第18話 神器
アレス 「やはりアスクレピオスか。」
クロノス なんだ?そのアスクオ何ちゃらって?
アレス 「アスクレピオスは神器の一つで、万物をあるべき姿に還す力があるのだ」
クロノス あるべき姿?いったい何の事言ってるんだ?
ペルセポネ 「まあいいじゃない。ガウェインより先に探すんでしょ?だったら早く動いた方がいいんじゃなあい?」
アレス 「その通りだな」
ペルセポネ 「あら、素直じゃない。珍しい事もあるもんね」
クロノス でもさ、それよりまずエマを休ませてやろう。ちょっと色々ありすぎたから一旦休憩って事で!
オケアノス 「私からもお願いします。」
シロマ もちろんよ、さあ見えてきたわ港町よ!
-港町-
クロノス すっげーこんな街あんのか!うわーなんだよあのでかい魚うまそー!
アレス 「はっはっはクロノス殿は食べる事が好きなようですな!」
シロマ みんな、宿をとってきたわ。今日はそこで休みましょう
クロノス サンキュー、シロマ!
エマ う、うん...
クロノス エマ大丈夫か?痛みは無いか?
エマ 大丈夫、ありがとうみんな。
オケアノス 「よかった、エマ。また会えたわね」
シロマ よかったぁー。もう少し遅かったらどうなっていたことやら
ペルセポネ 「ふふふ、無事でなによりだわね」
アレス 「エマ殿!心配しておりました、あの時は我々を逃して頂き誠に感謝しております!ささっ、はやく宿で療養してください」
エマ ごめんね、みんなのお荷物になりたくないのに...
クロノス なに言ってんだよ!エマがいなきゃ俺たちは全員ダメだったんだ!そんなこと言わないでくれ。
アレス 「そうですぞ!さあ中に入って!」
一同が宿へ入っていく
ペルセポネ 「...気づいている?」
アレス 「ああ、誰かが我々の後をつけている。何者だ?」
ペルセポネ 「さあね、でも味方じゃない事は確かね。」
アレス 「ああ、邪気を感じる。どうするペルセポネ」
ペルセポネ 「まずは主に知らせるのが先よ。クロノス、シロマ!」
クロノス&シロマ ?
ペルセポネ 「さっきから誰かにつけられてるわよ、気づいてた?」
クロノス 全然気づかなかった。
シロマ 私も。おかしいわね...いつもならすぐにわかるはずなのに。
ペルセポネ 「あなたでも気づかないなんて...」
アレス 「こちらから誘ってみるか?」
シロマ でも今はエマも休んでいるわ、下手に騒ぎなんか起こしたらまずいのではないかしら。
ペルセポネ 「賛成ね、いま騒ぎを起こすべきではないわ」
アレス 「確かにそうだな、ならば今日の所は皆で大人しく休もう」
シロマ ええ、そうね。
ペルセポネ 「...アレス。あんた主はどこ行ったの?」
アレス 「ん?クロノス殿なら此処に...っいなーいっ!!!!」
クロノス ごらーっ!誰だつけてるやつは!出てこーいっ!
一同 ...最悪っ!!!
クロノス ん、あれライアスじゃん!
シロマ あら?ライアスじゃない!無事で良かったわ、どうしてこんなところにいるの?
突如ライアスが襲ってくる
ライアス アルク。
クロノス やばいっ、神化っ!
クロノスがライアスの攻撃を剣で受け止める
クロノス神化 なんの冗談だライアス!
シロマ でも冗談の割には本気ね。どうしちゃったのライアス!
ライアス ...た..す..け
クロノス神化 おい、まさか!
アレス 「クロノス殿、ライアス殿は操られている!助けなければ!」
ははははっはー
クロノス神化 だれだ!
ラーズ あれれぇー僕の事覚えてないのぉ?さすがとり頭だねぇクロノス君!
クロノス神化 てめぇかライアスを操ってんのは!
ラーズ あらバレちゃった?そんな事より、よくあの爆発で生きていたね、タフなんだね君。
クロノス神化 だまれナルシスト金髪オカマ野郎!
ラーズ ...むかつくね君。死んじゃえよぉ!!ライアス、本気でやれぇ!
ライアス ライトニングボルテックス。
雷の嵐に一同が吹っ飛ぶ
クロノス神化 おい、なんか強くなってねぇか?
シロマ ええ、雷の威力が桁違い。
アレス 「神化で抑える事は出来るが、本気を出してはライアス殿が死んでしまう。一体どうすれば!」
クロノス神化 なあシロマ!凍らせる事はできないのか!?
シロマ できない事は無いけれど、雷の振動ですぐ解除されるがオチよ...悔しいけどね。
ラーズ 君たちじゃあ雷皇の足元にも及ばないよ、愉快だ愉快だ!仲間同士殺しあえよぉ!?
シロマ 気色悪い男ね、絶対モテないわあいつ!
ライアス ...雷を..強い..雷を...
シロマ 強い雷?
アレス 「...! そうかクロノス殿!雷だ、雷を使うのだ!」
ライアスを救えるのか!