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上を向かせ、鼻をつまむ。
それで、口から息を吹き込む。
リリベルの胸が少し上がった。
もう一回。
「起きろ、リリベル!」
髪を伝い、頬に水が落ちる。
もう一回。
酸素が足りねぇ。
目の前が白くなってきやがった。
リリベルの顔は、青く白い。
…もう一回。
…クソッ、っんで起きねぇんだよ。
早く、目ぇ開けろよ。
もう、一回。
「………。」
耳鳴りがひでぇ…
頭が、カチ割れそうだ。
…どうすりゃいい。
どうしたら…!
クソ…んなこと、わかんねぇよ…
もういっ──
「…かふっ…」
リリベルが、水を吐き出した。
「…り、りべる?」




