表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

72/198

65.マーリンに感謝

やっぱりマーリンは書いてて大好きなキャラですね!

(∩´∀`)∩


「ぶっちゃけ、れいちゃんとライライってどうなってるの~?」


中庭でマーリンとお茶をしている時にいきなり尋ねられた。

今、雷覇らいは黒綾こくりょう殿は急な会議でいない。

久しぶりにマーリンと二人きりの時間だった。


「どうって…」


昨日の雷覇らいはとの行為を思い出して一気に体温が上がる。

恥ずかしすぎて顔が真っ赤になった。


「あら♡な~に?もうくっついちゃったわけ~?」


「まだ!…。あの…。わたしが言えてないの…すきって」


「きゃ!!やだ~!そうなの~♡前とは随分、雰囲気が変わっていたからてっきり…」


「ううう。過去を乗り越えたことは伝えたの…。でも中々告白するタイミングなくて…」


マーリンに話したいとは思っていた話題だったけど

いざ話すとなると恥ずかしい…。喉が渇いて仕方ない…。


「そうなのね~。まあ、ライライは情熱的だものね~。いろいろと♡」


「…。スキンシップがすごくて…。耐えるのに必死っていうか、嵐が過ぎるの待つってかんじなの…」


「いや~ん!!そんなに激しいのね~♡♡やるわね!ライライ」


「ねぇ。マーリンはどうしてるの?」


わたしは、藁にも縋る思いでマーリンに聞いた。


「えっ?わたし?」


「そう!マーリンなら経験豊富でしょ?どうしたら、あの激しいスキンシップに慣れるの?」


「う~ん…。別に慣れなくてもいいんじゃなあい?」


「えっ!!そうなの?」


意外な答えが返ってきてわたしはびっくりしてしまった。

お茶を一口飲んで、マーリンが話し続ける。


「だって、初々しくて可愛いじゃない?慣れてない様子って♡」


「えー!そんなものなの?でも…。毎回流されるし…。されるがままっていうか…」


「ふふふ♡ラブラブなのね~」


生温かい目線でマーリンに見つめられる。

マーリンは昔からわたしの事を知っているから何でも話せるけど

こういった話はあまりしなから、気恥ずかしい…。


「わたしの事を大事にしてくれてるって感じるわ。時々勢いが凄いからびっくりすんだけど…」


「まぁ、相手は軍人さんだしね~。血の気多いでしょうに…。もう一線は超えちゃったの?」


「へぁっ…!!それはない!!まだ大丈夫!!」


「あら~!逆に凄いわね~。ライライってその辺凄そうじゃない?独占欲強いし♡」


「さすがに…。そこはちゃんとわたしの事を考えてくれていると思う…。雷覇らいははまだわたしが、炎覇えんはの事を好きだって思ってるから…」


マーリンに言われて愕然とした。…。

やっぱり今の状態は雷覇らいはに我慢させているんだ…。

そしてまだ序の口なんだ!!ああ!どうしよう~!!

わたしは泣きそうな気持になった。


「うふ♡ライライって…。本当にれいちゃんの事を大事にしているのね…」


「うん…。そうだとおもう…」


「れいちゃんは、いつ告白するの?」


雷覇らいはの怪我が治ってからにするつもり。今すると大変な事になりそうだもの…」


「そうよね~。ライライ相当抑えているでしょうしね…。それが解放されるとなったら…凄そうね…」


マーリンもその時の雷覇らいはを想像したのか愕然としていた。


「やっぱりマーリンもそう思う?わたしどうしたらいい?」


「れいちゃん…」


マーリンにグッと肩を掴まれ真剣な目で見つめられる。

…。一体何を言われるの?怖い!!


「流れに身を任せなさい!!何も考えちゃダメ!!余計な事しちゃだめ!!」


「へっ…?そうなの…」


「そうよ!男はね自分の思うとおりにしたい生き物なの!れいちゃんが変に何かをしたら、ライライはがっかりすると思うわ!!」


「なるほど…。わかった!!わたし何もしない!!」


「れいちゃんはいつも通り、そのままでいいと思うわ♡」


「そっか!わかった!!ありがとう!マーリン」


わたしは何もしなくていいのか~!そっか。そっか。

ほっとした~。あ~。お茶が美味しい!!

