記憶
ブチッ
気持ち悪い音を出し銃弾はゾンビの頭を貫通した
奇形のゾンビ『ピ、ピヤァァ』
俺『喧嘩売る相手...考えようぜ』
パンッ
俺はゾンビの頭にもう一発うち止めをさした
俺『...あれからどれだけたったんだろう』
自分の体は今どうなっているのかもわからない
俺『とりあえず、こいつをベッドに...』
俺は思った
俺『ここどこだ』
俺はその場でみづなを待つことにした
...
....
私『うぅ...』
俺『起きたか、おはよお姫様』
私『あ、おはようお兄ちゃん』
俺『大丈夫か?頭ぶつけてたみたいだが』
私『多分大丈夫なはず....』
俺『とりあえずまだ安静にするためベッドに』
私『...わかった』
俺は妹を抱えて道順に行った
俺『よいしょっと』
私『ありがとう、お兄ちゃん』
俺『あぁ...あれ』
私『どうしたの?』
俺『俺、お前の名前が思い出せない』
俺『俺の名前は!...母さんの名前!...父さんの名前!...』
私『落ち着いて!お兄ちゃん!』
青年は記憶がないことに恐怖した
俺『お、お前は本当に俺の妹なのか、誰なんだよ!』
私『落ち着いてって!私の名前はみづな!お兄ちゃんの名前はあらた!』
俺『...ごめん...そうか...多分...わかった...』
こんなに狂ったようなお兄ちゃんを見たのは初めてだ
俺『俺...眠くなってきた』
私『あ、ごめんね、ベッドこれしかないから一緒に寝よ!』
俺『あぁ...』
私『一緒に寝るなんて...最後いつだっけ...』
俺『そうだな...いつだろう』
私『ほら!久しぶりに会えたんだからもうすこしひっついてよ!』
俺『え、ちょ』
やわらかいものが腕にあたっている
俺『あたってるのですが』
私『当ててるんです』
俺『ハァ...んじゃ寝るぞ、おやすみ』
私『うん、おやすみお兄ちゃん』
....
.....
青年はなぜか奇妙なところにいた
俺『これは?...』
目の前には映像のようなものが流れている
俺『俺の...記憶?...』
そこにはみづなと俺が恋人のように二人でいろんなことをしてる映像が流れていた
俺『俺とみづなは本当に兄妹なのか?...』
するとそこで夢は消え真っ暗になった
...........
...........
私『お兄ちゃん...』
俺『ん...あぁ、おはよ』
私『おはよ!』
俺『あのさぁ、みづな』
私『どうしたのおにいちゃん?』
俺『いや...俺とみづなってキスとかしたっけ...』
私『え、いやしてないよそんなこと!いきなりどうしたの?』
私『したいならお兄ちゃんならしても...』
俺『俺たち以外に生存者はいるのか?』
私『えぇ...それはわからない、ここから外にはでてないから』
俺『食料はどうしてる?』
私『前はここたくさんあったけど今はもうあまり...』
俺『よし、明日は町に出よう、生存者もいるかもしれないし食料もいる』
私『そうだね、武器とカバン用意しておくから今晩は眠れないかもしれないけどご飯食べて寝よう』
俺『あぁ、手伝うよ』
俺とみづなは武器庫へいき準備をした
~~つづく