*クラスの愉快な仲間たち*
「みんな!おっはよう!」
「おはよう」
琢磨と歩美は今は自分のクラスである2年C組に到着して挨拶をした
ちなみに先ほどの後輩が琢磨と歩美が付き合っているのではと思った理由が、同じクラスで基本どこに行くのも一緒に行動しているからである。
「おはよう、歩美今日はまた一段と元気ね!琢磨君と大人の階段でも上っちゃったの?」
今歩美に話しかけた少女の名は倉本凛
高校で知り合い意気投合し、今では親友どうしである
そして、先ほどの彼女の発言に回りの女子たちはピクリと反応した。
それほど、琢磨は人気があるのである
「な、なにバカ言ってるのよ!た、ただ帰りに琢磨が私の行きたい所どこでも付き合ってくれるって言ってくれただけだもん!」
「なるほどなるほど、それを利用して帰りにホテルinって寸法ね!」
「だから、違うんだってば!」
そして、またしてもクラスの他の女子たちはピクリと反応した
歩美とその愉快な仲間たち?がしょうもないやり取りをしている中琢磨は...
「ふぅ~、たく、何の話をしているんだか」
自分の席についてその様子を呆れながら眺めていた
そうしていると...
「おっす!琢磨今日も相変わらず歩美ちゃんとラブラブしながら登校か?たく、うらやましいね!」
「いや、そんなんじゃねぇよ!あと何だよ登校中にラブラブって?」
こちらの琢磨に話しかけてきた男の名前は橋本雄大
琢磨とは中学からの付き合いでよく一緒にいろいろやらかしたもんだ、いわゆる悪友というやつだ。
なんやかんやで、琢磨と歩美が友人達と会話をしていると...
「みんな、席つけよ!」
そういって教室のドアを開け先生が中にはいって来ようとすると...
ポトッ
教室のドアに挟まっていた黒板消しが先生の頭の上に着地した、それだけでなく...
バシャッ
足下に置かれていたバケツの水に足を突っ込んでしまい足がびしょびしょに...
「たく、毎度毎度岩崎もあきないわな!」
我らが担任若本先生は頭が真っ白、足がびしょびしょの状態で廊下側の一番前に座っている女子に向かって言う
ちなみに、琢磨の席は窓側の一番後ろ、雄大がその一つまえ、歩美が琢磨の右2つ隣、凛が歩美の右隣に座っている
そして、若本先生に言われた岩崎は
「えへへ、やっぱりすぐにばれちったか」
彼女の名は岩崎舞花
彼女も琢磨と歩美の中学時代からの友人性格は一言で言うならイタズラ好きである
「そりゃな、毎日新しいオプション付け加えられてやられ続ければ誰だってわかるだろ!ってなわけで、放課後残って反省文をかくこと!」
「誰も私を止めることは出来ないんだよ!」
舞花はピースをしながら若本に言った
ちなみに昨日のイタズラとはドアのまえに画ビョウをばら蒔くというイタズラである
それを踏んだ若本の絶叫が学校中に広がったとかなんとか
「桜井、お前からもなんか言ってくれ!」
「えっ!なんで僕?でも、舞花もほどほどにしておきなよ」
窓から外の景色を見ていた琢磨は若本に急にはなしをふられてビックリしたが、とりあえず言うことは言っておいた
「ま、まぁ、琢磨が言うなら仕方ないね、これからは週一にするね」
「そ、そういう意味じゃないんだけどな」
舞花はかおを赤くしながらもじもじと言った
琢磨は琢磨でお手上げ状態で若本を見た
そんな感じで琢磨の学校生活は飽きることをしらない。