

 暖炉の火が煌々と、冷え切った身体を温めてくれた。


 周囲を見渡す。


 自分の他にも宿泊客が集まっていた。


 それらは全員で取る夕食時に紹介されたのだが。


 今宵、このペンションにいる人物達とは。


 まずは、私(僕、俺、あたい)こと〇〇。


 女子大生三人組。根元、根岸、根常院。


 恰幅のいい、どこかの会社社長。金本。

その奥さん、ブルーアイズのシャリ―。外人だね。


 雑誌のライター、物柿さん。

 

へらへらしてる若い男の二人組。難葉と中村。


 そして、オーナーの杉村さん。

 バイトのそばかすおさげが可愛い、水木さん。

 

 ここまで自分を混ぜて11人。


 残りは・・・・・・。



 ※ここで、1から4までの数字で一つ選んでください。


 選んだら、その数字の場所へと飛んでくださいませ。



   



 









 ※1を選んだ場合。        

 

残りの宿泊客は。


 国家特級拷問士リョナ子。予想生存確率66%。



 残りは・・・・・・。

 癖毛の白髪、眼鏡をかけている女。


「僕は、リョナ子といいます。本来、一人でこんな所にくる性格ではないのですが、なにかに導かれるようにここに来ました。よろしくお願いします」


ボードをするわけでもなく、ただここに泊まりにきただと?

 本当、なにしに来たんだ、この人。

 それとは別に、なんとなく得体が知れない雰囲気がする。気のせいか。

 

 自己紹介も一通り終えると、皆一堂にワイワイ食事を楽しんだ。


 そして夜は更けていく。


 久しぶりに身体を動かして私(僕、俺)は今、かなりの眠気が。

 明日も滑る予定なので今日は早めに寝ようか。


 ベッドに入る前に、窓から外を眺める。

 相変わらず雪は降り荒れ、止む気配はない。明日の朝は大丈夫だろうか。



 夜中に目が覚めた。

 いや、起こされたが正解か。


 ガラスの割れる大きな音。

 そして、立て続けに女の高い声、悲鳴。


 私(僕、俺)はそれにより飛び起きた。


 何事かと、部屋を出て外を覗き込む。

 

 階段を上った二階部分が客室になっている。


 そこの一室に人が集まっていた。


「どうしました?」


 私(僕、俺)は駆け寄り声をかける。


「ああ、ああ、ああああ」


 そこにはすでにほぼ全員がいて、皆一様に顔が青ざめていた。

 誰も返事をくれない。

 なので、私(僕、俺)は皆の視線が集まる部屋の中へと顔を覗かせ・・・・・・。


「っ!?」


 明かりはついていた。中はとても冷たく、それもそのはず、中の窓が割れて外気が流れ込んでいたから。

 それよりも言葉を失ったのは。


「・・・・・・たしか、ライターの人」


 名は物柿とかいったか。

 

私(僕、俺)がたしかと言ったのにも理由がある。

 ほぼ全員がここにいるのだから消去方で中の人物は物柿さんで確定なのだが。


「あ、ああ」


 ベッドは血だらけ、源流は顔か、身体か、とにかく全身真っ赤。

 顔に関しては判別できないほど切り刻まれている。


 皆、どうしていいか、まだなにが起きているのか理解できてない。

 ただ口を開けて、見入ってるだけ。


 そんな中、一人だけは表情を変えずに、部屋の中へと。


「・・・・・・鋭利な刃物で切られてるね。まず、喉を切り、その後、全身へ移行してるね。直接の死因は失血死か」


 なんだ、この人。たしかリョナ子さんだったっけ。

 彼女は顔色一つ変えずに死体をまじまじと観察しはじめた。


「最初にこれを見つけたのは?」


 リョナ子さんが他の者に問いかける。


「・・・・・・わ、私です。ガ、ガラスの割れる音が聞こえたので様子を見に来たら・・・・・・」


 バイトの水木さんが小さく手を上げた。


「その時、このドアの鍵は?」


「あ、開いてました」


「ふむ、ではオーナー、警察に連絡は?」


「あ、いや、携帯はつながらず、電話線も切れて繋がらないんです・・・・・・」


 それを聞いた私(僕、俺)から血が引いていく。。


「この猛吹雪、今、外に出るのは自殺行為です。あぁ、どうしたら・・・・・・」


 今、私(僕、俺)達、このロッジに完全に閉じ込められた。


「こ、こんな事をした犯人がまだ中にいるかもしれないのにっ!」


 誰かが叫んだ。そう、私(僕、俺)もそれが怖くて仕方が無い。


「が、外部の人間が入ってきたのでしょうか・・・・・・」


 女子大生の一人が独り言のように呟く。


 しかし。


「どうだろ、割れたガラス片は外に向かってるから、これは中から割られてる。それにこの状況で外から入ってくるとは考えにくい。なんかしらの痕跡はできるだろう。となると、元々最初からこのロッジに隠れていたか、もしくは・・・・・・」


