3話 対ゴブリン?トランプ操作だけ?余裕でしょ
いつ男の娘を出しましょうかねぇ。
木剣を浮かせたは良いもののあまり動かせれないな…
ベイブレードみたいに回せたりしたら強そうなんだけどね。
木剣がダメならトンカチを振り回せば良いじゃない!
「フンヌゥゥウウウウァアアアアアアアアアア!!!」
と言うわけでやってみたんだけど少ししか浮かない
トンカチは木剣より軽いしコップと軽さはそんな変わらないはず。
ワンチャンレベルアップしないと使えないとか?
ここで来るのが文献さん!
『奇術師にも他のジョブと同じようにレベルがある。特に奇術師のレベルアップは非常に大事であり、レベルと戦闘技術によっては歴代奇術師の40%の人が示してくれたように、魔王を余裕で倒せる。』
おいおいバケモンかよこれ!?
しかも40%って事は100人として40人?めっちゃいるじゃん…
取り敢えずレベルアップはした方がいいって事だよな?
レベルアップといえば魔物なんだけど自然には街に聖域が張ってあるせいで湧かないんだよな。
それならダンジョン…か。
ルリィを一緒に連れてくと強さを見せられて一年くらい萎えそうだからやめとこう。
木剣も鉄斧もトンカチもダメだったからトランプしかないよなぁ。
改造して使いたいんだけど、どう改造してあげようか?
針を付けまくる?爆弾つけて自爆特攻?
毒塗りまくる?何したって良いな…
「可愛がってやるからな?」
「お兄ちゃん…?」
「多分きっと幻聴だよルリィ、というか友達と遊びに行ってたんじゃ?」
「私を呼ぶ声が聞こえて」
丁度武器を作ろうとしていたしタイミングは良いな。
タイミングはね?
「針と接着剤作ってくれる?」
「うん!…やっぱお兄ちゃんに関するものじゃないから無理かも」
「え?あ、あぁ〜…」
「ごめんねお兄ちゃん、お詫びとして既成事t」
「友達の所に行ってらっしゃい!それじゃあ!」
ルリィは扉から離れてる!思いっきり閉めても問題なぁあし!!!!
〔バァアン!!〕
家にあるものかぁ〜
…何にもない!
でもノーマルトランプで挑むのは辛いし薄く切ってから挑もうかな。
切れ味どれくらい上がるんだろう?
__数分後__
「よし!良い感じにできたしやってみるか!」
目の前に木を置いてっと!
「【トランプ操作】ッ!」
すぱっ!
「…切れた音は聞こえたし貫通してるんだけど?」
ちょっと確認、触らせてもらいますよ〜
ガタッ
おぉ!?めっちゃ綺麗に切れてる!?
これならワンチャン…
でも不安だし少し練習してから行くか。
うん、良い感じに動かせる!
これならゴブリンが30体くらい来ても致命傷にならずに倒せるはず!
じゃあ行くか〜
扉を開けた瞬間…
「お兄ちゃん!やっと私と既成じj【【【ドォン!
「多分気のせいだよな?」
一応窓から出るか。
ガラガラガラ、、、
音は問題なし、下にも居ない。
今しかないッ!
トランプを足の下に敷いて!
そして浮かせるッ!
空気抵抗は凄いけどもうすぐで1km…
「うがッ!?」
トランプに速度つけすぎて転んじゃった…
そろそろ降りる予定だったし問題ないない、これは予定内だ。
丁度ダンジョンも目の前、早速入ってレベルをサクッと上げてやる!
というかダンジョンって思ったより普通の洞窟っぽいな。
でもランタンは無いくせに光ってるとかどうなってるんだ?
それはそれとして足場悪すぎる、こういう時にまたトランプを使うのか?
「慣れればこんなもんよっ!」
すぐ乗りこなせちゃうとか天才だな、俺!
…なんでここに顔色の悪いハゲ頭のジジイがいるんだ?
「お〜い、そこのおじいさん?ここダンジョンだよ?」
〈GRRRRYYYYYY!??〉
「うわなんだこいつきっしょ」
【トランプ操作】ァ!
【トランプ操作】ァ!
【トランプ操作】アァ!!
トランプ1号!早く行けよカス!
〈GGGGYYYAAAAA!!!???????〉
…………ふっ、切り味は抜群のようだってね。
ザ・エンドってね。
…シュワって音は経験値だよな、俺のお漏らしじゃないよな?
「…なんか音聞こえる気が?」
おい嘘だろ前からめっちゃ来てないか!?
だがこう言う時の練習。
だけど実戦投入は怖いッ…
「え、【炎舞】ッ!」
トランプを前方向に回しながら無作為に切り裂く、炎ではないんだけどね。
まぁ余裕って分かれば怖くない…かも。
40体くらい居たけど致命傷どころか無傷だったな…
{レベルアップが確認されました。}
{トランプ操作 を トランプ操作(特) に昇格しました。}
これがレベルアップってやつか?
楽しみだぜ〜