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始まりの落ちこぼれ

ギルド、それは誰もが夢見目指すものだ


10年前に起きた6大陸間の戦争から大陸同士の繋がりは消えてしまった、その代わりとなり導入されたギルド制度は6大陸間を結ぶ唯一の繋がりとなっている…それゆえにそこに漬け込もうとしている者は少なくない、その対策のためにさらに導入されたギルドスクール制度、新たにギルドに入れるもの、作れるものを20歳に満たない者にのみ限定することでギルド内でのスパイという可能性を少なくしたのだ。


そしてそんな僕、カノン•スメラギもギルドを目指すギルドスクール2年だ、ギルドに入るために日々勉強中だ。



「どうしたんだカノン?」

「…えっ?あれ?僕どうしてた?」

「どうしてたって寝ぼけてんのか?

何かボーッと上の空みたいだったけど大丈夫か?」

「う、うん大丈夫だよ!

何かとても大事なことをしてたようなきがするんだ」

「ボーッとしてたのにか?」

「……多分」

「ふーん、まぁいいや!それより今日の試験は大丈夫なのか?」

「それを僕に聞くか?」

「まぁ危なそうなのカノンぐらいだし」

「うっ…」

目の前の男、リュウ•ファングはこの学校に入学してからの友達だ身長は僕より高く(そもそも僕の身長が低いのは内緒だ)、周りとは異質な赤い髪なのはファング家の血筋のせいらしい。

何故リュウに試験に関して心配されたのか、その理由は簡単に言うと僕がこの学校一の落ちこぼれだからだ。学年ランキングでも僕のランクは下から数えたほうが早いくらいだ、それにも一応事情があるんだがそれは別にいいだろう…


「で、実際のとこどうなんだ?」

「え…と、そ、そういうリュウこそどうなんだよ!」

「…それお前からして地雷だぞ?」

う、痛いところをつかれた、そう、リュウはこの見た目にして学年ランキングでも上位に入るほどのエリートだった、

「今のは忘れて…」

「まぁ実際カノンには何も心配することはないと思うんだけどな」

先程からのへらへらした顔ではなく少し睨みながら話すリュウ、

「な、何のことだよ、僕にそんな余裕があると思うか?」

取り敢えず気づかないフリをして話を続ける。

「…まぁいっか、なら試験前に教えてやろうか?」

「うん!お願いするよ!」

…何とか誤魔化せたかな?

リュウはたまに人の心を見透かしたような目で話してくるからドキドキするんだよな…


僕はいつも通りリュウに勉強を教えてもらっていたのだが急に背中に何かが飛びついてきた、

「ヤッホ〜♪カノン!リュウ!相変わらずやってるねー」

「ちょ、オトネ!急に抱きつくのはやめてよ!」

「あれ?カノン照れてるのー?♪

相変わらず子供だねー」

「オトネの方が子供だよ!

いいから早く離れてよ!勉強ができない!」

「はいはい、わかりましたよー」

と言いながら渋々というのが伝わってくるぐらいの顔で僕から離れた少女はオトネ•ハウリア、リュウと同じで入学当初からの付き合いだ、他にもあと一人いるんだけどまだ来てないみたいだ。

「オトネ、お前は試験大丈夫なのか?」

リュウがさっき僕に言ったことと同じことをオトネに言った

「試験なんて実技でなんとかするよ!

ていうか実技任せだよ♪」

「だろうなw」

リュウが言いながら笑っている、ていうか僕を見ながら笑うのはやめろ!どうせ僕は実技も苦手だよ!…そう苦手なんだ

「そういえばオトネ、今日はユノと一緒に来なかったんだ?」

「あー、一応起こしたんだけどもう少し掛かるとおもうよ?でも寮からここは近いし大丈夫でしょ♪」

「それもそうだね。」

「おはよ…」

「「わぁぁっ!」」

僕とオトネは突然の声に驚き声をあげた、突然の声の主はユノ•フィリア、僕たちのグループの最後の1人だ。少し落ち着いた表情をしている普通の少女だ

「お、ユノも来たか!」

「…おはよリュウ」

「おぅ!おはよう!」

リュウめ、絶対気づいてたな…

いつか絶対仕返ししてやる!

「さて、全員揃ったし試験に向けて作戦会議やりますか!」


何気ない、けど幸せな毎日、これを守るためなら僕は何でもする…

ファンタジー要素がまだ低いですw

これからファンタジっていきます!

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