聖手のマッサージ師3期13-24話
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『癒しの手、貴族の心』 第3期
~未亡人サロンのマッサージ師~
アニメ第3期 全24話 完全台本 Vol.3(第13話〜第18話)
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第 13 話(第3期)
「川のほとりで、見てきたもの」
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【シーン①:サロン待合室 (セリーヌの帰還報告)】
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夏の初め。セリーヌが一週間の旅から戻ってきた。
いつもより少し日焼けして、髪が風に乱れたまま——でも目が、前より穏やかだ。
ライアんが待合室で出迎えると——
セリーヌ:(まっすぐライアんを見て)「……行ってきました」
ライアン:「どうでしたか?」
セリーヌ:(少し間があって)「川、本当にきれいでした。
夫の言った通り、世界一かもしれない——論理的に言えば、比較対象が少ないので断言はできませんが」
ライアン:(くすっと笑って)「でも——きれいでしたか?」
セリーヌ:(少し頬を染めて)「……とても(素直に)。
川のほとりに座っていたら——夫がそこにいる気がした。
論理では説明できませんが……でも、いた気がした(確かに)」
ライアン:(穏やかに)「……感じられましたね」
セリーヌ:(目が潤んで)「はい。泣きました。川のほとりで。
でも……泣いた後、川がもっときれいに見えた」
ライアン:(真剣に)「……それが、論理の外側ですね」
セリーヌ:(静かに、でも確かに笑って)「……そうです。
論理の外側は——怖くなかった。
むしろ……広くて、きれいでした」
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【シーン②:施術室 (セリーヌの変化・施術)】
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施術が始まると——セリーヌの体がこれまでと明らかに違う。
最初から力が抜けている。
ライアン:「……体、変わりましたね」
セリーヌ:「旅の前と、違いますか?」
ライアン:「はい。ずっと力が入っていた場所が——緩んでいます」
セリーヌ:(少し間があって)「……川のほとりで泣いてから、何かが緩んだ気がします。
論理で全部抑えていたものが——流れていった(笑顔)」
ライアン:(施術しながら)「……次は誰かと行きますか?」
セリーヌ:(少し考えて)「……次は——夫の両親を誘ってみようと思います。
夫の故郷の川を、一緒に見に行きたくて」
ライアン:(嬉しくなって)「……それは、いいですね」
セリーヌ:(静かに)「論理より先に、気持ちが決めました。
それが——今の私の答えです」
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【シーン③:ラッキースケベ⑬ お土産配布の混乱】
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セリーヌが旅のお土産を全員に配ろうと大きな袋を持って廊下を歩いていると——
袋が重くて、廊下の曲がり角でバランスを崩して——
ライアんが通りかかって袋を支えるが——
セリーヌが反対方向に引っ張ってしまって、二人で廊下の壁際に押しやられる形に。
袋がぱんと開いて、お土産が廊下に散乱。
セリーヌ:(壁を背に、ライアんと至近距離で、真っ赤な顔で)
「……これは……論理的に考えれば……距離が近い……(論理が出てくる)」
ライアン:(同じく赤くなって)「……お土産、拾います……!」
セリーヌ:「……そ、そうですね……論理的に(顔が赤いまま一緒に拾い始める)」
フローラ:(曲がり角からひょこっと顔を出して)「えっ!?土産!?えっ!?(驚き過多)」
レオン:(後ろから来て、状況を見て、記録して)「……先輩は……旅の土産配布の場でも……」
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【シーン④:夏の夜 各ヒロインの一コマ】
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夏の夜のサロン。
〔フローラ——中庭のベンチで〕
一人で静かに夜空を見ている。
今日は泣いていない——ただ座っている。
ライアんが通りかかると「……夫のこと、考えてた(静かに)」と言う。
「今日は止まらなくなりませんでした。ちゃんと考えて、ちゃんと戻ってこれた」
ライアん:「……成長しましたね」 フローラ:「えっ!!(驚き過多)」
〔アンナ——中庭で素振りを一人でしている〕
ライアんが声をかけると「……夫と練習した型を、もう一度全部やり直している」と言う。
「逃げるためじゃなく——覚えていたいから」
ライアん、その言葉に胸が温かくなる。
〔ミレーヌ——窓際で夜空を見ながら〕
ライアんに「今日の私、どうですか?」と聞かずに——自分で「今日の私、よかったと思います(初めて自己申告)」と言う。
