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主人公とそのライバル的なやつ?

次の日登校すると何やら廊下が騒がしかった。

前の方の人の話を聞くと、どうやら1年が2年の先輩をボコボコにしたらしい。

「朝から治安悪いなー」

「そうだな、まー教室行くか」

れんと話しながら教室に行くと、朝の事件の犯人がいたそいつはまだ登校したばかりというのに服が破れていたり所々切り傷らしきものがついていた。

そいつの名前は世紀 斗真(せいき とうま)というらしい、見た目はかなりのイケメン、友達もそこそこいる、性格もいいと聞く、そして能力はたしか使う武器の能力が何倍もの力で使えるだった気がする。

すると、友達らしき男が斗真と話している

「悪い、俺のせいで朝から...」

「いいよ、俺がやりたくてやった事だから」

どうやら話を聞くと、友達が先輩にバカにされていたところに通りかかったらしくどうも我慢できなくなり先輩を倒したというのだ。

「まじ主人公だな」

「そうだな〜」

れんと話しながら俺は思っていた、この世界は斗真みたいなやつが主人公の世界なんだな。

するとチャイムがなりホームルームが始まった。

まー当然のことだが斗真のことを話していた、先輩をボコボコにしたのだから仕方ないが。

そしてチャイムがなり授業が始まった。

実技の時間が来た、

「今日もペアよろしくね、はるくん。」

りゅうがニコニコと話しかけてきた。今更だがりゅうの本名は、京極 龍(きょうごく りゅう)らしい、名前以外はか弱いかわいい系の男子なのだ。

「はい、では今日も柔道を教えます」

「せんせー、柔道とかおもんないから自習にしてよ」

なにやら、頭おかしい系のやつが授業が始まって1分も経たないうちに先生に喧嘩を吹っ掛けた。

「えっとー、君はたしか1組の伊泉 湊(いいずみ みなと)くんかな?どうして自習がいいのかな?」

「だっておもんないし、だったら筋トレしといたほーがまし」

「なるほどそれでどうしたいのかな?」

「たしかこの学校は能力が上の人の方が偉いんですよね?それじゃ俺と戦って俺が先生に勝ったら俺だけ自習にしてよ」

と言い放った、まるでアニメに出てくる主人公のライバル的ポジションのやつだ。それほどの自信があるのだろう。1組に振り分けられるほどの能力気になるのは確かだ。

「いいでしょうではルールは能力あり3分間、私の攻撃を耐え切るまたは私を倒すそれでいいでしょうか?」

「おっけーでーす、じゃそろそろ始めますか」

「いいでしょうそれでは皆さんはそれぞれ近ずかないないように好きなことをしていてください」

言われると大半の生徒は先生と湊の周りを囲むように見ていた。

先生がタイマーを押した、すると瞬間に湊は先生との間合いを詰めていた、確かに誰も目を離してはいない一瞬だった、どうやったのか全く分からなかったおそらく湊の能力なのだろう、湊の拳は先生の腹を確実に殴っていた。だがいちばんすごいのはこの一瞬の出来事に反応し湊の拳を右手で受け止めていたことだった

「すごいねせんせー、今の不意打ちに反応するなんて」

続けて先生を連続で殴り続けたが全て受け流されていた。すると湊は先生に胸ぐらを掴まれただが湊は先生の後ろに回り込んで回し蹴りをしていた、反応が遅れ右腕に重い一撃が入った。先生は

「なるほど、面白いですねその能力」

「じゃあもう先生にはバレちゃったと思うけど教えるよ、俺の能力は瞬間移動だ」

なるほどだから掴まれたと思ったら既に先生の目の前から姿が消え後ろにいたのか。

「それじゃ続きと行きますかまだ2分半も残ってる」

にやにやと不気味な笑みを浮かべながら、追撃を始めた、この戦い先生は主に柔道をメインに戦っている、しかしつかみ技が基本の柔道は瞬間移動には分が悪い、すると突然の出来事だった瞬間移動を使い先生の攻撃を避けた途端次に先生に胸ぐらを掴まれそのまま投げられた。

「ぐっ」

そのまま柔道場の畳にたたきつけられ、先生の追撃を瞬間移動で避けた。

「なるほど、君の能力にはクールタイムがある約5秒と言った所でしょうか」

「あぁ、そうだよ俺の瞬間移動は使った後5秒間使用が出来なくなる」

なるほど今の違和感はそういうことか、瞬間移動で良ければいいところを避け無かった、避けられなかったのか今の戦いでそこまで見抜く、やはりこの先生は強すぎる。

「だが、これがわかったところで残り時間1分逃げ切って俺の勝ちだ」

「そうですねこのままでは、負けてしまいそうですね、ですがこの学校の教師である以上こんな授業の戦いであろうと負ける訳には行きませんね」

すると先生の強烈な回し蹴りが港の顔を捉えていたしかし湊は瞬間移動を使い回避した、だかそれと同時に先生の後ろ蹴りが湊のみぞおちに炸裂した。

「ぐぁぁ」

呼吸ができないのか蹲り湊は戦闘不能状態になった。

「ここまでですね」

残り時間は50秒残っていた先生の勝ちだ

「なんで...」

湊は絞り出すように問いかけていた。

「簡単です、あなたの能力のクールタイム5秒その間に決着をつけようと思ったのです。そこであなたのくせを利用させて頂きました。」

くせ?みんな頭には?が浮かんでいた。この短い間の戦闘で相手のくせを見抜くことが出来るものなのか。

「湊くんはこの戦いの間で能力を6回ほど使用しました。まず最初の接近で1回、次に後ろに回り込み回し蹴りの際に2回目その後回避に4回ほど使用しました。しかし回避の場合掴まれた場合や大振りの打撃の際は後方に回避の瞬間移動をしダメージの少ない攻撃の場合は左右どちらかに瞬間移動していました」

「結論から言うと、大振りの攻撃をし、あえて隙を見せて後方に瞬間移動しカウンターをするであろう湊くんの所を予測不能の後ろ蹴りで沈めたのです。」

凄すぎたこの人は本物の化け物だこの短い時間の中で相手の性質を理解し誘導し仕留める。

「カッコよすぎる...」

隣で見ていたりゅうが声を漏らしていた

「ですが私に柔道以外のスポーツを使わせるとはなかなか見所がある生徒ですね」

たしか回し蹴りと後ろ蹴りはテコンドーだったと思う。保健室に運ばれる湊を見た後に

「では、私に意見のある人は今の生徒のように挑戦してきてもかましいませんよ」

辺りは静まり返ったそりゃそうだ、1組の生徒を完封して勝利したのだ誰も挑めるわけが無い

「それでは今日は受身からです」

そして授業が再開されていった。

授業を終え放課後れんと帰っていると

「今日は疲れた」

どうやられんの方の授業でも何かあったらしい何やら重力を使う生徒とペアを組まされ能力の差を突きつけられたらしい。

「まーどんまいや」

今日のところは主人公と主人公のライバルになるであろう奴らに会ったもうそういう奴らとは関わらないでモブらしくいこうと決心した今日この頃だった。

(т-т)

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