 リョナ子さんの言わんとしてること、この場の全員が考えていただろう。

 ただ、それを言うのが恐ろしかったのだ。


「この中に、犯人がいる、かだね」


 そんな皆の思いを知ってか知らずか彼女ははっきりそう言った。


「僕はね、実は特殊な職業をしていてある程度こういう事をするような人物がわかる。どうだろう、ここは僕を信じて、その人物を吹雪が収まるまで拘束してみんなで見張るというのは」 


 ここで唐突に彼女は変なことを言い出した。


 彼女は物柿さんを惨殺した犯人がなんとなく分かるという。


 しかし、それは証拠もなにもない、ただの勘だ。


 勿論、そんな話に賛同する者などいるわけもなく。


「そ、そんな、証拠もないのに、お客さまに対してそんな事できるわけが・・・・・・」

「そ、そうですよ、もしそれが間違っていて殺人犯が別にいたらどうするんですか。私は逆に皆様をお守りする立場ですし」

「そ、そうだ、そんな適当な理由で誰かを縛るなんて」

「にわかには信じられないけど、みんながそれでいいなら・・・・・・、でもどっちにしろ一塊になってたほうがいいと思う。外部犯の仕業って線もまだ拭えないし・・・・・・」 

「私も別にそれでいいけど、でも鍵をかけて籠もった方が・・・・・・あ、でも、オーナーなら合い鍵もあるよね・・・・・・なら」

「捕まえるなら捕まえろ、だけど俺は部屋に行く、中村がそんな事するわけねーし、なら二人でいたほうが安心だ」


 皆、自分の意見を出した。


 じゃあ、私(僕、俺)はどうしよう。


 ここは。


 一、提案とは別にリョナ子さんを信じて、一緒にいてもらう。

 二、この状況じゃ誰も信じられない、一人で部屋に籠もる。



 リョナ子を信じて、一を選んだ方。

「私(僕、俺)は、この人をちょっと信じてみます」


 当初、この人には何か不思議な雰囲気を感じていた。

 私(僕、俺)には、ここに顔見知りはいない。それは彼女も同じだろう。


「・・・・・・そうか、なら僕と一緒に行動しよう。さっきの受け答えで僕は確信を得たよ。だから僕の勘は正しいと思う。もし犯人が僕の思うとおりなら一人でいたら確実に殺される」


 彼女の言動一つ一つがなんだか心強い。

 それは、たしかな自信を持って言ってるからだ。


 だから、私(僕、俺)もこうなりゃ最後までこの船に乗ろうと思った。


 

私(僕、俺)の部屋にリョナ子さんを招いて、二人で警戒する。


「あ、あの、リョナ子さんはあの中で誰が犯人だと思ったんですか?」


 私(僕、俺)の質問にリョナ子さんは顔を近づけ耳元で囁いてくれた。


「え、あの人ですか?」


「うん、ほぼ間違いないね。通常時の表情は普通だけど、目がおかしい、それは犯行の後、さらに極まった。それにさっき僕の提案、あれは元々通るとは思ってなかったんだよ、その後どう答えるかを聞きたかった」


