*デート?*
さおりとの約束も終わらせ今琢磨と歩美は二人仲良く横に並びながら歩いていた
「ところで、これからどこにいくの?」
「うーん、正直まだここに行こうってのが決まってないんだよね!」
琢磨は朝歩美た約束を交わした放課後二つ目の用事を実行中であった
たが、その歩美はどうやらまだ行き先を迷っているらしくただブラブラと歩いていているだけなのである。
「うーん、デパートで買い物とかってのはどうなの?」
「デパートかぁ(まぁ、デパートなら私が行きたい所も揃ってるし)そうだね!じゃあ、デパートへ向けて出発!」
よくやく目的地も決まり二人は目的地であるデパートへ向かった
そして、場所は変わりデパート
「とりあえず私服見たいから服屋に付き合ってくれるかな?」
「まぁ、行きたいところに付き合うって言ったから別にいいよ!」
そして、ふたりは目的地をデパート内の服屋ということにきまり服屋へいった。
そして....
「どうしてこうなったの?」
今琢磨は服屋の試着室の前に立っているのである
なんでも、服屋に来たのは琢磨に自分に似合った服を選んでもらいたくて服屋に来たのだと...
まぁ、そこまでは良しとしよう。
だが、もうこれでなん着目になるのかわからないくらい服を試着しているのである。
「琢磨これなんかどうかな?私的には結構気に入っちゃったんだけど!」
そういって試着室のカーテンが開いて歩美が出てきた
今歩美が着ている服は胸元にリボンの着いた白いワンピースを着ていた
「うん!凄く似合ってると思うよ、普通に可愛いし」
「そう?じゃあこれにしようかな♪すみませーん!」
歩美は琢磨の言ってくれた言葉が嬉しくて顔を赤くしながらはにかんで近くに いた店員さんを呼んだ
「はい!なんでしょうか?」
「この服着た状態で買いたいんですけど大丈夫ですか?」
「はい!構いませんよ!お会計は3900円になります」
店員さんに聞いて歩美は先ほどまで着ていた制服から財布を取りだそうとしていると...
「3900円ですね!」
琢磨が自分の財布から調度の金額を店員さんに渡したではないか。
「えっ!琢磨?」
「いいよ!これぐらい僕が奢るよ、日頃のお礼もかねて」
「でも、お金大丈夫なの?」
そう、一話でもお話したが琢磨には親がいない
その理由とは琢磨が産まれたばかりのころ親に捨てられたのだ
そして琢磨は孤児院で育ったのである
「大丈夫だよ、こう見えてもお金はアルバイトで結構ためてるんだから!」
「で、でも!」
「気にしなくていいから!だけど僕もいつまでも制服って嫌だから今度は僕の服選び手伝ってくれるかな?」
「うん!」
そういうと今度は琢磨の服選びを始めた
そして、30分後
「ありがとうございました」
琢磨の服購入も終わった
現在の琢磨の服装は白い半袖のワイシャツとブラウンの短パンを履いていた
料金は歩美が払うと言ったが意地でも琢磨が払い服屋で使った金額は10000円ちょっと手前ぐらい
そして二人は店員に袋をもらい鞄に制服を入れていた
「服も買い終わったし他に行きたいところは?」
「うーん、あと一ヶ所あるんだよね!」
「じゃあ、そこに行こうか!」
二人は服を買ったあと、Mのハンバーガーショップでバニラシェイクとストロベリーシェイクを購入しまた、ある場所目指して歩きだした
その場所とは
「で、歩美が行きたかったのはここ?」
「うん!琢磨とこういうのしたことなかったじゃん?だから一回やってみたかったの!」
今琢磨達が来ているのはデパート内にあるゲーセンのプリクラの機械の前だった
「ホントに撮るの?僕こういうの初めてなんだけど」
「じゃあ、琢磨の初めての相手は私だね!」
