0話 ジョブ発表!
ほぼ説明回
多分不定期更新になります、すいません
馬車に乗っているこのイケメン10歳、名はジック。
貴族には性があるらしいが俺にはない。
見た目は茶髪で黒目、身長は156cmでさっきは勢いでイケメンと名乗ったが俺的には顔は中の上くらいだと思っている。
それでもかなり優良物件寄りだと思うが告白されたことなんて無い!うん!
そんなことは置いといて、人生で大事な部分を占めるジョブというものがあるのだ。
ジョブにはレア度と言う物があって
【コモン】<【レア】<【ユニーク】
の3種類で分けられてるらしい。
まぁ細かくは知らないんだけどね
大体人類の80%くらいがコモンらしいしあんま気にしてないけどユニークとか出たら面白そうだなぁ。
「へいぶらーざー」
「どうした?まだ水晶の魔力は残ってるだろ?」
「水晶とかつまんないやつよりジックと喋ってる方が楽しいの!」
この隣にいる赤髪を肩近くまで伸ばしている女の子はルリィという。
4年くらい前に俺が村の裏にある山で見つけたんだ、まぁ喋るのは少し後からにしよう、話題が無くなっちゃうからな。
「そういえば俺新しくマジック練習したんだ、見てくれるか?」
「もちろん!おにい……ジックのマジック本当に上手いからね!」
トランプを使ったマジックを頑張って長引かせる事3時間…
「おにいちゃんすごーい!!」
「さっきまでジックって言ってたでしょ!?」
「もうすぐ王都に着きます、ジョブ発表後14時になるまでに帰ってきてくださいね。」
「ありがとうおじちゃん!」
「ありがとうございます、帰りもよろしくお願いします。」
馬車から降りて早速クッソでかい教会に足を運ぶ。
周りは大通りでもないのに人で溢れている、ルリィとはぐれそうだな…
不安が実現することは無く普通に教会に着いた。
教会の前で何をすれば良いか迷っていると黒い目隠しをしている修道着を着たお姉さんがこちらに来る。
「ジョブ検査する予定の子ですか?」
「はい、俺はジックで隣の子はルリィです」
「ジックさんとルリィさんですね、今は空いているので待たずにできますよ!ラッキーですね!」
妙にテンション高いなこのシスターさん…
そして胸が大きい…!
教会の中に入るとザ・神父って感じの人が十字架を持ちながら祈っていた。
「ゼノールさん、ジョブ検査お願いできますか?」
「おぉ、来たのかい!そうだね…どっちが先にやるかい?」
「ルリィ、いいかな?」
こくりとルリィが頷く
「じゃあ俺が先でお願いします」
「良いのが出ると良いな!」
神父、ゼノールさんがそういって水晶の準備ができたのを確認すると水晶の上に手を伸ばす。
そうすると太陽の3分の1くらいの輝きが目を攻撃する。
「目がぁああ!!!」
「ジョブは…奇術師!レアだよ、おめでとうジック君!」
「ジック君っていうのかい?おめでとう!」
「おにいちゃんおめでとう!」
俺が目に手を当てていると次はルリィが水晶に手をかざす
「じゃあお兄ちゃんに負けないように…お兄ちゃん?9歳なのかい?」
「違います!好きで呼んでるだけです!」
「ならいいのかい…?まぁいいや、水晶の準備は出来たよ」
ルリィが水晶に手をかざすと俺とは比べ物にはならないレベルで光り輝く…
「目ぇえええがぁああああ!!!」
「おにいちゃん大丈夫…?」
「うん………多分……」
「ジョブは……創造神?」
「それはユニークを超えると言われているレジェンドクラス!?」
「ゼノールさん、これはどんな能力を!?」
「なんでも想像し、具現化できるというジョブ最強の一角だ…」
俺は目を抑えながら立ち上がると聞く。
「ルリィの方が凄い感じですか…?」
「奇術師だとあまり正確にはわからないけど創造神の方が強いと言われてるね…」
まぁ正確にわからないってことは努力したら強いんだろう、多分。
ルリィに負けたのは悔しいけど帰るかぁ。
「ジョブ検査ありがとうございました、ではまた」
「しつれいします!」
そういい俺は悔しがりながら帰った…
主のモチベのためにどうか…どうか下にある星を一つでも…!




