泣けない私と海
心が傷ついた少女の話
今日は何をしよう?
明日は何をしよう?
そう思えることは、幸せだ。
すべてがガラス一枚隔てた出来事のように感じた。
何も感動しない、
やる気もおきない、
笑顔も作れない。
飲んでいる欝の薬が合わなくなっていることがわかったのは
母が海に連れて行ってくれたから。
一杯傷ついた、でも泣けない私。
そんな私を母は海に連れて行ってくれた。
最近海が見える町に引っ越した。
でもまだ海にはいってなかった。
怖かったから。
そんな私を連れて、母が言う。
「海に行きたいわ」
私は母が大事なので、不安だったが断らず海へ行くことにした。
知らない道を歩く、母と手をつないで。
母は片手に杖を持って、杖を突きながら。
ゆっくり、いろんな道を曲がって。
たどり着いた海はきらきら輝いていた。
階段に腰掛けて、母に
「泣けないよ」
というと、母は
「きっとあなたは責任感が強いのね、また今度きたら泣けるわ」
といってくれた。
たくさんの人が海でサーフィンをしている。
眺めながら母とたわいのない話をする。
それでやっと私は胸が温かくなった。
お日様の光を浴びたせいもある。
でもきっと海が勇気をくれたんだと思う。
そこの連れてきた母はやっぱりお母さんだなと思った。
それからやっとやる気が出てきて
何をしよう?と思うようになった。
幸せだと思った。
今日何をしよう?
明日何をしよう?
そう思えることは幸せだ。
私は今こうやって小説を書いてる。
幸せだ。
まだ泣けないけれど、そのうち泣けるだろう。
また母とあの海へ行こう。
お母さん、ありがとう。
ライトに読んでください。




