何もない日々
2018年4月2日、2018年度初日。俺は得体の知れない恐怖に包まれていた。社会人2年目の俺は、社会人になるまで好き勝手にのんびり過ごしたおかげで、考え方に変な癖がついて、気づいたら社会不適合者になっていた。日々自分の枠に囚われ、自分勝手に周囲に怯え、可哀想な自分を可愛がって欲しいと人前では甘えようとする目で周りを見つめている。
自分は何者でもない。そう気づいたのはつい最近のことだ。自分はなんでもやればできる、秘めてある特別な才能を生かして大成する人間なのだと考え暮らしていた。そんな態度で大学生活まで暮らしていたお陰で、自分は知らぬ間に危ない人間になっていたのである。学生の時には、先生に対する不平不満を、、いずれ有名人になった時に過去の名エピソードの一つとして紹介されたいから何かしようという妄想が発端ではあるが、社会の中で自分の存在感を示すアピールになると思い匿名で担任への批判をハガキに書いて送ったことがある。しかし、送った後の、初めての担任の授業の後、やはりバレてるのが怖くてトイレに行ったのだが、先生に話があると言われ、「お前しかいない」と言われた。その時はものすごい息苦しさに苛まれ、何も一言も言えなかった。しかし、自分は人を傷つけ、人に迷惑かけることをしてるのにもかかわらず、心の奥底にはしぶとく反発心がこびりついていた。
それは今でも変わらない。仕事中も表向きには反省し、怯えているようにしかみえない謙虚さを演じながら、常に「すみません」を言う準備をしている。どんな簡単なミスで注意を受けても、素直に受け答えようとしていながら、心の中では「めんどくさ」とかんじ、被害者面をしている。
自分はただの八方美人であり、自分が可愛がってもらわなければ、人のことを尊敬しない自己中心的な人間である。そして自分の都合よく、人の顔を利用し、責任転嫁を繰り返し、自分のプライドを保つ。