やっぱりマーリンに聞いてよかったな~。



「ふふふ。でも、れいちゃんが過去を乗り越えてくれて…。それが一番嬉しいわ…」


しみじみ、ティーカップを眺めながらマーリンが言った。


「マーリン…」


「4年前のれいちゃんは、本当に何も感じないように閉じてしまっていたから…。とっても心配だったの。傍にいるしかできなかったけど…」


「そんな事ないよ!!マーリンが支えてくれたから…今があるんだよ?」


「…。れいちゃん…」


「わたし、最近になってやっとわかったの!!わたしは沢山の人に囲まれてるって!一人じゃないって…!!」


マーリンに言いながら涙が出てきた。

悲しくはないけど、なぜか胸が締め付けられるような気持ちだった。


「だから…。マーリンに出会えてよかったし…。今もこうして…話せることもうれしい…」


「れいちゃん…。ありがとうね…」


そう言ってマーリンはわたしの手をそっと握ってくれた。

本当にマーリンの存在がありがたかった。どんな時もわたしのそばにいて

わたしを励ましてくれた人…。わたしの大事な人…。


「ぐす…。マーリンも何かあったら、いつでも言ってね!わたしはマーリンの味方だから!!」


「ありがとう。れいちゃん♡わたしもあなたに出会えてよかったわ…」


マーリンが優しく微笑む。

マーリンが困っている事があったら必ず助けよう!

マーリンが悲しんでいたら傍にいよう。そう思った。



お昼に差し掛かったころ、雷覇らいは黒綾こくりょう殿が会議から戻ってきた。

そのまま4人で中庭で昼食をとることになった。

…。それはいいんだけど…。やっぱり()()をやるのかしら…。



「いや~ん♡れいちゃんに食べさせてもらってるの!!ライライ!!」


凄い興奮した状態で、マーリンに言われた。もうだめです!!死にそうです!!


「そうだ!まだ左手が万全ではないからな!!」


清々しいくらい眩しい笑顔で答える雷覇らいは…。

くそぅ…。断り切れなかった。よし!!無になろう!

わたしは何も考えず、雷覇らいはの口に食事を運んだ。


「なんか…。雷覇らいは殿って、怜彬れいりん殿前では全然人が違いますね…」


黒綾こくりょう殿が、俯きながら話す。

ああ!きっと呆れているんだわ!!何してんだ?お前らみたいな!!

雷覇らいはめ…。黒綾こくりょう殿に嫌われたら

どうしてくれようか!!


黒綾こくりょう殿!気にしないで!これは言わば介護!食べれない人に食べさせてあげているだけよ!!」


怜彬れいりん!介護とはなんだ!介護とは」


雷覇らいはは黙ってて!」


「介護…ですか…」


「そう!だからね…。何もやましいことはないのよ?」


「そうだったんですね!なるほど!だったら僕もお手伝いします!!」


へっ?そうくる?黒綾こくりょう殿どれだけ、素直なの!!


「そう?じゃあお願いするわ!わたしも自分のご飯食べたいし…」


「ちょっと待ってくれ!怜彬れいりん!!俺は…」


「まぁまぁ。ライライ。いいじゃない。ちょっと代わってもらいなさいな♡れいちゃもお腹すてると思うわよ?」


「ぐ…」


「じゃあ、僕が食べさせますね!どうぞ!雷覇らいは殿」


絶対マーリンは面白がっているだけだろうけど…。

えっ…?やだ…。なんか…!!!

わたしは雷覇らいは黒綾こくりょう殿がご飯を食べている所を見て気が付いてしまった。

めっちゃ絵になる!!

黒綾こくりょう殿がスプーンを使って雷覇らいはに食べさせている光景。

ヤバくない!?なんかドキドキするんですけどー!

綺麗な顔の二人が並んでるだけでも、複眼なのに…!!!


悶えているわたしの横でマーリンと目が合った。

バチンと思いっきりウインクされた!なるほど!

マーリンはこれが見たかったのね!!ありがとうございます!!


そして何気に撮影隊が二人をこっそり撮影していた。

後で絶対写真をもらおう!わたしはとっても美味しくご飯をいただけた!

そんなお昼だった。


最後までお読みいただきありがとうございます( *´艸`)

ブックマークしてくださった方ありがとうございます!!

ちょっとでもいいなと思ったら、

広告の下の☆☆にぽちりしていただけると嬉しいです(#^.^#)

感想・ご意見お待ちしております!(^^)!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