「なにか、分かったんです・・・・・・か・・・・・・」


 あ、あれ、急に眠気が。

 たしかに今は夜中だけど、あれだけの事が起こった後は興奮してそれどころじゃ・・・・・・。


「ああ、もしかして眠いかな? 実は僕もさっきからそうなんだ。でも、ここで二人とも寝たら間違いなく殺される」


 リョナ子さんはフォークを手にした。


「さっき食堂から拝借してきた。護身用にと思ったけど、違う使い方が出来そうだね」


 リョナ子さんはそれを振り上げ、私(僕、俺)の脇腹に突き刺した。


「あぎゃああああああ」


 な、なにを、え、まさか、この人が、は、犯人。


「さぁ、今度は僕をこれで刺してくれ。自分では無意識に手加減しちゃう、お腹辺りで頼むよ」


 あぁ、そうか、痛みで眠気を飛ばす気なのか。


「わ、わかりました、い、いきますよっ!」


 とてつもなく痛い。でっもお陰で眠気はどこかに行った。


「僕はさっき、犯人と思われる者にさりげなく挑発しておいた。だから、最初に来るのは多分、ここだ。それまでの辛抱だよ」



 こうして、私(僕、俺)は痛みに耐えながら寝たふりをしつつ犯人を待つ。


 それから何分後だろう、心臓の高鳴りは鳴り響き。


 かけていたはずの鍵が開き、扉がゆっくり開く。


 手にはフォークをしっかり握りしめ。


 犯人が近づいた、その時。


 私(僕、俺)は飛び出した。


 とにかく我武者羅に。


 フォークを相手の身体に刺す。


 リョナ子さんも同様に相手を怯ませた。


 私(僕、俺)は完全に油断していた犯人をねじ伏せ、用意していた布団を切り破って作った紐で拘束する。


「ああがあ、は、離せぇええええええええええええええええええええ、殺す、殺す、殺す、殺すぅぅぅっっっっっっっっっっっ!」


 犯人の叫びに、私(僕、俺)の手が一瞬止まった。

 いやゆるビビったってやつだ。


 犯人の激しい抵抗。私(僕、俺)はわずかに力を抜いてしまったが、リョナ子さんは全く動じず紐を縛っていた。

 もし、今のでどっちも圧させていたら、その隙をつかれて反撃を受けていただろう。


 リョナ子さん、やはりただ者ではない。



 なんとか犯人を捕らえることができた。


 あの時、リョナ子さんを信じていて良かった。

 もし一人で部屋に籠もっていたら、眠気に堪えられず、そのまま切り刻まれていた事だろう。 

 なにはともあれ、その後、朝を迎え。


 外は昨晩の吹雪は嘘のように晴れていた。  


私(僕、俺)はなんとか生存できたのだった。


 

 生存エンド。これに辿り着いた貴方は、今月いいことが起こります。



リョナ子を信じず二を選んだ方。


 その後、私(僕、俺)は一人、怯えながら部屋に籠もった。


部屋の中で、武器になるような物を探す。だが、ボールペンくらいしか見当たらない。

 こんな事ならさっき皆が集まってる時に調達するんだった。今、一人で部屋の外に出る勇気はない。


 ペンを握りながらベッドに腰掛け、扉をじっと見つめる。

 さぁ、来るなら来い、返り討ちにしてでも撃退してやる。


 気を張り詰めていた私(僕、俺)だったが、握っていたペンがスルリと手から零れ落ちた。

 

 え、なんだ、力が・・・・・・。

 

 入らない。


瞼が閉じようとする、必死に開こうとするが、その力には抗えない。


 ついにはベットに倒れ込む。


 あ、あ、今、寝てしまったら、あ、あ。


 

 次に意識を取り戻したのは。


 私(僕、俺)の身体に馬乗りになり。


 ナイフを掲げている人物が見えた時。


 すでに、ナイフは数回振り下ろされていて。


 私(僕、俺)の身体が赤く染まっていく。



 デッドエンド。ここに辿り着いた貴方は、今月インフルにかかります。



 




 









 



※2を選んだ場合。        

 

残りの宿泊客は。


 国家特級拷問士ドク枝。予想生存確率4%。


 残りは・・・・・・。


なんか毒マスク被った変な女。


「コフォー、コフォー、コフォー、コフォー」


 皆で集まっての夕食時、各々自己紹介をしていたのだけど。

 この人は、マスクしてるから何言ってるか分からなかった。


そして夜は更けていく。


久しぶりに身体を動かして私(僕、俺)は今、かなりの眠気が。

 明日も滑る予定なので今日は早めに寝ようか。


 ベッドに入る前に、窓から外を眺める。

 相変わらず雪は降り荒れ、止む気配はない。明日の朝は大丈夫だろうか。



 夜中に目が覚めた。

 いや、起こされたが正解か。


 ガラスの割れる大きな音。

 そして、立て続けに女の高い声、悲鳴。


 私(僕、俺)はそれにより飛び起きた。


 何事かと、部屋を出て外を覗き込む。

 

