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  作者: 尚文産商堂


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第十八話

「君は、誰?」

俺は思わず立ち止まる。

その少女に見覚えはない。

ただ、雰囲気はTeroに似ていた。

Teroよりかはさらに幼い感じがする。

「ご案内、しましょうか?」

こちらの声が聞こえてないようだ。

「まずは、君の名前が知りたいな」

「私ですか」

ようやく認識できたらしい。

ここにいるということは、人間ではなくて、おそらくはロボット、あるいはTeroの同類だと考えている。

「私は科学。Teroの初めての子供」

それが本当なのかもしれないと思ったのは、その姿を見ていたからだ。

そうでもない限り、子供ということを受入はしなかっただろう。

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