第一話 驚きと疑い、そして驚き
1000PV言ってました!いやぁ、有難い!
生きる気力にさせていただきます!!
…出来れば、ポイントを付けてくれるとかなり嬉しいかなぁ…なんちって!
コボルトの大群を片した後、ギルドへと向かった。
「あ、ウルマさん!良かったぁ…生きてて、本当に良かったです!」
「えと、どうしたんです?」
「いや、それがですね?コボルトの異常発生が起こってたみたいで…」
「あぁ、それなら全部殺しましたよ?」
「へ?」
「あと、ランクが10になりました。」
「はえ?」
「じゃ」
ふぅ…報告も終わったし、宿に戻るかぁ
「じゃ、じゃないですよ!?さ、さすがに冗談…というか大嘘ですよね!?やめてくださいよ、そういうの…」
「嘘じゃないぞ」
「…まだ白状しませんか…確かに、異常発生は何者かの手によって食い止められましたが…正直あれはFクラスには手に負えないというか、Aクラスのパーティーが死ぬ気で頑張らないと無理なくらいですよ?」
「いけました。」
「…訴えますよ?」
「別に嘘は言ってないです」
「…もういいです。冒険者証を見せてください。クエストの報酬確認を行います。」
「あ、僕が大群を倒したことを認めてから見た方がいいですよ?」
「知りませんよ」
あーあ。忠告したのになぁ。絶対討伐数×大銅貨1枚より大群討伐の報奨金の方が安くつくのに
「コボルト討伐数…1万2062…!?」
儲けもんだな
「だから言ったのに。嘘じゃないって」
「え、え?ギ、ギルドマスター!へールプ!」
「んだよ…おっ、グレーマンの。」
「グレーマン?」
「灰色に光ったやつの総称だよ。」
「ギルドマスター、そ、そんなことよりこれ、見てください!」
「あぁ?んー…俺、頭おかしくなったかな…疲れてんのかな…」
ギルドマスターが目をゴシゴシ擦っている。
あんまり擦らない方がいいのにな。
「このまま行くとギルド及び依頼主である国は俺に1万2062枚の大銅貨…計算すると大銀貨12枚、銀貨6枚、大銅貨2枚を払わないといけないですねぇ。ま、国だしこれぐらい大丈夫でしょ」
「…これ、一個人として公開してもいいのか?」
「事実だし」
「いやいやいや…」
考えるのめんどくさい
「めんどくさいんで帰っていいですか?」
「ダメに決まってるでしょ!?」
「えぇ…」
「と、言うか!さすがにランク10は嘘ですよね!?だって、一日でこんなにコボルトを倒すのはすごいと思いますが、これだけでランク10になれるんだったらコボルト狩りまくってたらランク10なんか6年位で行けますよ!?」
「忘れたんですか?俺、祝福持ちですよ?」
「おい、今すぐギルド長室に行くぞ。」
「え゛…帰りたいんですけど…」
「ここで騒ぐ方がのちのちめんどくさい事になるぞ!」
そう言われて振り向いてみたら、確かに注目を集めていた。
「はぁ…受付嬢さんが騒ぎ立てるから…」
「私のせい!?」
~ギルド長室
「とりあえず、起こったこと全部はなせ」
説明した。包み隠さず。
「…嘘だろ?、と言いたいところだが、嘘を言っているようにも見えんし嘘をつくメリットもない…」
「そうだな」
「…ちなみに、ステータスを俺達に見せてもいい、ということはあるか?」
「ん?そんなこと出来るのか?」
「…これは、そこのメイしか知らないことなんだが…」
あ、あの受付嬢さんってメイって名前だったんだ。へぇ。
「俺は職業ギルドマスター。その職業スキルに鑑定眼ってのがあってだな、それを使えば相手の詳しいステータスが分かるんだ。」
「それって、ステータス看破とは違うのか?」
「ステータス看破は自分より格上の相手には聞かないが、鑑定眼は自分より格上でも見ることが出来る。」
「完全な上位互換ってことか。」
「いや、そうでも無い。これは別種のものだ。ステータス看破は一方的に見ることが出来るが、これには合意がいる。逆にステータス看破は相手のステータスやスキル、職業しか見ることが出来ないが、こっちは物や名称、効力なども見ることが出来る。」
へぇ。便利だなぁ。
「見ていいぜ?」
「ありがとう。」
すると、頭の中にアナウンスが響く
《精神耐性を取得しました。》
ん?精神耐性?あぁ、ステータスを覗かれているからかな?
「…ボヤがかかって見にくいんだが、なにかしてるのか?」
「あぁ、すまん。いまさっき精神耐性を取得しちまったみてぇだ。」
「えぇ…」
「すまんすまん。これってオンオフできるんかな?」
「あ、見えるようになったぞ…ってええ!?なんだよこの祝福!?それに、スキルポイントやジョブポイントの桁も半端ない!それに、ランク10も本当だし…」
驚いてた。
ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛(⃔ *`꒳´ * )⃕↝
これから、剣士職業以外を育てていきますぜ!