表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
超絶成長スキルで気づけば世界一を超えていたので、自由気ままに生きてみようと思う  作者: ゆうごろう
第二章 何か知らんが世界最強になったけど、自由に生きたいと思う
17/18

第九話 苛立ちと同郷、そして死ね

短いです

「……」


…落ち着け、俺。平常心平常心。きっとまたいいことがあるさ、だから落ち着けぇ…


「ヒッヒッフゥー…」


ダメだ、気が動転してる。怒りが一周まわって焦りに変換されたみたいだ。

クソが、このトラップを仕掛けたやつは頭がおかしいのだと思う。


そう思っていると、爆煙が晴れ通路が見える。


「はぁ…この先にいるって事だよな…?」


俺は、嫌な予感を振り払って進むことを決意した。





結論から言うと、散々な目にあった。

言葉で言い表せば怒りが湧いてくるので、ダイジェストで行こうとおもう。





「どんだけあるんだよ、この階段…」


俺は、延々と続く階段を下っていた。

その降りた階段の数は800を超えており、常軌を逸している。だが、侵入者対策だと信じていた。いや、信じたかった。





…あれから、どのくらいたったであろう。

俺はもう真面目に階段を降りるのをやめ、第三位界魔術:飛翔で宙を飛んでいた。

…これ、絶対罠じゃん。

そう思い、第四位界魔術:魔力探査を使用したところ…


俺は、延々と同じところをぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる…していたらしい。

魔法を解除したら直ぐに下に着いた。そこにはーー


ーどんくらい降りた?ー





階段を降りた先には部屋があり、また階段があった。

俺がまた魔力探査を使用したところ今度は別に魔力の反応はない。


ーまたすると思った?ー


死ね。





さっきの俺はどうにかなっていたのだと思う。

よく考えても見れば、ただ延々と階段を下らさせられ、おちょくられ、それをまた警戒した時にその旨の話を持ちかけられただけで『死ね』などと考えるなんて…どうかしてたぜ。


俺は落ち着き払って先へ進む。


「やっとか。」


そこには、重厚な扉が佇んでおりいかにも最後の部屋、という感じが漂っていた。

魔力探査にも反応はなく、第三位界魔術:熱源探査にも人の反応を示している。


俺は扉を開けた。と、そこにはーー


「やぁ、ご苦労さま。」


まだ年端も行かない子供がいた。





「で、どうだった?」

「は?」

「いやいや、途中にトラップあったでしょ?まだあれ未完成なんだけど、どんな感じだった?イライラした?」

「……」


あれ、未完成?完成系はどうなるんだ?


「その反応は、結構イライラしたみたいだね。まぁ、軽いもんでしょ?()()()()()()ラノベには、もっとイライラさせるような構造のものもあったし。これ、そう言うのを参考にしたんだけど」

「そうだな…もっとイライラさせるトラップ書いてる作家さんも…」


ん?なぜ、俺がいた世界の話を…転生者か?


「ご名答。私は転生者だよ。それも、1年くらい前に来た、ね。」

「…どういう経緯で?」

「召喚されたのさ。怪しげな軍連中に。」

「で、今では軍のトップ?」

「いや、そう呼んでくれるのは1部のみだよ。軍は腐りきってる。私一人の力じゃ統制しきれなかったさ。」


そこまで酷いのか…めんどくせぇ、やっぱり潰すか


「ふーん…じゃあ、君は軍を潰しに来たんだね?」

「…なんでそれを?」

「ふふっ、私は転生者だよ?祝福も貰ったさ」

「それが心でも読めるってのか?」

「半分正解で半分不正解、だね。その回答だと足りないさ」

「ん?なら、どういう…?」

「私の能力は()()()()()()()()()()()()()()()を覗き見る能力さ。分かりにくい上に使い勝手も悪いし、使い所も限定されるんだ。めんどくさい能力だよ。」

「うーん?つまり?」

「うーん…今回のことで例えるとね?私は、あなたが『軍を潰そうとしている計画』を見ることができるってこと。だけど、あなたの計画って無鉄砲すぎるのよね。何よ、『その場その場で考えて基本ごり押す』って。」

「そういうことかぁ。いやぁ、納得納得。よし、じゃあ死ね」

「ちょ、なんでなのさ!」

「てめぇは意味もなく俺をおちょくった。万死に値する。」

「そこまで!?」


イライラする。


「第一位界魔術:惨死」

「ほえ!?ちょ、今見たけどその魔法えぐくない!?ヤバいやつじゃん!即死魔法じゃん!」

「偉大なる死神よ・我が魔力が望むは凄惨なる死・我が意思に答え・わが身心を持って・敵に死を  第一位界魔術:惨ーー」

「…すんませんしたァ!」


それは、清々しいほど綺麗な土下座であったーー

お楽しみいただけたでしょうか?

ぜひ

「面白い!」

「また読みたい!」

「続きが読みたい!」

などと思ってもらえることが出来たのなら、ポイント、ブックマーク等よろしくお願いします。


また、

「ここ矛盾してない?」

「ここ、どうなってるの?」

「意味わかんないんだけど」

などと思った方は、気軽に感想に書き込んでください。できる限り返信させていただきます。


最後に、読んで下さり本当にありがとうございました。

ブックマークや感想、ポイントが増えていくととても励みにもなり、嬉しく思うので、やってくれると嬉しいです。

では、またお会いしましょう!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