 階段を上った二階部分が客室になっている。


 そこの一室に人が集まっていた。


「どうしました?」


 私(僕、俺)は駆け寄り声をかける。


「ああ、ああ、ああああ」


 そこにはすでにほぼ全員がいて、皆一様に顔が青ざめていた。

 誰も返事をくれない。

 なので、私(僕、俺)は皆の視線が集まる部屋の中へと顔を覗かせ・・・・・・。


「っ!?」


 明かりはついていた。中はとても冷たく、それもそのはず、中の窓が割れて外気が流れ込んでいたから。

 それよりも言葉を失ったのは。


「これは・・・・・・ガスマスクの人っ!?」


 一発で分かった。なんせガスマスクをしたまんまだったから。

 ベッドは血だらけで、身体中切り刻まれている。


「ガスマスクの人ですっ!」


 私(僕、俺)は思わずそう叫んだ。


「ガスマスクの人っ!? たしか、ボードは今回が初めてなくせに、道具だけは超一流メーカーの最高級品を買いそろえ、いざ滑ろうとしたら転びまくって全然前に進まないと早々に見切りをつけて一番最初にこのロッジに来た人ですっ!」


 なるほど、つねに形から入る人だったか。


「どうしましょう、窓が割れてるから外部の人間が入ってきたのかも・・・・・・」


「な、なら、一人部屋の人もいるし、部屋は危険かもしれません」


「そうだな、みんなで暖炉の前で固まったほうがいいかもしれん」


 お約束のように、携帯はつながらないし、電話線は何者かに切られていたとのこと。

 つまり、今、私(僕、俺)達は完全に遮断された空間に取り残されたのだ。


こうして、私(僕、俺)はオーナー達、そして宿泊客の全員で一塊で暖炉の前に集まった。


 暖炉の暖かさが妙に気持ちがいい。


 それはみんな同じなのか、この状態でも、一人、また一人と目を瞑り。


 ついには、私(僕、俺)も・・・・・・。


 薄れゆく意識の中で。


 最後に聞こえた。


「・・・・・・手間が省けた。今回はラッキー。まさかみんな纏まってくれるなんて、さ~て、まずは誰から・・・・・・」


 脳が危険だと知らせたが、もうこの時にはどうしようも無かった。


「切り刻もうかぁあああああああああ」


 デッドエンド。これに辿り着いた貴方は今月誰かに怒られます。






 









 ※3を選んだ場合。        

 

残りの宿泊客は。


深緑深層のマーダーマーダー、蓮華。予想生存率100%


 残りは・・・・・・。


「私は蓮華と申します。今回はたまたま仕事でここに来ました。皆様、僅かな間ですが、仲良くしてやってください」


 エメラルドグリーンの長い髪。目は大きく、物腰も柔らか。


彼女は仕事と言ったが、こんな雪山でなにを。

 

 なんだか不思議な感じの人だ。

 

 自己紹介も一通り終えると、皆一堂にワイワイ食事を楽しんだ。


 そして夜は更けていく。


 久しぶりに身体を動かして私(僕、俺)は今、かなりの眠気が。

 明日も滑る予定なので今日は早めに寝ようか。


 ベッドに入る前に、窓から外を眺める。

 相変わらず雪は降り荒れ、止む気配はない。明日の朝は大丈夫だろうか。


そして。


「う~んっ!」


 カーテンから眩しい朝の光が差し込める。


 なんだか、少し頭が痛い。


 着替えて朝食を取るため部屋を出ると、なにやらロビーが騒がしかった。


「ん~?」


 あれ、あの人は。

 

 エメラルドの髪をなびかせて、入り口に立っていたのは蓮華さんて人か。

 その隣には。


「くそぁああああああああああああああああ、お前さえ、お前さえいなければぁあああああああああああ、まさか、ここにあの深緑深層が混ざってたとはぁああああああああ」


 背中に回された手と足に手錠をはめられているある人物の姿が。


 え、え、一体なにが起こっているのか。


「ふふ、私がここに来た時点で、なにもかも分かってたんですよ。貴方がペンションキラーって事も、ここにいるって事も」


 なになに、ペンションキラーって?

