表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/22

19


「ソフィア!

あぁかわいい僕のソフィア!

やっぱり君の戦闘は見たくて、仕事ほっぽり出してきちゃったよ。」



頭に響く。


部屋に入った瞬間テンションの高い声。

部屋の上部、ガラス越しに、勢いよく手を振っている。

薄紫の髪を一つに束ね、横に垂らした男。


白衣着てるから職員だろうが…



「ソフィア!ご褒美あげるからがんばってね!

ご褒美は何がいいかなぁ?りんご?それとも、おいしい干し草?新しいクッションとか?

ふふふ、全部いいなぁ。


よし、決めた!今回は頑張ったから全部にしよう!だから早く終わらせて戻っておいで?」



なんだこいつ。

うるせぇ。


ソフィアは、何だ?…新しいキメラか?

リリベルの前に足を出し、周りを警戒する。


その時。


「…ご、主人様。」


後ろから、そう聞こえた。

振り向くと、リリベルが目を見開いて微かに震えている。




「リリベル…?」


思わず、そう声を掛けた。



瞬間、上から殺気。

───だが、俺にじゃない。


背後。

リリベルに向けられたものだ。



「…ソフィア。

なぜ、ソレがお前をリリベルと呼んでいる?答えろ。」


「そ、れは…」



「お前が、そう名乗ったのか?」


「…もうし、わけ…ございません」



「お前は、何だ?」


「…私は…ご主人様の、うさぎです。」




「……ねぇ、ソフィア。

君をくっつけた時、思い出したって言ってくれたのは嘘だったのかい?

僕は、君がソフィアだったって思い出してくれた時…とても、うれしかったのに…。

君は、違ったの…?」


突然、声色が優しくなる。

リリベルがパッと顔を上げ、凍る。



「──リリベル・ネリネ。

お前のせいで、不愉快だ。早くソレを処理しろ。」



「……ぁ…。かしこまりました…ご主人様。」


「終わり次第、処置室に来い。

はぁ、慣れさせてからと思っていたが。

やめだ。危険だが、ソフィアじゃないなら意味が無い。」



リリベルが、俯いてしゃがむ。




…は?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