第四話 舐められる僕と勝気な俺
説明が…長い…
なんか知らぬ間にブックマークまでして貰えてて…感激です。
「本日はどのようなご要件でしょうか?」
「えと、冒険者になりに、来ました…」
愛想笑いを浮かべている受付嬢にたじろぎながらも要件を伝える。
「はい。登録ですね、では、この水晶に手をかざしてください。」
そう言われ、水晶に手をかざす。
ーーパァッ
水晶が灰色に輝く。
「灰…色?」
受付嬢は少し驚いた顔をし、奥へと向かっていった。
すぐ帰ってきた。
「すみません、規定のない色ですね…どうしましょうか…」
「えと、この色で何がわかるんですか?」
「ええ、これは単純なステータスとそれ以降に望むことの出来る成長を見越してランクを付けてくれる魔導具なのですが…灰色なんて見たことがありませんねちょっと待っていてください」
そう言われ、ベンチに腰掛けていると
「おうおうあんちゃん。なんだぁ?あの色は。」
「いや、それが分からないらしくて…」
「ハッ!それじゃあ最弱のさらに下ってことなんじゃねぇのかぁ?」
「え、えと…」
「おいおい…あんちゃん、俺のパシリになれよ」
「いや、その…」
対応に困ってしまう。あぁ、こういうのはイライラするなぁ
「なにぃ!?灰色だと!?直ぐに呼んできてくれ!!」
奥からでかい声が聞こえる。
「あ、ウルマさーん!すぐに来てくださーい」
僕は離れられることにほっとしながらも、立ち上がってギルド長室へと向かった。
~
「お前さんか。灰色ってのは」
「ええ、まぁ。」
なんのこっちゃよくわからん。
「ふーむ…お前さん、祝福っちゅうのを持っているんだな?」
「ッ!?」
なんでバレたんだ!?
「あ、そう驚かないでいい。灰色ってのは祝福を持っていて図りきれない奴がそうなるんだ。」
そうだったのか…
「で、どうする?お前さんが実力を示せば冒険者クラスは高めで登録してやるんだが…」
「あ、べ、別に低い所からでいいです」
「…なら、最低ランクのFからになるが、いいんだな?」
「は、はい。」
だって…弱めの奴から戦わないと俺弱いし…
「ガハハハハ!今まで祝福を持っとるやつを何人か見てきたが、こんなに腰の低いやつは初めてだ!」
「あ、ありがとうございます…?」
「じゃ、お前は今日からFクラスだ。行っていいぞ。」
「はーい」
そうして俺はFクラスになった。
~
「では、早速クエストを受注しますか?」
「あ、じゃあ簡単なので」
そう言って渡されたのは
ーーーFクラスーーー
メチャクルシミソウの採取
ーーーーーーーーーー
なんやこの名前…めっちゃ苦しみそう。
「薬草の採取です。薬草の詳細はあっちのカウンターの上にある図鑑にありますので。あと、写真はカウンター横のところにあるので、間違えた物を持っていかないようにしてくださいね」
「はーい」
はっつクエスト~♪
~
《レベルが上がりました》
《レベルが上がりました》
《レベルが上がりました》
《レベルが上がりました》
《レベルが上がりました》
《レベルが上がりました》
《レベルが上がりました》
《レベルが上がりました》
《レベルが上がりました》
《レベルが上がりました》
《レベルが上がりました》
《レベルが上がりました》
だァ!うるっせぇ!はぁ…なんかあとで見れるのとかねぇのかなぁ…
《スキル:ログ確認を取得しました》
《スキル:ステータス整理を取得しました》
あっ…ラッキー
ーーーウルマーーー
レベル:40 称号:転生者 早熟 種族:人類種
体力:B→A 力:B→A 防御:D→B 魔力:D 知力:B 俊敏:B→A 幸運:A
職業:剣士 取得可能職業:採取人、剣士、見習い魔法使い、見習い魔物使い、神官 JP:400
スキル:類まれなる運勢(1/5) スキル持ち越し JP使用軽減(微)(0/10) 職業変更 剣術(小)(0/20) 剛腕(0/5) 逃げ足(0/15) ログ確認、ステータス整理 SP:3990
祝福:経験値千倍、JP十倍、SP十倍
ーーーーーーーーー
早速ステータス整理を発動する。見にくいったらありゃしなかったあのステータスが…
ーーーウルマーーー
レベル:40 種族:人類種
体力:A 力:A 防御:B 魔力:D 知力:B 俊敏:A 幸運:A
職業:剣士 JP:400
スキル:類まれなる運勢(1/5) JP使用軽減(微)(0/10) 剣術(小)(0/20) 剛腕(0/5) 逃げ足(0/15) SP:3990
祝福:経験値千倍、JP十倍、SP十倍
整理ステータス(12)
ーーーーーーーーー
おぉ~…お、おぉ?まぁ、表示しなくてもいいステータスを整理したことでまぁまぁ見やすくなったかもしれんが…所詮まぁまぁかな。
んー…スキル全部上げちゃうか?
と、あげた所
ーーーウルマーーー
レベル:40 種族:人類種
体力:A 力:MAX 防御:B 魔力:D 知力:B 俊敏:MAX 幸運:MAX
職業:剣士 JP:400
スキル:類まれなる運勢 JP使用軽減(微) 剣術(小) 剛腕 逃げ足 SP:2460
祝福:経験値千倍、JP十倍、SP十倍
整理ステータス(12)
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こうなった。MAXって言うのはMAXで、これ以上上がらないということ。上げるには、ランクアップが必要だ。
そしてランクアップに必要なのがステータスの過半数がMAXであるということ。つまり、あと一つだ。
次に職業ランクをあげようと思う。
《職業:剣士のランクアップをしますか?YES/NO》
YESだ。
ーーーウルマーーー
レベル:40 種族:人類種
体力:A→MAX 力:MAX 防御:B→A 魔力:D 知力:B 俊敏:MAX 幸運:MAX
職業:剣士+1 JP:350
スキル:類まれなる運勢 JP使用軽減(微) 剣術(中) 剛腕 逃げ足 SP:2460
祝福:経験値千倍、JP十倍、SP十倍
整理ステータス(12)
ーーーーーーーーー
消費JPは50。常人なら50レベルまで到達しないとランクアップは望めない。
ランクアップの利点は、職業スキルのスキルアップがされることだ。レベルアップでもスキルアップはするが、こっちの方が楽。いいねぇ。楽して強くなるのって
ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛(⃔ *`꒳´ * )⃕↝
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感想にはできる限り返そうと思っているので、どしどしくださいな