第32話 闇
エマ あれ？みんな、どこにいったの！？
オケアノス「凄まじい闇。今のクロノスは完全に支配されている！」
エマ みんな呑み込まれちゃったの？クロノスを返して！
オーディン「・・・」
オケアノス「話が通じる相手じゃないわ。」
氷狼姫グレイシア 誰だお前は？
オーディン「・・・」
氷狼姫グレイシア 話す事もできぬか、まあよかろう。エスフォーバレルはもらってゆくぞ
-グレイシアがエスフォーバレルに手をかけようとした時-
オーディン「触れるな」
-オーディンから暗黒の覇気が天まで突き抜ける-
オーディン「心の臓を穿て、天ノムラ雲」
-闇の波動を帯びたエスフォーバレルがグレイシアの胸に突き刺さる-
グレイシア 真神化が解かれた..だと？ぐはっ。
エマ えっ、一撃で...？
オケアノス「...逃げなきゃ。」
エマ ん？なに？
オケアノス「逃げますよエマ！このままでは全て破壊されるわ！」
エマ でも、クロノスやみんなが！
オケアノス「今は自分の事だけ考えて！彼らならきっと大丈夫。それより闇神の暴走からまずは離れなさい」
エマ でも！
オケアノス「エマ！」
エマ は...はい。
オケアノス「外に出ますよ。」
エマ う、うん。
グレイシア 貴様なにものだっ
オーディン「我が名はオーディン。全てを破壊する者。」
グレイシア はぁはぁ、許さんぞ。こい！氷狼姫！
-なにもおこらない-
グレイシア くそ、何故だ！一体どこから現れた！？あいつは、クソガキはどこへいったぁ！？
オーディン「喚くな。天ノムラ雲」
グレイシア ぐふっ。
エマ これ以上攻撃したら、彼女死んじゃうよ！！
オケアノス「くっ、みてられませんね。」
グレイシア 氷狼姫、氷狼姫ぃ！
オーディン「...天ノムラ雲」
グレイシア かはっ。
エマ くっ、神化っ！
オケアノス「どうなってもしりませんよ？」
エマ神化 うん、でも助けなきゃ。審判の水牢！
-オーディンに展開される-
オーディン「？」
エマ神化 ちょっとあんた！早く逃げて！
グレイシア ・・・。
オケアノス「反応が無い。もう逃げる気力もないのね。」
エマ神化 く、今から助けに行くから待ってなさい！
-その時、オーディンが水牢を破壊する-
エマ神化 壊された！？
オーディン「小細工は通用せぬ。」
エマ神化 クロノスを返しなさい！
オーディン「返すだと？小童が求めた力、闇に賭け闇に呑まれた。ただそれだけの事よ」
-オーディンから闇の波動が溢れ出す-
エマ神化 あれ、身体が震えて動かない？
オケアノス「さすがの私もお手上げですね。」
オーディン「楽に逝け、究極秘技グーング・・・」
-究極秘技を繰り出そうとした時、オーディンの胸にクラウソラスが突き刺さる-
オーディン「神殺しの剣？」
クロノス 返せっ！
オーディン「主導権を握られたか、やはり神器に宿した闇だけでは足りぬか、しかし神殺しを持っていたとは不覚。」
クロノス 俺から出ていけ！
オーディン「いずれ消える、されど我は神器に宿された微力の闇から具現化された存在。仮初にすぎぬ。いづれ汝は再び我の力を求めるであろう。」
-オーディンがクラウソラスによって浄化されていく-
クロノス お前の力なんて...いらねーよ。
闇を祓うは残るのは虚無...。
