ダンジョンへいこう2
ダンジョンアタック2話目です
地下6層
「ここはアンデットモンスターの階層だよ」
そう言いながら階段からフロアーへ出ようとする三人の前にドアが現れる
「ここからランダムフロアーだからっていきなり最悪引かなくっても」
マルードが頭を抱える
訳の解らない猫目丸にエミーが
「階段の目の前にドアが在るのは最下層を除くとワンルームだけのモンスターハウスだけなんです」
「そしてここにいるのは全部アンデット最低でも100は居るだろうし」
「ふむ入った瞬間に魔法で一掃してしまえばいいんじゃないか?」
そう言ってエミーを見る猫目丸
「私には無理ですよ部屋全域をカバーする魔法を入ってすぐに起動するなんて」
エミーが首を振る
「そうかなら俺がやるか」
そう言ってドアを開け入ると
「ターンアンデット×ホーリーフィールド=命名合成魔法昇天の聖域」
間髪入れずに魔法を発動する光が部屋を満たし部屋に居たアンデット共は次々に塵と化していく
「綺麗さっぱり消し飛ばしましたね」
呆れ顔のエミー
そしてドロップする大剣
「何でこれがドロップするんだよ」
ドロップした大剣を確認したマルードが声を上げる
猫目丸はそれを見て
「柄に十字の意匠おいおいこれってまさか退魔の大剣じゃ」
その声に頷くマルード
「絶対にここじゃ出ないはずの大剣だよこれ」
マルード曰くこの世界ではアンデットのみの極悪上級ダンジョンでしかドロップされないアンデット特攻で
モンスター全般にも高い攻撃性能を誇る大剣だそうだ
「だったらお前が使うか好きにしていいぞ」
その言葉に目を見張るマルード
「いいの売れば確実に一財産できるのに」
「構わんさ金よりも二人の装備を充実させたいしな」
「ありがとう大切に使わせてもらう」
そう言って大剣を鞘から抜いて確かめるマルード
「すごい体に力がわいてくる」
ひとしきり眺めた後鞘に戻す
「あなたは今使わないのですか?」
エミーの問いにマルードは頭を掻きながら
「うんだってエミーと違って私はまだいまの奴でさえ満足に振るえているとは言えないからねこれは今ので
満足できなくなってからだね」
そしてそれを猫目丸に手渡し
「なので中途半端な状態で使いたくならない様に預かっておいて」
その言葉に頷いた猫目丸はアイテムボックスの中に格納する
ダンジョンアタック3話目です