おっちゃんの正体とクエスト
取り敢えず南の草原に来た。なんとなく一角兎はあの件で狩るのに抵抗が出てきたし、スライムを探すか。
《探知》
これがないと敵を見つけるのは困難を極めるからな。前MPをケチってこれを使わなかった時は恐ろしいほどの軍団(3匹)に囲まれて殺られたからな。よし。スライムが2匹草むらにいるし行ってみるか。一気に接近して…
《国士無双》
そう。そこには意外な光景があった。スライムが全員倒れていたのだ。
レベルが上昇しました
スライムの核を獲得しました
{スライムの核} レア度2
スライムの核。様々な用途で使える。
今回の戦果はこれが2個手に入ったことだな。だがまだMPは残っている。それに南の草原に来る前にこれも買ったしな。
{MPポーション}
MPが20回復する。
{HPポーション}
HPが30回復
そして数時間俺はレベルを上げ続けた。そのおかげで…
name ユーイチ Level 20
ステータス
HP350
MP200
STR100( +1)
INT90
VIT85
AGI 70
LUK120
職業 《特殊》 魔剣闘士
スキル 《探知》レベル3
《料理》レベル1
《採掘》レベル1
《理不尽》レベルMax
《看破》レベル3
《投擲》レベル3
《国士無双》レベル2
職業スキル 《剣王術》 レベル4
《付与魔術》レベル5
称号 〜特殊職の解放者〜
〜絶望の冒険者〜
〜執念の冒険者〜
《国士無双》に関してはかなりの回数使ったのにレベルは2にしか上がらなかった。《剣王術》よりも上がりが遅いな。やはりそれだけ《国士無双》は強いスキルなのか。
取り敢えずぼちぼちレベルも上がっていつものおっちゃんのところに行くかな。おっちゃんの名前も気になるしな。
「おーいおっちゃん串焼き一つ!」
「ん?兄ちゃんか。はいよ。」
「…ところでおっちゃんの名前教えてくれるか?」
「あぁまぁ…そろそろを明かしてもいい頃か。はぁ…このままのんびり余生をこの串焼き屋で過ごしたかったのだがな。これも宿命ってやつか。あのスキルも持っていることだしな。まぁなんとなく分かっていると思うが、俺の名前はビット。
俺はこの町ファストの英雄であり、剣聖。お兄ちゃん…いや。《剣聖の継承者》
お兄ちゃんを《剣聖の継承者》に任命する。」
称号〜剣聖の継承者〜を獲得しました。
ビットさん…か。そして剣聖だったんだな。この人。そんな気はしてたが。
「ん?《剣聖の継承者》様はあんま驚かないんだな?」
「いや、そんな気がしてただけだよ。それよりも《剣聖の継承者》様呼ばわりはやめてくれ。いつも通り兄ちゃんがいい。」
「ハッハッハッ、やっぱ面白いやつだな。兄ちゃん。まぁお前さんがそれでいいならいいが。だがお前さんはまだ継承者に過ぎない。本当に剣聖になりたいのなら試練を受けなきゃならない。」
《特殊クエスト・剣聖の試練を始めますか?》
Yes/No
勿論Yesだ。Noと言えない日本人、なんてな。
「それじゃ試練の内容を伝えるな。2つ名持ちユニークモンスター通称SUMである孤闘の大狼・グランドを討伐せよ。」
クエスト内容→剣聖の敵であるモンスターを倒せ
なるほど。だがSUMってやつは聞いたことないな。だが恐らく強そうだ。それに俺は称号〜絶望の冒険者〜もあるから苦戦は必至だろうな。SUMについては後で調べてみるか。
——— 指定時間に達しました。5分後に強制ログアウトが実行されます。
お?もうそんなにやっていたのか?このゲームは一定時間やると強制ログアウトが実行される。ずっとゲームをしないようにする設計だな。ちなみにログアウト時は本体がログアウトした場所に残るから、なるべく安全な場所でしたいのだが…
「おっちゃん。俺は旅人だろ?だから一旦元の世界に帰らなければいけないんだ。どこかいい場所ないか?」
「あぁ、そうか。そういえばお前さん旅人だったな。忘れてたぜ。なら俺の屋台の裏に行くか?」
「あぁ有り難い。頼む」
よし。ログアウトするか。
「ログアウト」
少しでも面白いと思って頂けたらブックマークや感想などもお願いします(`・ω・´)




