6.ねこさんのいうとおり
「アンチャくん!足が…。これは君のスキルとやらか?」
黒い煙が消えたことを確認しアンチャを地に座らせた
華子の焦った顔にアンチャは穏やかに答える
「ぼくのスキルは自身の一部を代償に願いを叶えること。お願いしちゃったんだ。あなたと…。母さんたちとみんなで幸せになりたいって。」
まっすぐ華子の目を見て語った願い
「馬鹿者っ!!」
華子はアンチャを抱きしめてアンチャを叱る
華子の声に慌てて駆け寄るフェミニとティニー
「わたしが望んだんだ。君たちに家族になってくれないかと。フェミニちゃんもティニーくんも、もちろんアンチャくんも。君たちを幸せにするなんて当たり前のことだろう。こんな願いならわたしが喜んで叶えよう。だから、自分を犠牲にするのはもうやめておくれ。」
3人を抱きしめて華子は語る
「ん、ミニも。」
「自分モ、そウ!」
「うん、ありがとう。母さん。フェミニ。ティニー。」
アンチャは3人を抱きしめ返して答える。
「さて、ならばアンチャくんには自分を犠牲にした罰を与えようではないか。」
華子は悪い顔でアンチャに詰め寄る
「よしっ!行こうかっ!」
「えっと…これは?」
「何って家族合体だが?やってみたかったんだよなぁ、コレ。」
アンチャをお姫抱っこして、背中にティニーとフェミニを乗せる
「2人が空から村を見つけてくれたんでな。そこまでこれで進もうかと。2人とも!道案内は頼むぞ?」
「「おぉー」」
背中の2人がそれぞれ手をあげる
「いや、な、なんか。恥ずかしいからぁ!降ろしてぇー!」
青く広がる空にアンチャの声が木魂した




