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着流し侍無双旅  作者: ねこむ
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ギルドの依頼一件目

新規登録者にもかかわらず力に見合った依頼が舞い込みます

翌日ギルドに顔を出すと

そのままカーベックの部屋へ連行される


「おはよう猫目丸よく来てくれた」

カーベックが猫目丸を出迎える


「何かあったのか?昨日の今日で」

ボードを確認する暇もなく連行された経緯を尋ねると


「この町の近くに大規模なオークネストが発見された、規模から見て王種が居ることが予想されるそこで討伐部隊を派遣することになったそこでお前だ」

カーベックは猫目丸の肩を叩く


「人数の関係でそっちには余り人数を割けないがよろしく頼む」


「ちょっと待ったこいつも行くのか」

そう言ってカーベックに呼び出された女は猫目丸を上から下まで見ると


「実力が伴っている様には見えないんだが?」

そう言って不満を漏らす


「猫目丸ギルドカードを見せてやってくれ」

カーベックは猫目丸に頼む


猫目丸がギルドカードを女に見せると態度が一転、震えだす


「囮部隊でるぞ」


カーベックの指示が飛び冒険者達が出発する


それより少し前


猫目丸リーダーとしたネストへのダイレクトアタック部隊が出発していた


囮部隊の進行方向から大きく迂回してオークネストに到着すると待機する


「オーク共囮部隊の迎撃の為に慌ててネストから出て行ってるよリーダーあたしらも仕事の時間のようだね」


先ほどまで猫目丸のステータスに恐怖して震えていた様には見えない女冒険者のマルードが笑みを浮かべると


猫目丸を先頭に冒険者達はネストを急襲する


マルードは猫目丸の刀さばきに目を見張る


ほかの冒険者達がオークを倒すのに二度三度切りつけなればならないのに対して猫目丸は全て一太刀で倒してしまっていた


「こいつで最後みたいだね」ひときわ大きい個体を仕留めたマルードが猫目丸に声を掛け


捕らわれていた女性達を助け出す


「まだ攫われて間もなかったみたいだね」

女性たちの身なりに安心したマルードの隙をそれは突く


「その女達ではわしが満足出来んのでな」声と共に太い腕が伸びマルードをやすやすと捕らえ


そしてその醜悪な口から何かを吐き掛けると


マルードは体をひくつかせたあと意識を失っていた


その醜悪な劣情をその顔に浮かばせたオークキングは地面にマルードを寝かせると


「後でたっぷり楽しませてもらうぞ」そう言うと猫目丸の制止も聞かずに次々に向かってくる冒険者達を亡き者にしていく


程無くしてまともに立っているのは猫目丸だけになってしまった


これには猫目丸も頭を抱えて「お前ら少しは頭を使えよ」などと考えていたが


オークキングの嘲りに猫目丸は意識を冷静にそして鋭く尖らせた


オークキングは猫目丸の変化には気がついたのだが目の前にぶら下がっている欲望に押し流され


猫目丸を侮り討ち取ろうとした


そして勝負は一合で決したのだった


オークキングのその太い腕も意味を成さず


猫目丸の放った一閃はオークキングの首を打ち落としていた


オークキングが最後に見たのは首を失い崩れ落ちるように倒れる自らの体であった


猫目丸は口からふうと息を吐き出すと


息のある冒険者達を回復させ


捕らわれていた女性達を自分達が乗ってきた馬車に乗せて彼らに護衛を頼み


自分はいまだ意識を失ったままのマルードを唯一残った馬車に乗せギルフィアに帰還する


翌日マルードは仲間からお姫様抱っこで猫目丸によって馬車から降ろされたことを聞いて顔を恥ずかしさに


真っ赤に染め体に残るほてりに身をよじっていた



翌日のマルードさんだよ

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