 

 よく分からないけど、なにか事件でもあったのか。


 後々、なにが起こっていたのか知ることになったのだけど。


 正直、ぞっとした。もし、あの人がいなかったら私(僕、俺)はこの世にいなかったかもしれない。たまたまあの人と一緒だったのが幸運だったのか。


 何はともあれ、良かった良かった。


 生存エンド。これに辿り着いた貴方は、今月の恋愛運、金運、健康運、全体運に強化バフがかかります。


















※4を選んだ場合。        

 

残りの宿泊客は。


 シスト、タシイ、カリバ家族。予想生存率50%


 残りは・・・・・・。


「こんにちは、シストと申します。今回は家族水入らずでウインタースポーツを楽しみに来ました、よろしくお願いします」


「こんにちは、タシイです。概ねオネニー様と同じです!」


「ご機嫌よう~、私はこの子達の母親よぉ。みんな私共々仲良くしてあげてねぇ~」


 家族ずれか。とても仲が良さそう。

 しかし、この兄妹。めちゃくちゃ美形で眩しいくらいだよ。

 母親の方も、上品だし大らかで包容力がある感じ。それは子供達を見てもよくわかる、育ちの良さが出てるね、さぞご両親がしっかりしているのだろう。


自己紹介も一通り終えると、皆一堂にワイワイ食事を楽しんだ。


 そして夜は更けていく。


 久しぶりに身体を動かして私(僕、俺)は今、かなりの眠気が。

 明日も滑る予定なので今日は早めに寝ようか。


 ベッドに入る前に、窓から外を眺める。

 相変わらず雪は降り荒れ、止む気配はない。明日の朝は大丈夫だろうか。



 夜中に目が覚めた。

 いや、起こされたが正解か。


 ガラスの割れる大きな音。

 そして、立て続けに女の高い声、悲鳴。


 私(僕、俺)はそれにより飛び起きた。


 何事かと、部屋を出て外を覗き込む。

 

 階段を上った二階部分が客室になっている。


 そこの一室に人が集まっていた。


「どうしました?」


 私(僕、俺)は駆け寄り声をかける。


「ああ、ああ、ああああ」


 そこにはすでにほぼ全員がいて、皆一様に顔が青ざめていた。

 誰も返事をくれない。

 なので、私(僕、俺)は皆の視線が集まる部屋の中へと顔を覗かせ・・・・・・。


「っ!?」


 明かりはついていた。中はとても冷たく、それもそのはず、中の窓が割れて外気が流れ込んでいたから。

 それよりも言葉を失ったのは。


「・・・・・・たしか、ライターの人」


 名は物柿とかいったか。

 

私(僕、俺)がたしかと言ったのにも理由がある。

 ほぼ全員がここにいるのだから消去方で中の人物は物柿さんで確定なのだが。


「あ、ああ」


 ベッドは血だらけ、源流は顔か、身体か、とにかく全身真っ赤。

 顔に関しては判別できないほど切り刻まれている。


 皆、どうしていいか、まだなにが起きているのか理解できてない。

 ただ口を開けて、見入ってるだけ。


 いや、この中にいて、まったく表情を変えないのが三人。


「え~、参ったなぁ」


「あらぁ~、これはこれはぁ~」

「へ~いいじゃん、いいじゃん」


 あの三人家族。

 母親と娘の方は、むしろ笑ってるような。


「ガラスの破片は中に入ってない。てことはここから入ったわけではないね」

「てことはあれねぇ~。これをやった人は、この中にいるのねぇ~」

「そうだね、ママ、私、なんとなく分かったかも~」


 ぶ、不気味だ。なんだこの人達。

 人が一人殺されたんだよ。それなのに怯える所か、ウキウキしてる。


「さて、タシイ、もう一眠りしましょう~」

「そうだね、ママ、私は起きてたけどそろそろ眠いかな」


 二人は確か同じ部屋だったか。

 ていうかこの状況で二度寝するその精神。


「さて、僕も戻りますね。ここにいてもやれることはなさそうですし・・・・・・」


 シストくんだっけ。この子も何事もなかったように部屋に戻ろうとしてる。


「いやいや、待て待て、人が一人殺されたんだろ、なんなんだ、あんたら」

「そ、そうよ、明らかにおかしいわっ、あ、あんた達がやったんじゃないのっ!?」


 私(僕、俺)が思っていた事を他の人が言ってくれた。


「いえいえ、そんな事はありませんよ。なんのメリットもありませんしね。僕達が冷静なのはただ慣れているだけです。血の臭いも、肉片も、飛び出す臓器もね」


 そういいこの少年? はにっこり笑った。


 皆、なにかもっというつもりだったんだろうけど、この笑顔の後で誰も口を開かない。微笑みだけどみんなを黙られた。


 この家族は自室に戻ったが。


 他の者と相談して、私(僕、俺)達はロビーの暖炉で一塊になる事になった。

 元から誰か潜んでいたって可能性もあったし、なによりあの家族が一番あやしいと皆思っていたから。


 暖炉の火がゆらゆらと。

 身体を温めている。


 あれほどの光景を見たというのに、眠気は突然やってきた。


 閉じかける目で周りを見る。他の者も同様に、一人、また一人と頭が傾いていった。


 ついには私(僕、俺)の瞼も完全に閉じ、た。


 

