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なんか今年は静かみたい(本編とは無関係)

 とりあえず書いたって感じなので今年は超適当です。

 こんにちは、リョナ子です。


 あれ、なんか僕、今年は捕まってないぞ。


 まだ今日は終わってないから油断はできないけど。


 ただ、何故か例年のような胸のざわつきが少ない。


 この静けさが逆に不気味であった。



       ◇


 とても大きな古い洋館、ここはシスト、タシイの祖母の邸宅。


 この本家にて現当主のトーラが娘のカリバを呼び出していた。


「お、お母様、お呼びでしょうか」


 普段凶暴凶悪最低最悪暴走殺人鬼であるカリバも母親の前では預けられた猫のようであった。


「うむ、それなんだが、今年はここに招待しようと思う」


「はぁ? そう仰いますと?」


「この本邸で行われるクリスマスパーリィに招待しようと思うっ、リョナ子ちゃんをっ」


「おおおお、なるほどっ! それはいい考えでございますっ!」


 ちなみに本来この本邸に入れるのは一族の者だけであり、単独で入れる例外は現在三人だけ。


 その一人がリョナ子なのであった。


「そうと決まったら招待状を送っておきな、今すぐだよっ」


「はい、分かりましたわ、お母様っ」



         ◇


数時間後。


 ここは殺人鬼連合のアジトの一つ。


 廃墟の建物の中には数人の人影。


「てわけよ、分かったかしらぁ?」


「なるほど、ばっちりよ、それは良い考えだねっ」


 カリバと向かい合うは、娘のタシイ。


「お母様は招待状を用意して渡せといったけど、またどこで邪魔が入るか分からない、だから今年は直接伝えようと思うの」


「さすがママ、私もそれがいいと思う」




         ◇


 その数分後。


 カリバは準備があるといって早々と帰っていった。


「おい、紅子、今の聞いてたな。私が直接リョナ子さんを誘いたいところだが、本邸でやるってことで私も色々用意しなくちゃいけなくなった。なのでお前が伝えろ」


 タシイが伝言役に選んだのは同殺人鬼連合のメンバーでもある紅 紅子であった。


「え、私っすか? いや、でも、私、そのリョナ子さんの事はよく知らないので・・・・・・」


「何言ってんだ、お前の知り合いに適任者がいるだろ、そいつに伝えてもらえや」


「適任者? あぁ、白雪ちゃんすね」


 そう、タシイは実は自覚があったのだ、自分達は警戒させてるのではないかと。なので、白雪こと白頭巾からと考えた。


「分かりました、でも、なんて言えばいいっすか?」


「あぁ、そうだな・・・・・・」




      ◇ 


 その数十分後。


「てわけで白雪ちゃんに連絡してもらいたいんすよ」


「え、私がリョナ子お姉ちゃんに? まぁいいけど・・・・・・」


 タシイの考えは正しいといえた。


 基本的に他人に心を開かない白雪、決して笑顔など見せない白雪。


 だがリョナ子だけは別。白雪が心から信頼している数少ない相手といえる。


 なのでリョナ子関連の頼み事は無下にはできない。


「で、なんて言えばいいの?」


「えっと、確か、本日、本邸にてスペシャルなパーティーを・・・・・・有り余るほどの料理やプレゼントで」



       ◇


 その数十分後。


「てわけで、お姉ちゃんに伝えて欲しいんだけど」


「ういうい、分かったの、だ」


 白雪が連絡したところ仕事中なのか電話が通じない。


 なので白雪は執行所に出入りできる円に頼んだのであった。


「で、ちゃんリョナさんにはなんて伝えればいいの、だ?」


「えっと、本日は有り余る、スペシャルでフォーマルな・・・・・・クリスマス・・・・・・」



      ◇


 その数十分後。


「いや、あかんの、だ。流石の私もちゃんリョナさんの仕事場まで入るにはめちゃくちゃ申請がいるの、だ。てわけでお願いするの、だ」


「えぇ、私がですかぁ、まぁいいですけど」


 現在国家のために従事しているとはいえ円は元レベルブレイカー、おいそれと最重要機密である執行所へ立ち入れるはずもない。


 なので、ほぼ全ての国家機関に顔パスで入れる蓮華に白羽の矢は立った。


「とても面倒ですがなんて伝えればいいんですか?」


「えっと、本日はクリスマスでもあり、フォーリアはスペシャルで・・・・・・」




 こんにちは、リョナ子です。


 なんか、部屋に直属後輩のましろちゃんが来ました。


「メリークリスマスです、リョナ子さん」


「お~、ましろちゃん、メリークリスマス。どうしたの、珍しいね」


 年の瀬のこの忙しい時期は個室を持つ僕達が顔を合わせる事は少ない。


「えっと、柘榴から伝言です。なんでも殺菜さんから頼まれたって」


「あ、そうなんだ、なんだろう?」


「じゃあ伝えますね。本日より二日後の有馬記念の予想なんですがエフフォーリアがやはり固いらしいです、ちなみにこの馬はスペシャルウィークの血統ですね。あとは外せないのがクロノジャネシス。3連単、3連複ならこの二頭をベースにステラヴェローチェかタイトルホルダーを入れればいいんじゃないかな、個人的にはディープポンド、アカイイトも捨てがたいとの事です」


「??? なんの話?」


「なんでしょう、私はただそう伝えてって言われたので」


「そもそも個人的には、の個人て誰なの?」


「さぁ? 誰なんでしょう、あ、それと、pS、いつもの所に部屋を取ってるから今年も来てねぇって付け足されてました」


「う~ん、それはなんとなく誰かは分かったけど」


        ◇


 2日後。


「ああああ、当たったっ! 的中だよっ!」


やはりエフフォーリアは間違いなかった。


 そして2着がステラヴェローチェ、三番手がクロノジャネシスだった。


「お遊びとして拷問士の仲間がお金を出し合った結果かなりの額になった、全額つぎ込んだかいはあったよ。このお金は事件や事故なんかで孤児になってしまった子達に全額寄付しようと思う」


 なら最初から集めたお金を寄付しろっとなるとは思うけど、増えたからよし。


 もう二日前だけど、マリークリスマスっ。

 書いた事が直近で起きたりするので、もしかしたら当たるかも!?

 

 手堅くいくなら作中通りで少し外すならアカイイトをいれてもいいかも。あ、自己責任でお願いします(笑

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― 新着の感想 ―
[一言] 今年は本邸、しかもトーラさん直々の御誘い。これは葵ちゃんの連勝も止まってしまうかな、と思っていました……… 伝言ゲームになった時点でイヤな予感はしましたが、一体何処からクリスマスパーティーが…
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