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弟自慢を始めます。  作者: 葉月 香
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~実録!私の弟が天使過ぎる件~

私は弟が大好きです。自他共に認めるブラコンです。

それでは、実在する天使な弟の自慢話を聞いてください。


私には天使のような弟がいます。(どーん)


まずは自己紹介。

私(31歳)小学生の娘を持つシングルマザーの引きこもり在宅ワーク。典型的な自己中。

弟(23歳)独身彼女なしの肉体派工場勤務。典型的なゆとりボーイ。


私には天使のような弟がいます。(どどーん)


弟の天使力を語りたい気持ちを落ち着けつつ

幼少期まで遡りたいと思います。


8歳も年下の弟、どうせ子供の頃から可愛いんでしょ?

周りからもそう言われ続けた子供の頃の私。

そんな私は毎日毎日それはそれは・・・


弟を虐めていました。(どーん)


大人たちの期待を大きく裏切り、私は弟が大嫌いでした。

私は8年間、蝶よ花よと甘やかされ、わがままし放題で育ちました。

そんなお嬢様気質な私が『お姉ちゃん』になれるわけも無く・・・。


始まりは弟が産まれる数日前。

朝方、我らの母が突然の破水。慌てる我らの父。当然急いで病院へ。

ありがちな出来事ですが、残念なことにその日は私の遠足の日だったのです。

お分かりいただけますでしょうか?

学校行事に命を懸けるお嬢様気質な8歳女児の心中を。


結果的に私は遠足に行けました。

母の説得で、父と祖母が2人でお弁当を用意してくれたお陰でした。

今思えばありがたいことだと思えますが、なにせお嬢様気質の女児。

いつものカラフルで可愛いお弁当とは比べ物にならない、全体的に茶色いお弁当。

楽しみにしていたおかずも入っていない。

お察しの通りです。

母曰く、遠足から帰ってきた私は母に向かって『赤ちゃんなんて二度と作らないで!』

的なことを泣きながら叫んだそうです。


その時からすでに、弟がいなければ母が病院に行くことは無かったし

お弁当も可愛かったのに!という憎しみを持っていたのだと思います。

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