 パチっ。


 薪の音が、意識を少しだけ呼び起こした。


 僅かに目を開ける。


 ぼやける視界が。


 ほぼ赤く。


「・・・・・・・・・っ!?」


 少し離れて隣にいた人の腹が。


 引き裂かれている。

 

 臓器が零れ出て、腸がうねうねと外へ。


 ゆっくり視線をかける。


 すると、ある者が、他の者の前にしゃがみ込んで。


 身体を切り刻んでいた。


「・・・・・・ああああ」


 意識が完全に戻った。


 立ち上がろうとするが、力がうまく入らない。


「ん~? あら~、起きちゃったかー、ま、いいっか」


 人の身体をナイフで刻んでいた人物が、こちらに気付いた。

 その細めた目が、私(僕、俺)をしっかり見つめる。


 う、動け、動け、動け、お願い、お願いします、動いて、 私(僕、俺)の身体。


 我武者羅に立ち上がった。


 フラフラと逃げるようにその場から離れる。


「あれ~、どこ行くの~、待ってよ~、リラララララ」


 後ろは振り返らない、そんな余裕はない。

 でも、確実に追いかけてくる。


 まるで私(僕、俺)の歩幅に合わせるよう、ゆっくり。


「ほらほら、捕まえちゃうよ~。ほら、逃げろ、逃げろ、リラララララ~」


 必死に階段を上る。

 今、助けを求めるなら、無事でいる可能性が高い、あの家族。


 こいつは、まず暖炉の前に纏まった 私(僕、俺)達から殺し始めたはず。


 なら、今、叩くべきドアは。


 客室が並ぶ二階へ。


 足を引きずるように、家族の部屋に。


 さぁ、どちらのドアをノックするべきか。


 母親と娘の部屋か。

 それともあの美少年の部屋か。


 ここは。


 一、母親と娘の部屋にする。

 二、美少年の部屋にする。



 一を選んだ場合。


 私(僕、俺)は母親と娘の部屋の前に行き、力いっぱいドアを叩いた。


 お願い、出て。お願い。


 返事はない、だかど、ドアノブに手をつけた。

 すると、鍵がかかってなかったのか戸は簡単に開き。


「あ、あああ、た、助け、助けてくだっ」


 飛び込むように中へと。


「た、助けてく・・・・・・だぎゃああああああああああ」


 何か起こったか、顔面に激痛が走る。

歯が飛び、鼻がひしゃげ、中から大量の血が吹き出た。


 堪らず床へ倒れる私(僕、俺)。


 そんな姿を見下ろすように。


「あら~、この子じゃないわよねぇ~」

「そうだね、ママ、てっきり私はあいつかと思ったんだけど」


 少女の手にはバールが。なんでそんなものを持っているのか。

 あれで、私(僕、俺)の顔を砕いたんだ。


「まぁ、いいわ~。さっきの食事、口に合わなかったのよねぇ~。食材はいっぱいありそうだし、今から母さんがお夜食作ってあがる~」

「やったー。やっぱりママの手料理が一番だよね。でも、その前に・・・・・・」


 少女はバールを振り上げた。それは天高く、その行く先は勿論。


「あ、あ、た、助け・・・・・・」


 無慈悲にもバールは振り下ろされる。


 その後、追いかけてきた犯人はどうなったのか。

 もう私(僕、俺)は知るよしもない。


 デッドエンド。これに辿り着いた方は、今月寒さで凍えます。

 


