第二話 剣と魔法、そして犯罪
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あの後も色々ギルドではあったのだが、言葉にするのも面倒なくらいに僕は疲れていた。
「そんなにおかしなこと言ったかなぁ…」
これは、ウルマの感性を疑う発言だ。
圧倒的にウルマがおかしいのであり、ギルドマスター(名前知らない)とメイや、その他冒険者には全く非はなく、むしろそれに気づくことの無いウルマが悪いと言える。
だが、ウルマは気づかないのであった。
~翌日
「あらウルマ、あんた何やらかしたんだい?」
「え?」
「王城から手紙が届いてるわよ?」
あ、報奨金かな?
「分かった。心当たりはあるから、貸して。」
「はいよ」
その手紙の封を破る。するとそこには…
ーーーーーウルマ殿ーーーーー
貴殿を国家反逆罪で逮捕する。
指名手配は既に済んでいるので
大人しく投降したり。
ーーーーーーーーーーーーーー
は?
国家反逆罪で捕まるそうです。
~王城
「誰だ!!」
「えと、なんか国家反逆罪にされてたウルマですけど」
「なにぃ!?何故こんなところに居る!」
「いや、投降ししろって書いてあったので…」
「…ま、まあいい!大人しくお縄に附け!」
「いや、そういうんだったら早く捕まえてくださいよ…」
「…そ、そうだな。」
僕のことを縛る兵士。大変だなぁ、と思った。
~王の間
「で、僕がなんで国家反逆罪なんですか?」
「…本当に自分から来たのかぁ…」
「えぇ、まぁ。」
「…罪状は、『虚偽の報告により大金を国家から受け取ろうとした』と言ったところだ。」
「…虚偽の報告とは?身に覚えがないのですが」
そう王に伝えると
「馬鹿なことを言うな!!コボルト1万匹以上を一日で倒したなど、嘘に決まっておろう!そんなもの世界一のグリーベルレベルではないと無理だろう!」
キーキー声だなぁ…太ってるし、典型的なうるさい貴族って感じする。
「はぁ…その事でしたら、ギルドマスターにも確認を取っているはずですが?」
「あんなもの、ギルドを騙していただけだろう!」
「冒険者証に記録が残っているはずですが」
「間違いかお前が書き換えたのであろう!」
「そんなこと出来ないと思いますが…」
「黙れ黙れ黙れ!と、に、か、く、だ!貴様は国家反逆罪で牢屋行きだ!」
はぁ?
「落ち着け、ベルメール」
「で、殿下!しかし!」
「…我々もにわかには信じることが出来んのだよ。しかし、これで捕らえた後実は真実であったなどと判明しては我々の信頼もガタ落ちだ。」
「はぁ」
「そこで、近衛騎士のグリンドに試合で勝つことが出来れば、無罪とし慰謝料など込で金貨1枚と大銀貨5枚を報奨金として渡す。これでどうだ?」
「まぁ、それで無罪になるのならそれでもいいですけど」
「なら、決まりだ。今から闘技場で試合をするぞ。」
どうやら最強の騎士とバトルをするらしい。
どうしようか。俺にはスキル持ち越しがあるし、この機会に違う職業に変えとくか?こういう対人の戦いは経験値も高いと聞いたことがある。
まぁ、殺さない事を前提とした場合、だが。
やはり殺した方が経験値も高いようで、人との試合でもなかなか経験値は殺す時に対しては及ばないようだ。
しかし、俺には経験値千倍がある。
よし、変えよう。何に変えようかな…
ーーーウルマーーー
レベル:1 種族:人類種 ランク:10
体力:MAX+10 力:MAX+10 防御:MAX+9 魔力:A+8 知力:MAX+9 俊敏:MAX+9 幸運:MAX+10
職業:見習い魔法使い JP:9910
スキル:類まれなる運勢 JP使用軽減(微) 剣術(極) 剛腕 逃げ足 見切り 先読み ステータス看破 反射 気配探知 危機察知 超過ステータス移動 基礎魔法(微)(0/20) SP:97220
祝福:経験値千倍、JP十倍、SP十倍
整理ステータス(24)
ーーーーーーーーー
こうした。ついでに新スキルである基礎魔法をレベルMAXにする。
魔法かぁ…前世では憧れてたフシはあるな。
今世では、父親がゴリゴリの剣士で剣士に憧れてたからな。ま、いいんだけど。
さて、と。やりますかぁ。
噛ませ犬登場!
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