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第22話 化身

クロノス ガウェインの事?


ラーズ うん、奴の力についてだよ。


シロマ あんた、そんな事教えてもいいの?仲間だったんじゃないの?


ラーズ いいんだ、最初から僕の事なんか捨て駒だったみたいだしね。


シロマ ...そう。


ラーズ ガウェインは、他者に能力を分け与える力があるんだ。つまり僕の能力はガウェインの力によるものさ。


アレス 「なるほど、だからラーズ殿はトールの力を持っていたのだな」


トール「でもよ、なんだってあいつが俺たちの力を持ってんだよ?しかも俺が2人だと?アレスもだ!おかしくねぇか?」


クロノス 確かに、なんでだ??


トール「話変わるがよぉクロノス、おめぇはなんで俺たちの力を使えるんだ?ラグナじゃあねぇだろ?」


アレス「クロノス殿の中に入った時に、なにか感じなかったか?」


トール「なにか?...そういやなにか光を感じた。」


アレス「そうだ、クロノス殿の中にはもう1人神がいる」


トール「おい、なんだってんだ?一体誰なんだ?」


アレス「創造神レア。なぜクロノス殿の中にいるのかはまだわからぬ。」


トール「おいおいとんでもねーなこのやろう...」


クロノス おれの中に...だけど、アレスやトールみたいに話せないのはなんでだ?


アレス「それはおそらく、まだクロノス殿自身がその力量に達していないからであろう。創造神とはまさに神の中の神でありそう容易に交信は出来ぬ、レア自身からの言葉を受けるのが精一杯なのだろう。」


クロノス そっか、力不足ってやつか...でもまぁ、おれにはアレスやトールがいるから安心さ!


トール「はっはっは、アレス!こいつ中々いいやつじゃねーか」


アレス「全くだな!」


ラーズ 話は済んだかい?そろそろ本題に入るよ、奴は...ガウェインは恐らく神々を滅ぼそうとしている!いや、きっと自身が神になるつもりなんだ。


クロノス はぁ!?なんで神になるんだよ?なにが目的なんだ?


ラーズ ...ラグナロク


アレス 「!?」


トール 「ラグナロク...」


ペルセポネ「...引き起こすつもりね。」


クロノス な、なんだよそのラグナロクって


アレス「ラグナロク...別名は神々の黄昏。いわば戦争だ。太古の昔、それはそれは大きな戦で多くの死者が出た」


シロマ 聞いたことがあるわ、両軍ともあるものを欲しがっていてそれがきっかけで引き起こされたとか...


アレス「さよう」


クロノス アレスはなにか知っているのか?


ペルセポネ「知ってるも何も、私たちはその戦争にいたのよ?」


クロノス え!そうなの!?


ペルセポネ「あなたの相棒のアレス。その時についた名が炎帝アレスなのよ?」


トール「戦神だとか、鬼神とも言われていたな!わっはっは」


アレス「やめぬかトール!」


トール「いいじゃねーか本当の事なんだからよぉ!」


クロノス そうだったんだな、アレスって、すげーやつなんだ!


アレス「こ、こほん。大した事はないですぞ...」


トール「照れてやがる。」


シロマ それで、なぜラグナロクを引き起こすの?神になりたいなんてそんな事出来るわけないのにね


ラーズ うん、人間が神になるなんて本来は到底無理さ。でもね、ある方法を使えばそれは現実になる


クロノス その方法って?


ラーズ 神器だよ。「神殺しの剣クラウソラス」「聖護杖アスクレピオス」「魔黒槍エスフォーバレル」そして...


アレス「...究極大剣アポカリプス」


ラーズ そう、この4つの武具が揃った時に神にも勝る力を手にする事が出来るらしいです。


シロマ ガウェインより先に手に入れなきゃラグナロクが起こってしまう!?なんとしても先に見つけなきゃ!クラウソラスは今クロノス君が持ってるわよね。アスクレピオスは天空へ消え去ったと聞いているけど、あとはどこにあるのかしら...


ラーズ それなら先にエスフォーバレルを探しに行ってください、あてはあります。


クロノス わかった!どこにあるか教えてくれ!


ラーズ 危険な場所ですが、覚悟はいいですか!


トール「どうってこたぁねーさ!さあ教えてくれ」


ラーズ 雷吹荒の塔です。


トール「ら、らぶら...塔。」



どうしたトール!?

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