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*朝の出来事*


時間は流れ今は朝


「うーん!よく寝た」


「あっ...歩美..,おはよう」


「おはよう!琢磨?...きゃあああ!何その顔!?」


そう以前の話でもちょっと言ったが琢磨は歩美を正面から抱いてしまい寝られず目の回りがパンダのように大きなクマが出来てた。


「まぁ、夜中に激しいバトルが繰り広げられてて」


「大変だったんだね!お疲れさま!」


歩美はひとごとのように言っているが

琢磨が夜中に行った戦いというのは歩美を襲わないようにして繰り広げた自分との戦いである


「あはは...さてと、学校の準備と朝食の準備を...」


琢磨は布団から起き上がり歩きだした

だが、それも長くは続かず...


バタン!


琢磨はそのまま仰向けにたおれた


「た、琢磨!」


歩美は心配になり琢磨の近くまで行くと琢磨からは規則正しいある一定のリズムで寝息が聞こえだした


「あっ!寝ちゃったんだ。まぁ、夜は大変だったみたいだからそっとしておいてあげよ。さてと朝食でも作ってあげるかな」


そういうと歩美は寝ている琢磨の頬を軽くつついて下に降りていった

それから数十分が経っただろうか....


「(ん?なんだこの甘ったるいような焦げ臭いような鼻にツンとくるこの臭いは...はっ!まさかこの臭いは!)」


琢磨は下から香ってくるこの謎の臭いの正体に心当たりがあるのか琢磨は腕に凄まじい力を加え体を浮かせて空中で一回転をし着地すると今までここまでおもいっきり走ったことがないんじゃないかって速度でリビングに駆け込んだ(階段は上から下まで飛び降りた)


「あ、歩美はやまるな!」


「あっ!琢磨起きたんだ!ってはやまるなって何が?」


「..........」


琢磨は今の歩美の姿をみて絶句してしまった

その姿とは...歩美のエプロンにはなにやらこの世界の言葉では表せない謎の色した液体が付着しており歩美が手にした包丁からは血のような赤い液体がポタポタと.....


「あ、歩美さん?ちょっとお伺いしますが何をしていらっしゃるんでしょうか?」


「朝食作ってるんだよ、もうすぐできるから座って待ってて!」


「あっ!はい!......ってそうじゃなくて!」


琢磨が一度は席につき、また立ち上がりそんな突っ込みを入れていると歩美が作ったであろう料理が運ばれてきた

感想は........赤い!


「あ、歩美さんなんでしょうかこの赤い液体は?」


「何って味噌汁じゃん!朝食はご飯、味噌汁、目玉焼きに限るよね」


どうやら、この赤い液体は味噌汁らしい

そしてすぐに出てきた目玉焼きらしい物はやたらと黒い!

そして何の嫌がらせなのか琢磨一人ぶんの料理しかのっていない


「あ、あれ?歩美のちょっとは?」


「私ね、今ダイエット中で朝食は抜いてるの」


この時の琢磨は一体何の嫌がらせだと頭を抱えてカーペットでゴロゴロと転がりたい衝動を押さえ込んでいた

そして、そのあと琢磨は歩美のご飯を食べた

見た目は悪いが味は良くなっていた

なんと今回の料理は.......30分トイレにこもるだけで出てこられたのだから

そして琢磨と歩美は朝のSHRを遅刻して学校へ登校した

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