私のオナラに込めた想い。
私のオナラは、薔薇のような甘いにおいがする。
私がオナラをすると? 私の家族がみんな嗅ぎに来るの。
『今日も、夏風のオナラは爽やかな薔薇のような匂いがするな~』
『もぉ~バカな事言わないでよ!』
『いやいや? 夏風のオナラは癒しのオナラだよ。』
『もぉ~お兄ちゃんまで! 何でそんな事を言うのよ!』
『まあまあ~いいじゃない! 夏風のおかげで今日も幸せの匂いを嗅い
でいるんだから~!』
『お母さんまでそんな事を言う!』
私のオナラは、どうやら? “薔薇の香り”がするらしい。
私も家族と同じものを食べているのに、、、。
何故か? 私だけ! 薔薇の香りがするのよ。
*
それが、私の体質なのか分からないのだけど、、、?
私の3つ上の兄が、変な事を考えたわ。
『なあ! 夏風?』
『何? お兄ちゃん!』
『“お前のオナラ” なんだが、【ミストの香水】にならないかな?』
『えぇ!?』
『夏風のオナラは、ただいい匂いがするだけじゃなく! 癒されるんだよ
甘くて優しい匂い。これは! 絶対に香水にしたほうがいい!』
『もぉ~訳の分からない事言わないでよ~お兄ちゃん! そんな
香水、誰がつけたいのよ! それに私が一番恥ずかしいじゃない!』
『恥ずかしいのは最初だけだ! 直ぐに慣れる!』
『他人事だと思って、勝手な事ばかり言って!』
『そうだ! 夏風! オナラが出る時は、兄ちゃんに直ぐに言うん
だぞ! いいな!』
『言う訳ないでしょ! そんなの、』
『なんでだよ、イイじゃないか! 家族だけで楽しむよりみんな
と共有した方がいだろう?』
『したくありません!!!』
『・・・・・・』
お兄ちゃんは、たまに訳の分からない事を言いだすの!
私が、嫌がっていてもお構いなし。
・・・まさか!? お兄ちゃん、本気じゃないよね?
私のオナラを香水にする話って!?
*
私の名前は、『横塚 瑞緒』 17歳、高校生2年生。
兄の名前は、横塚 三月 20歳でフリーター。
フラフラ職に就かず、家でゴロゴロしている。
こんな事は、直ぐに気づくというか、、、?
昔からお兄ちゃんは、“少し変わっているひと” だった。
*
バカげた事だと思っていたけど、、、?
兄は勝手に、私のオナラの香水を作ったわ。
兄は、物凄く喜んでいた。
私の心は複雑で、私のオナラが香水なんって! 気持ち悪い!
・・・でもね?
兄が、私に言ったの。
『夏風! 夏風!』
『何よ! そんなに慌てて!』
『ありがとう!』
『えぇ!?』
『お前の香水をつけて行ったら? 俺がずっと好きだった女の子と
付き合えるようになったんだ! しかも? 横塚君のつけている
香水の匂い! とってもいい匂いだわ~だってさ!』
『・・・・・・』
『お前も! やってみろよ! 好きな男がいるなら!』
『・・・ううん、』
どうやら? 私のオナラの香水をつけて! お兄ちゃんがずっと
好きだった女の子と付き合えたらしい。
まさか!? そんな事になるなんて、、、!?
それなら、私もずっと片想いしている男性につけようか?
悩んだじゃないのよ! 自分のオナラの香水なんて!
やっぱり、つける事なんかできないわ。
*
・・・でもね?
どうしても、私と同じクラスの郷道タケル君に好きな事を伝えたい!
私は自分のオナラの香水をつけて! 今日こそ! 【告白】しようと
迷っていた。
【私のオナラに込めて】
彼に、思いきって想いをぶつけてみようと思うの!
【私にほんの少しの勇気と! オナラの香水の力を借りて!】
今から彼に! 告白します!!!
最後までお読みいただきありがとうございます。




