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私のオナラに込めた想い。

作者: 七瀬
掲載日:2021/03/06





私のオナラは、薔薇のような甘いにおいがする。

私がオナラをすると? 私の家族がみんな嗅ぎに来るの。


『今日も、夏風のオナラは爽やかな薔薇のような匂いがするな~』

『もぉ~バカな事言わないでよ!』

『いやいや? 夏風のオナラは癒しのオナラだよ。』

『もぉ~お兄ちゃんまで! 何でそんな事を言うのよ!』

『まあまあ~いいじゃない! 夏風のおかげで今日も幸せの匂いを嗅い

でいるんだから~!』

『お母さんまでそんな事を言う!』




私のオナラは、どうやら? “薔薇の香り”がするらしい。

私も家族と同じものを食べているのに、、、。

何故か? 私だけ! 薔薇の香りがするのよ。




 *



それが、私の体質なのか分からないのだけど、、、?

私の3つ上の兄が、変な事を考えたわ。


『なあ! 夏風?』

『何? お兄ちゃん!』

『“お前のオナラ” なんだが、【ミストの香水】にならないかな?』

『えぇ!?』

『夏風のオナラは、ただいい匂いがするだけじゃなく! 癒されるんだよ

甘くて優しい匂い。これは! 絶対に香水にしたほうがいい!』

『もぉ~訳の分からない事言わないでよ~お兄ちゃん! そんな

香水、誰がつけたいのよ! それに私が一番恥ずかしいじゃない!』

『恥ずかしいのは最初だけだ! 直ぐに慣れる!』

『他人事だと思って、勝手な事ばかり言って!』

『そうだ! 夏風! オナラが出る時は、兄ちゃんに直ぐに言うん

だぞ! いいな!』

『言う訳ないでしょ! そんなの、』

『なんでだよ、イイじゃないか! 家族だけで楽しむよりみんな

と共有した方がいだろう?』

『したくありません!!!』

『・・・・・・』




お兄ちゃんは、たまに訳の分からない事を言いだすの!

私が、嫌がっていてもお構いなし。



・・・まさか!? お兄ちゃん、本気じゃないよね?

私のオナラを香水にする話って!?




 *



私の名前は、『横塚 瑞緒』 17歳、高校生2年生。

兄の名前は、横塚 三月 20歳でフリーター。

フラフラ職に就かず、家でゴロゴロしている。

こんな事は、直ぐに気づくというか、、、?

昔からお兄ちゃんは、“少し変わっているひと” だった。




 *



バカげた事だと思っていたけど、、、?

兄は勝手に、私のオナラの香水を作ったわ。

兄は、物凄く喜んでいた。

私の心は複雑で、私のオナラが香水なんって! 気持ち悪い!




・・・でもね?

兄が、私に言ったの。


『夏風! 夏風!』

『何よ! そんなに慌てて!』

『ありがとう!』

『えぇ!?』

『お前の香水をつけて行ったら? 俺がずっと好きだった女の子と

付き合えるようになったんだ! しかも? 横塚君のつけている

香水の匂い! とってもいい匂いだわ~だってさ!』

『・・・・・・』

『お前も! やってみろよ! 好きな男がいるなら!』

『・・・ううん、』




どうやら? 私のオナラの香水をつけて! お兄ちゃんがずっと

好きだった女の子と付き合えたらしい。

まさか!? そんな事になるなんて、、、!?

それなら、私もずっと片想いしている男性ひとにつけようか?

悩んだじゃないのよ! 自分のオナラの香水なんて! 

やっぱり、つける事なんかできないわ。




 *



・・・でもね?

どうしても、私と同じクラスの郷道タケル君に好きな事を伝えたい!

私は自分のオナラの香水をつけて! 今日こそ! 【告白】しようと

迷っていた。

【私のオナラに込めて】

彼に、思いきって想いをぶつけてみようと思うの!

【私にほんの少しの勇気と! オナラの香水の力を借りて!】

今から彼に! 告白します!!!


 


最後までお読みいただきありがとうございます。

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