表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/36

第12話 覚醒

エマ きゃぁーっ!!!


クロノス エマぁあー!


-静寂が流れる-


エマ ...えっ?

(目の前にエマを庇うリードの姿)


エマ お、お父さんっ!


クロノス リードさんっ!


リード うっ。エマ、許してくれ。こんな父親を許してくれ...


エマ ダメ、喋らないで!早く毒が回ってしまうっ!!


リード いいんだ、父さんはどの道長く無い。ガンなんだ。


エマ そ、そんな...今まで元気そうだったじゃない。


リード ああ。少しだけ無理をしていたんだ、母さんが亡くなってからね?すぐに病気が発覚して、それから間も無くして職を追い出されてしまってね...エマには本当に迷惑と苦労かけたね、本当にごめんね。


エマ それじゃあ、盗みを働いて献上していた理由も全部...


リード ああ、生きていくのには仕方がなかったんだ。だが本当にバカな事をしていた!すまない...


エマ そんな、、、でも、父さんが頑張ってくれてなかったら私...私!!


リード でもね、エマ?君のためにしていたわけじゃないよ。だから自分を責めないでほしい、父さんが全てやった事なんだ。


エマ そんな、そんな...!私、父さんにいつも酷い態度を...


リード クロノス君、命を助けてもらった上に君の大事な物を盗んでしまって本当に申し訳無かった。でもこうするしか我々が生きる術がなかった!許されない事と分かってはいるが謝らせてくれ...そして最後のお願いだ、エマを頼む。


クロノス わかったよリードさん...だからもう喋らないで。


リード エマ、聞いてくれるかい?君が3歳の頃に父さんと母さんの所に養子として来てくれた時、とてもとても嬉しかったんだ。この子は絶対に父さんが守るんだってその時誓ったんだ。そんな誓いがこんなバカな父親でも果たせてよかった...エマ?愛している...よ..


エマ 父さん?...パパ??...いやぁぁぁぁああああ!!!!!


バルログ はぁ、興醒め。せっかく俺の手でエマを眠りに就かせてあげようとしたのに...全くコレだから「出来損ないの老害」は嫌いだよ!


クロノス ...てんめぇ!エマ、今すぐ逃げるんだ!お前までリードさんの様にはなってほしくない!


エマ .....


クロノス ...エマ?


(エマから青オーラが溢れ出す)


エマ 許さない。絶対に許さないっ!!バニッシュ!


バルログ くっ!(水砲だと...?ここは氷の城だぞ!なぜ水がっ!)


エマ えっ?なに、私いまなにしたの!?


きこえますか?


エマ え?なに?なにかが私に話しかけてきている!


やっと私の声が届きましたね


エマ う、うん。あなたは誰?


私はオケアノス、「水神オケアノス」です。よろしくね、エマ?


覚醒!水神オケアノス!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