農場開始と初めての外
ルビーさんは狩りに行ってくれるようです。
「では狩りに出てくるのじゃ。期待して待っておれ。」
朝起きて朝食を摂った後、ルビーさんは狩りに出ていきました。
「さて、私も自分のやるべき事を始めましょう。」
その矢先に、
《おはようございます、ダンジョンマスター。》
《7:00です。余剰回復MPをDPに変換します。》
《DPが11040→11640となりました。》
いつものDP回復通知でした。しかも、前回に比べてかなり増えてます。これなら農業を頑張って食料事情を改善すればDPを貯めて強力な魔物を呼び出せるかもしれません!
やっと希望が少しだけ見えた気がしました。さて、それでは野菜の作付をしていきましょう。
「こっちはジャガイモ、ここはニンジン、こっちの端はトマト、最後は追加で買ったタマネギっと。」
畝を分けて作付をしていきます。この調子だと半日くらい掛かりそうですね......
「あっ、そういえば......」
トマトとバジルを一緒に植えると良いって話を聞いた事がありますね。丁度バジルの種もDPで買えますし、やってみましょう。
トマトの苗付近にバジルの種をパラパラと蒔いていき、少し土を被せる。
「よし、これで良いかな。次はジャガイモにしましょう。」
数時間後、全ての作付が終了した。そのままDPで買ったジョウロで水を撒き、今日の農作業は終了した。
「さて、ルビーさんが帰ってくるまでに調理器具を揃えてしまいましょう。ルビーさんが居るから外で調理しても大丈夫なハズですし。」
《購入》タブから包丁、木のまな板、小鍋、フライパンもどき、焚き火用の簡易調理台等の調理器具諸々を640DPで購入した。
「とりあえず、準備は終わりっと。後は独学で槍でも振り回してましょう。」
「さて、なんちゃって訓練になりますけど......確か本で読んだ記憶では、槍の基本は突くと叩き付けるだったハズですね。」
変な動作が身につかないように、槍を突き刺す動作と上から穂先を叩き付ける動作だけをスムーズに行えるように反復して練習する。
そんなこんなで1時間程練習していると、
「ユキノー!帰ったぞー!」
そんな声がダンジョン入口から聞こえる。昨日登録を忘れていたので、すぐに《設定》タブからルビーさんを味方に登録した後、ダンジョンの入口に向かう。
そこには、2m程の怪鳥が横たわっていたが、それ以外にも、周囲の光景に目を奪われる。
見渡す限りの森。日本の森とはまた違う雄大さ。目の前に広がる森に目を奪われる。
「初めて外に出ましたけど、凄い森ですね。」
「危険ではあるが、美しい森じゃからのう。」
「多分、私では半日も生きて居られないでしょうね。」
「ふーむ、【鑑定】。......このステータスではマトモな魔物に遭った時点でおしまいじゃな。ただ、珍しいスキルを持っておるな。」
「珍しいスキル?【指揮】ってやつですか?」
「そう、【指揮】じゃな。自分の命令できる相手の能力を少し上げるという珍しい能力じゃ。ダンジョンマスターと相性が良いぞ?」
「なるほど。ダンジョンの魔物の皆さんが少し強くなるんですね。」
「まあ、スキルの話はそれくらいにして、今日は人族の者も食べておる魔物を狩って来たぞ。」
「それは助かります。その大きい鳥ですね。」
ルビーさんはその大きい鳥を爪を使って解体し、切り分けていく。
「凄い手際ですね。」
「昔、とある奴に習ってのう。この方が美味く食えるのじゃ。」
「人間も羽や毛皮は食べられませんし、解体して頂けて良かったです。」
「それは重畳じゃの。」
ルビーさんを手伝って、細かい羽や食べられない部位を取り除いていく。
数十分後には、食べやすいサイズに解体が終わった。
「ではユキノ、こちらをやろう。」
そう言って渡されたのは、2kg程もありそうな鳥肉の塊だった。
「正直、半分でも食べきれるか不安なので、調理した後半分食べませんか?」
「良いのか?あまり小食だと強くなれんぞ?」
「あはは......あまり胃が大きくないので。」
「まあ、食べ切れ無かったらこちらで消費するから、気兼ねなく調理するのじゃ。」
「ありがとうございます。では始めますね。」
そう言って話しつつその辺から拾って来ていた枯れ枝と枯れ草を積み重ね、周りを石で囲って竈を作る。そこに火口を作り、火打石で火を着ける。
数分後、焚き火のひも強くなった所で、簡易調理台をセットした。
「では、始めていきますか。」
900PV突破しました!読んで下さってありがとうございます!
まだダンジョン作成も農家も始まったばかりですが、応援よろしくお願いします!




