第20話 阿武祖
シロマ そんな、クロノス君っ！
クロノス ...
ペルセポネ 「息してない。ちょっと、嘘でしょう？」
アレス 「くっ...なんてことを」
ラーズ はぁはぁはぁ、やっと死んでくれたね...これで僕もガウェイン様に..はぁはぁ、認めてもらえる！だがまだ、目障り共が残ってるねぇ。ライアス！殺せっ！
ライアス ...
シロマ やめてライアスっ！
ライアス アルク！
シロマ っ！
アルクが放たれたと思われたその時
ラーズ き、きさまぁ何故僕に攻撃を！
ライアス みんな、大丈夫か？俺のせいで、すまなかった！本当にすまなかった！
シロマ ライアス！もう操られていないの？
ライアス ああ！奴の能力が弱まったからだ、この状況を見ると無理に最大級の技でも使ったんだろう。
ラーズ 僕の話を無視するなんて、いつから偉くなったんだライアスっ！
ライアス こっちのセリフだ、おまえの部下になった覚えはない。
ラーズ 生意気な口をききやがってぇ...！ゴッドアルク！
しかし不発に終わる
ラーズ 何故だ？何故、力が出ない？
ライアス 今のお前には微塵も力を感じないよ。
ラーズ クソクソくそっ！アルク！...アルク！
ライアス 何度やっても無駄だよ、偽物の力を使いすぎたからだ。
ラーズ なぜそれを！？
ライアス 恐らく、その力は神の力なんかじゃなく模範して作られた力、つまり人為的に作られた力なんだろう？
ラーズ くっ！
ライアス 人間が神の力を使おうなんて、無理な話だったんだよ。
ラーズ お前に、お前如きに俺のなにがわかる！！幼い頃から優秀だったお前に僕の何がわかるってんだぁあ！？ぐはっ
ラーズから口から血が流れ始める
ライアス 無理しすぎだよラーズ。
ラーズ くそっ、クソクソ。
ドクン、ドクン。
ライアス ！？
シロマ はっ！クロノスの心臓が！
ペルセポネ 「まだ息があるのね！」
ライアス ちょっとどいてくれるか？
ライアスの手から雷のオーラが流れ始める
ライアス クロノス、帰ってこい...頼む。帰ってきてくれ！
クロノス ...
ライアス はぁはぁ。
シロマ ライアスもしかして...
ライアス ああ。いいよな、トール？
トール 「...お前が望むなら。もちろんだ、ライアス」
ライアス へへ、楽しかったぜ！トール！
トール 「...ああ、そうだな！」
シロマ ライアスっ！
ライアス すまない、クロノスが目覚めたらこう言っといてくれるか？世界を頼む！それと、俺もお前と冒険してみたかったって...！
シロマ ライアス、そんな..
ライアス 大丈夫だよシロマ、ユーリが目覚めた実績があるんだいつか俺だって目覚めるかもしれないさ！
シロマ ...。
ラーズ ライアス！貴様なにをしたっ！
ライアス おいラーズ、もう悩まなくていいぜ。もうじきおれの意識はこの世からいなくなる、だからもうお前は''大嫌いな俺''と比べなくていいんだ。
ラーズ な、なにを勝手な事を...！
ライアス あのな、俺はお前の部下になった事はないが。お前の事嫌いじゃなかったぞ？寧ろ友達だと今でも思っているよ
ラーズ ！？
ライアス だから、最後くらい嘘でも友達でいてくれないか？
ラーズ ぼ、僕はお前を殺そうとしたんだぞ？村だって焼いた。なのになのに...
ライアス 村は何度だってやり直せるさ、今までもそうしてきた。だからもう自分を責めるな。破壊の衝動にかられるな！
ラーズ う、うっ...
ライアス 泣くなよ。俺の事、忘れるなよ
ライアスは深い深い眠りについた。
シロマ ライアス、ありがとう。
ペルセポネ 「すごい覚悟だったわね、彼。」
シロマ ええ、私達も強くならなきゃね。
その時、ガウェインがけたたましい音と共に現れた
ラーズ ガウェイン様。すみません殺し損ねました。
ガウェイン 心配ない最初からお前では殺せないとわかっていた。私が奴を本当に殺してほしいとでも思ったか？
ラーズ はっ！？ で、では何故そのような命令を？
ガウェイン 貴様に言う事などなにもない、お前などただの捨て駒だ
ラーズ ....っ。
ガウェイン 最初から期待などしていないのだよ、貴様のような雑魚には。
ラーズ で、では私がライアスを超えたあかつきにはあなたの側近になり、国を任せると言うお約束は！？
ガウェイン ...なんの話だ？
ラーズ で、では焼き払った村を神器アスクレピオスで戻すという約束も...!
ガウェイン 失せろ、貴様は用済みだ。死ね
ラーズ ...！
ガウェインの一振りがラーズを襲ったその時
クロノス トールっ！神化！
トール 「あいよクロノス！」
クロノス神化雷 よぉガウェイン久しぶりだな？その面拝みたかったぜ？
クロノス復活！雷皇トール神化！
