ある闘病日誌5
1月30日(火)
癌で死ぬなんて嫌だ、医者の言いなりになりたくない。自分の最期くらい自分で決めたい。明日行政書士の発表だなあ、何か、どうでもイイヤ、どうせあかんやろし
◉彼女は勉強が好きで司法書士や行政書士の勉強に夢中でした。実は彼女はadhdという障害を持っていました。その為、子供の頃から辛い思いをして生きてきました。障害を持って産まれてきたのは、全て親の責任です。本人にとっては、可哀想なだけなんです。親を恨む事なく、自分の脳がイタズラをして、おかしな行動を取って廻りに迷惑を掛け、その度、母親が謝る姿を見て、お母さんまた迷惑を掛けて御免ね、と言って謝るんです。こんな辛い事はないですよ。謝るのは親の方なんです、御免ね、さっちゃん。障害を持っていては安定した職には着けなかったのです。障害者を優先して何%採用しないといけないとか決まってるのよ、お母さんと、よく話してました。でも実際、面接に行っても、採用は難しいと実感したようです。世の中は本音と建前があって、建前はそうであっても、実際、足手まといになる人に給料払いたくもないでしょ、それが世の中の現実よ、と、教えました。又、そういう障害を持つ人達に、職に就ける様に教室を開いて運営費を国から貰って、仕事にしている業者達もいる、それも現実だから、世の中、甘くみたらいけない事も教えていました。勉強が好きな娘でしたので