なんだか、端から見たらいかがわしい話をしているがただのプリクラであることを皆さんお忘れなく
そして、琢磨の初体験は終わったのである
その帰り道
「今日は楽しんでもらえた?」
「うん!凄く楽しかったよ!」
「そっか、喜んでもらえたみたいで良かった」
琢磨はずっとプリクラを見ながら嬉しそうにしている歩美に向かって笑顔で言った
その時歩美は学校で凛に言われたホテルinの話を思い出して顔を赤くした
「歩美顔赤いけど大丈夫?」
「な、なんでもないよ」
そうして二人今日の話や学校での話をしていたら
「お兄さん!かわいい子連れてるね!ちょっと俺達にも貸してくれないかな!」
「やっぱり兄貴は見る目イイッスネ!」
二人の前にはいかにも時代遅れと言いたくなるような格好をした不良達が現れた
「すみません、僕達急いでるので!」
そうして琢磨は歩美を背中に隠しながら不良達を抜けようとした
だが、こういった不良にそういった手は通しまず
「誰もお前には用はないんだよ!俺らが用があるのは.....こっちの嬢ちゃんだけなんだよ!!」
「た、琢磨!!いたっ!」
琢磨は不良に殴られ地面にたおれた
そして、不良は力強く歩美の手を引っ張った
地面にたおれた琢磨はというと先ほどの歩美の痛がる声を聞き
パシッ
歩美の手を掴んでいた不良の手を振り払い不良の胸ぐらを掴んだ!
「チッ、弱いやつは大人しく地面で寝てろ!」
パシッ
しかし今度は琢磨は不良のパンチを受け止めて振り払った
「........だすな」
「あっ!なんだって?」
「人の女に手出すなっていったんだよ!!」
そういうと琢磨は不良の腹に思い切り右ストレートを喰らわせた
琢磨の右ストレートを喰らった不良は
「グフッ」
「うわぁぁぁ」
どこかで聞き覚えのある青いロボットの名前を言ってたおれた
そして、その不良の弟分はたおれた不良を引っ張ってどこかへいってしまった。
「ふぅ~、歩美大丈夫?」
「うん!大丈夫だよ、でも琢磨ほっぺ腫れてる」
「ん?あっ!ホントだ」
琢磨は今気付いたのか右手を頬にあててみると少しヒリヒリして腫れ上がっているのがわかる
「痛そう、琢磨の方こそ大丈夫なの?」
「これぐらいなんてことないよ。放置しててもそのうち直るよ....いてて」
「ちょっと待ってて!」
琢磨は笑顔で歩美に言ったがやはり痛そうにしているのが歩美はどうしても気になってしまい鞄からシップスを取り出しハサミで調度良いサイズに切って琢磨の腫れた頬に貼った
「これでよし!ホントに琢磨は...でも、助けてくれてありがとう!」
そういうと、歩美は琢磨に抱きついて顔を琢磨の胸につけた
「なんのなんの、それにしても湿布を持ち歩いているなんて準備がいいね」
琢磨は自分に抱きついてきた歩美の頭を撫でながら言った
いつもは明るい歩美だが、こうして琢磨に抱きついて来ている歩美は無理をしているのである
幼なじみだからその辺もバッチリわかっているのであるだから、歩美から恐怖心を飛ばすために優しく頭を撫でた
「だって、琢磨優しいから絶対さっきみたいになっても自分からは手をだしたりしないじゃん、だからだよ。」
「まぁ、喧嘩にならすにすむならそれが一番じゃん」
どうやら、歩美が不良に絡まれるのはこれが初めてではなく過去にも何度もこんな目にあっているのだ
そのたびに琢磨に助けてもらい琢磨はどこかケガをするのだ。
「あ、あと、さっき言ってた人の女にってどういうこと///?」
「あ、あれはとにかく必死でつい!ごめんね!」
「う、ううん!嬉しかったし!」
「ま、まぁそろそろ帰ろうか//」
ふたりはぎこちない感じで帰っていった
だが、二人とも終始笑顔で家まで帰っていったという