第二話
俺は、大将から話を聞いて、その惑星へと向かうことにした。
位置的には、ここから地球を挟んで銀河の内側にある。
ともすれば、地球へ近づくことは可能だ。
それを思うだけでも、楽しい気分になれよう。
エンジン不調ということにして、ふらふらと向かうようにすれば、不時着するように見えるはずだ。
それに、途中で生き返ったとしても、ボロ船だから問題はない。
俺はそう思い、その話を受けたわけだ。
船は俺が最初に買った船をだましだまし使っている。
かれこれ20年になるだろう。
惑星間宇宙船としては、そろそろ耐久年数がくる年だ。
それでも飛び続けてくれているのが、とてもありがたい。
惑星政府から出航許可を受け、俺は宇宙へと飛び立つことができた。
今の世界、惑星一つ一つが統一された政府に統治されており、それらがまとまって連邦を構成している。
出発地と、到着1週間前に到着地の政府へと通達を出すことになっているが、実際のところ、航空通達と呼ばれるそれは、出発と同時に全ての航海予定を出発地の惑星政府宛に提出することとなっている。
例に漏れず、俺もその書類を提出して出てきているが、守ろうと思う気は、さほどない。