二を選んだ場合。


 私(僕、俺)は美少年の部屋の前に行き、力いっぱいドアを叩いた。


 お願い、出て。お願い。


「はい、ちょっと待ってください」


 あぁ、声は届いた。


 ドアが開く。

 中にはあの美少年が。


「た、助けて・・・・・・あ、あいつが、来、る」


 倒れるように、少年の胸に飛び込む。


「あぁ、あの人、また始めちゃいましたか」


 少年の胸の中はとても心地よい。後、いい匂いがする。


「もう大丈夫ですよ」


 その一言。全てを受け止めてくるような安心感。


シストくんは、私(僕、俺)を部屋の奥へと。


そしてあいつがやってきた。


「おやおやおや~、なんで寝てないの~、お前らはなんか気にくわないから、最後にしようと思ってたのにーー」


 あ、あ、き、来た。下でみんなの腹を割いてたあいつが。


「貴方が、あのペンションキラーでしたか。改めましてご挨拶したほうがいいですかね?」


「あぁ~? なんだ、お前、まさか、あれか、そうか、なるほど、同族か~?」


 私(僕、俺)は恐怖でどうにかなっちゃいそうだったけど、この少年は全く動じてない。

 普段通りのやり取りをしていた。


「同族? いえいえ、僕は至って普通の一般人ですよ。同族っていうなら・・・・・・」


 シストくんの首が僅かに動いた。

 ペンションキラーがここで大きく後ろに振り返る。


「あらぁ~、うちの息子になにか用かしら~?」

「おいおい、オネニー様に夜這いたぁ、いい度胸してんなぁ、ああぁああああ?」


 え、え、誰。

 いや、見た目はさっきの母娘なんだけど。

 その顔がまるで別人。

 妹に至っては口調もさることながら目つきが尋常じゃない。


「お前がペンションキラーなら20は殺ってんな~? けどそれで同族ってのは甘いわ」

「そうねぇ~、せめて3桁はいってもらわないと、私達と同じとは言えないわぁ~」


 なに言ってんの、この人達。


 怯える私(僕、俺)にシストくんが顔を向けた。


「ね、言ったでしょ、もう安心ですよって。大丈夫、元々格が違うんですよ」


 優しい微笑み。

 その直後。


「おらぁああああああああああああああああああああああああああ、三下ぁ、顔潰してやるよぉぉぉ」

「あらあら駄目よタシイ、目はそのまま使うんだから」


 一気に狂気が押し寄せて私はここで気を失った。


 

 朝、目を覚ます。


 ペンションの中にはもう誰もいなかった。


 そう、死体でさえも綺麗になくなり。

 

 私(僕、俺)だけがそこに取り残されていた。


 あの家族も、殺された宿泊客の死体も、そしてペンションキラーも誰もかも。


 私(僕、俺)は夢でも見ていたのだろうか。


 それなら悪夢から覚めて本当に良かったと思う。


 生存エンド。これに辿り着いた方は、今月ソシャゲのガチャでいいの出ます。
















※1~4以外を選んだ変わり者の人の場合。        

 

残りの宿泊客は。


 葵、円の最凶殺人鬼コンビ。予想生存率0%


 残りは・・・・・・。


「葵だよぉ。今日は妹の円ちゃんと一緒に来ました。みんなよろしくねぇ~」

「うくく、円だ、今日はあれだ、ボードをやった、いきなり普通に滑れたの、だ」


 金髪眼帯、なんだかお人形のよう。この雪山に似合わないゴスロリ。

 サイドテールで歯がギザギザ。こちらも赤と黒のストライプドレス。


 え、姉妹なの、めちゃくちゃ似てないんだけど。


自己紹介も一通り終えると、皆一堂にワイワイ食事を楽しんだ。


 そして夜は更けていく。


 久しぶりに身体を動かして私(僕、俺)は今、かなりの眠気が。

 明日も滑る予定なので今日は早めに寝ようか。


 ベッドに入る前に、窓から外を眺める。

 相変わらず雪は降り荒れ、止む気配はない。明日の朝は大丈夫だろうか。



 夜中に目が覚めた。

 いや、起こされたが正解か。


 ガラスの割れる大きな音。

 そして、立て続けに女の高い声、悲鳴。


 私(僕、俺)はそれにより飛び起きた。


 何事かと、部屋を出て外を覗き込む。

 

 階段を上った二階部分が客室になっている。


 そこの一室に人が集まっていた。


「どうしました?」


 私(僕、俺)は駆け寄り声をかける。


「ああ、ああ、ああああ」


 そこにはすでにほぼ全員がいて、皆一様に顔が青ざめていた。

 誰も返事をくれない。

 なので、私(僕、俺)は皆の視線が集まる部屋の中へと顔を覗かせ・・・・・・。


「っ!?」


 明かりはついていた。中はとても冷たく、それもそのはず、中の窓が割れて外気が流れ込んでいたから。

 それよりも言葉を失ったのは。


「・・・・・・たしか、ライターの人」


 名は物柿とかいったか。

 

