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*同居*

琢磨は歩美が家に入るのを見届けてから自分も家に入ったそして今は入浴中


「いてて、やっぱりわざと受けなくても受け止めちゃえば良かったかな、ちょっと後悔」


琢磨は体を浴槽に浸かりながら先ほど不良に殴られて腫れ上がっている頬を軽くさすった。


「まぁ、歩美を助けることも出来たんだしいいか!...さてとこのまま入ってると逆上せそうだしそろそろ上がるかな」


琢磨は誰に言うでもなく独り言をいい体をしっかり吹いてズボンを履いて服は肩にかけながら風呂を出た

別に今までは服を着ないで風呂から上がっても叱る人なんて一人も居なかった

ただし、あくまで,今までは,である

風呂上がりに琢磨は牛乳を飲む癖があり今日もいつも通り牛乳を飲もうとリビングに入ったそこには琢磨以外の人物が1人

その人物とは


「あっ!琢磨...きゃ、きゃあああ!」


「あ、歩美!?何でいるの?嫌居るのはそこまでおかしくないとして何この荷物?」


そうそこに居たのは先ほど送り届けた幼なじみの歩美である

そして、なぜか歩美の隣には旅行用の大きな鞄が2つ置かれていた


「は、話したくても話せないからとりあえず今すぐ服を着て!」


「あ、あぁ悪い悪い」


顔を真っ赤にした歩美に言われて今の自分の格好を思い出して慌てて肩にかけていた服を着た

そして、歩美からあらかた事情を説明された

どうやら歩美の両親は、商店街の福引きでクルージングでの世界一周旅行のペアチケットを当てて歩美を置いて二人で行ってしまったらしい

ちなみに歩美が家に帰ったら旅行用鞄2つにあらかた歩美の物が詰められていて手紙に琢磨の家でお世話になれと書かれていたらしい


「あ、あはははは、全然笑える状況じゃないねこれ」


「だ、だよね!ひょっとして迷惑だったりするかな?」


「いや、僕も一人暮らしだし部屋はそれなりに余ってるから僕は別にいいよ!それに歩美が家で1人ってなったら料理が全然ダメな歩美にはキツいでしょ?」


そう、歩美は超が付くほど料理が下手なのである

以前琢磨は歩美の手料理を食べた出てきたのは紫色の謎の液体、本人曰くシチューらしいのだがそれを食べた琢磨は一時間トイレから出てこられなかったという、一時間に出てきた琢磨はげっそりしていてまるで別人のようになってたという


「むー!私だってやろうと思えば料理ぐらい作れるもん!」


「あぁ、例の紫色してシチューか」


「もう!バカにして絶対美味しいって言わせてみせ、グーー!....」


歩美が琢磨に反論してことばを発しているとどこからか盛大にお腹がなった

お腹を鳴らした本人はお腹を押さえてうずくまっている、そして顔が真っ赤だ


「はぁー、ご飯でも食べる?僕もちょうどこれから晩御飯にする予定だからさ!」


琢磨がそういうと歩美は頭をコクコクと縦に動かしてリビングの歩美専用?の席に着いた

ちょくちょく歩美は家にご飯を食べに来るから歩美用に椅子を2つ用意したのだ

そして、二人はご飯を食べた

メニューはカレーで歩美は三杯おかわりしたとか


「ふー、食べた食べた!お風呂借りていいかな?私帰ってからまだお風呂に入ってないんだよね!」


「別にいいよ!ほらっ」


「ありがとう!」


歩美が風呂に入りたいといったので琢磨はタンスからバスタオルを一枚取ると歩美に向けて投げた、このバスタオルも歩美用である

そして、歩美は鞄から下着と寝間着を取り出して風呂場へと向かった

琢磨は琢磨で、歩美の下着を見ないように必死であった


「さてと、歩美もしばらくここに住むみたいだし歩美の部屋どうしようかな?まぁ、歩美がお風呂上がったら話し合うとするか」


琢磨はまたしても誰に言うでもなく独り言をいった

まさか、こんなことになるとは琢磨も思ってもいなかった

まぁ、何が起きたかは次回の話で

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