ある闘病日誌26
◉彼女は兎に角、家に帰りたいの一心でした。入院生活が辛かった様です。点滴の針が上手く入らなくて、痛い思いばかりしていました。強引に退院する形になったのですが、本人が、どうしても退院したい気持ちが強すぎて、主治医も仕方なく許可を出して、退院となりました。しかし彼女は退院出来る様な状態ではなかったのです。6月5日の夜に彼女は、左半身の痺れに襲われたのです。急きょ検査になり、翌日検査したところ、脳に、腫瘍が見つかりました。非常にまずい場所で、運動機能の場所らしく、手術しなければ100%麻痺になると言われました。乳癌からの転移では無いとの事でした。手術したばかりで又、更なる苦しみです。この時点で初めて彼女が、手術も入院も拒んでいた理由が理解できました。彼女は自分の命は、あと幾ばくもない、と感じていたのだと思います。そして体が、察知していたのです。でも、生きたいと思う気持ちも有るのも、当然です。わずかな望みを掛けるのも、当然です。でもこんな痛い思いをさせる事になるなら‚‚‚‚‚。後は後悔だけです‚‚‚‚‚‚。なんて愚かな母親でしょう。脳外科の先生の説明を受けました。腫瘍は団子状で、3個列なっている。放っておいたら、100%足も動かないし、寝たっきりになる。と言われました。手術すると歩ける様になりますか?と、尋ねました。すると、リハビリ次第ですとの返事でした。リハビリ次第と言うのは確かに引っ掛かったのです。リハビリの事を突っ込んで尋ねました。すると術後に、リハビリ専門の病院に転院する方法も有ります。との事でした。此のままでは年内、命が持つか?どうか?と言われたら、手術しないと大変だと思いました。でも彼女は家でリハビリすると、聞き入れません。しかし、痺れでケイレンが起こり救急車のお世話になるのは、時間の問題だろうなと思いました。