私(僕、俺)がたしかと言ったのにも理由がある。

 ほぼ全員がここにいるのだから消去方で中の人物は物柿さんで確定なのだが。


「あ、ああ」


 ベッドは血だらけ、源流は顔か、身体か、とにかく全身真っ赤。

 顔に関しては判別できないほど切り刻まれている。


 皆、どうしていいか、まだなにが起きているのか理解できてない。

 ただ口を開けて、見入ってるだけ。


 いや、この中にいて、まったく表情を変えないのが二人。


「うふふ、これはいいね」

「うくく、顔がグチャグチャだ、臓器も引き出して、なかなか、やる、のだ」


 変えないどころじゃない、えらい笑っとるでこいつら。


「ふむ、これをやったのはこの中の誰かだねぇ」

「お、姉御、そうなのか? なら、誰だ、あいつか、こいつか?」


 金髪の方はニコニコしながらそんな事をいう。

 

「う~ん、多分・・・・・・なんだけど・・・・・・」

「あ、姉御、あれだ、私、知ってるぞ、こんな時、どうするかっ!」


 金髪の子の視線が誰かを見た。

 しかし、その瞬間。


 私(僕、俺)の隣にいた人が見開いた目で自分の胸を凝視していた。


 そこには、ナイフが深々と差し込まれていて。


「え、あれ、なんで、え、私の胸に、あれ、なんで、ナイフが・・・・・・」


 ナイフの先、それを握っていたのは。

 サイドテールの円とかいう少女。


「まず、一人、なのだ」


 手首を捻る、ナイフは胸の中で肉を巻き込む回転。

 女子大生の一人の口から血が吐き出された。


「あらあら、駄目だよぉ、円ちゃん。でも、まぁいいかぁ」


 微笑みを崩さず金髪も手にナイフを。

 立ち位置を変えないまま、隣にいた男の喉に突き刺した。


「は? ちょ、ちょっ、えええ」


 困惑という言葉を通り過ぎる。


「あぁ、あれだよぉ。なんで円ちゃんがいきなり刺したかみんな疑問に思ってるんだね。それはね、私が犯人はこの中にいるって言ったから、だから、円ちゃんは思ったんだよ」


「うくく、そう、だ、この中にいるなら全員殺せば、早い、のだっ!」


 女子大生の身体が縦一直線にナイフが走る。

 頭の先から下腹部まで一本の赤い線が引かれた。


「ぎゃぁああああああああああああああ」


 別の声、それはオーナーのもの。金髪のナイフは片目に柄の部分まで深く差し込まれていた。


「円ちゃん、折角だからもう少し遊ぼうか。一人は裸にして外に出してみよう」


「お、じゃあ、私はあれだ、外に出来てた大きなつららの下に置いて、上から落としてみる、のだっ!」


 もう誰が犯人かどうでもいい。今、ここにいるこいつらがやばい。


 私(僕、俺)は我に返る。

 とっさに逃げようと背中を向けた。


 のだが。


「うふふ、駄目だよぉ」

「お前、あれだ、逃げたから、ペ、ペイントボールだっ!」


「円ちゃん、それを言うならペナルティーだよぉ」

「お、さすが、姉御、ありえない間違いでも分かったのだっ!」


 とにかくあれです。


 私(僕、俺)達はみんな殺されました。


 女子大生の三人組は腹を割かれ、それぞれ頭部を押し込まれ。

 オーナーの身体はご自慢のオーブンで焼かれ。

 バイトの子は、身体中に穴を開けられ、大きなお風呂場に投げ込まれ、お湯は真っ赤に。

 軽そうな男子二人組は、あれを切り取られ、それを投げ犬のように取ってこいと命令され。

 金本さんは雪だるまにされ、頭は奥さんのものを。

 

 そして私(僕、俺)は。


 生きた状態で、頭から暖炉に突っこまれました。

 髪は一瞬で燃え、顔が溶けていくように。


「良かった、ここにペンションキラーなんていなかったんだよぉ」

「そうだ、最初のあいつは、自分で自分の身体を切り刻んだエキセントリック自殺、だ」


 うふふ、うくく、とただ聞こえてくる。


 うふふ、うくく、と。


 ただ、二人はそれはもう仲よさそうに笑っていた。


 超デッドエンド。これに辿り着いた奇特な方は、今月運命の出会いを果たすでしょう。

 本当は6番目まで想定してたんですが、途中で力尽きました。

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