ライアん:「……自分で決めましたね」 ミレーヌ:「はい(誇らしそうに)」
〔リズ——廊下でまっすぐ歩いている〕
「今日、正しくない行動を三回しました(報告)」
ライアん:「三回!」 リズ:「全部怖くなかったです(達成感)」
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【エンディング・次回予告】
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ナレーション(ライアン):
「セリーヌ夫人が川のほとりで泣いてきた。
「論理の外は怖くなかった。むしろ広くてきれいだった」——
この言葉、一生覚えていると思います。
フローラさんが「止まらなくなりませんでした」と言えた。
ミレーヌ夫人が「今日の私、よかったと思います」と自分で言えた。
リズ夫人が「三回とも怖くなかった」と誇らしそうにした。
……後半も、最高の3年目です」
次回予告:
「第14話! アンナ夫人、ついに「夫のために泣く」のではなく「自分のために泣く」日が来る。
そしてジュリエット夫人が、ある人物に初めて自分から話しかける。
『自分のための涙と、自分の声』!」
【第3期 第13話 了】
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第 14 話(第3期)
「自分のための涙と、自分の声」
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【シーン①:施術室 (アンナ「自分のために泣く」)】
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施術室。アンナが横になっている。
最近は入室の時から力が抜けているようになった。
ライアン:(施術しながら)「……今日、剣術は?」
アンナ:「今日は休んだ。……一人で部屋にいた」
ライアン:「どうしていましたか?」
アンナ:(少し間があって)「……泣いていた」
ライアン:「ゴミが?(穏やかに)」
アンナ:(少し間があって——かすかに笑って)
「……今日は、ゴミじゃない。
自分のために泣いた。
夫が死んで悲しいから泣くんじゃなくて——
私が寂しいから、泣いた。
初めてだった、そういう泣き方が」
ライアん、施術を続けながら、聴く。
アンナ:(続けて)「夫のための涙は——夫を思う涙だ。
でも今日は……私が寂しくて、私のために泣いた。
弱さだと思っていたが——違うかもしれない。
自分を認めることが、泣くことの中にある気がした(言葉を探しながら)」
ライアン:(穏やかに)「……自分のために泣けること——それが、前に進む力になります」
アンナ:(長い沈黙。それからぽつりと)「……ありがとう(短く、でも確かに)」
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【シーン②:音楽室の前 (ジュリエットが自分から話す)】
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音楽室の前の廊下。
アンナが一人で廊下に座っている(施術後の余韻で)。
そこへジュリエットが通りかかって——アンナを見て——止まる。
いつもなら通り過ぎるジュリエットが、今日は——
ジュリエット:(少し間があって、声に出して)「……大丈夫、ですか?」
アンナ:(顔を上げて驚いて)「……ジュリエット夫人か。大丈夫だ(短く)」
ジュリエット:(うなずいて、でも通り過ぎずに隣にしゃがんで——音楽室の方を見ながら)
「……泣いた後は——ピアノを弾くと、少し楽になります(声で)」
アンナ:(少し驚いて)「……そうか(聞いている)」
ジュリエット:(小さく)「……よければ、聴きますか?(声で)」
アンナ:(少し間があって、立ち上がって)「……聴く」
ジュリエットが音楽室でピアノを弾く。アンナが椅子に座って聴く。
言葉のない時間が、静かに流れる。
曲が終わって——
アンナ:(静かに)「……きれいだった」
ジュリエット:(口元が緩んで)「……ありがとう(声で)」
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【シーン③:ラッキースケベ⑭ 廊下の夏の騒動】
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その夕方。
廊下でミレーヌが「今日の私はよかったと思います!!(練習)」と鏡に向かって言っていたら——
鏡が廊下に置いてあったことを忘れていてライアんが前から来て——
ライアン:「(鏡に気づかず)あ——!」
鏡を避けようとしたライアんとミレーヌが同じ方向に避けて——
廊下で正面衝突。
ミレーヌ:(ライアんにぶつかって、至近距離で)「変じゃないですよね——えっ!?(気づく)」
ライアン:(同じく赤くなって)「大丈夫ですか!?」
ミレーヌ:(少し間があって——自分で)「……変じゃない。これは事故です。私は悪くない(自己評価)」
ライアン:(その言葉を聴いて、笑いながら)「……成長しましたね、夫人」
ミレーヌ:(顔が赤いまま、でも誇らしそうに)「……自分で決めました(胸を張って)」
レオン:(端で記録しながら)「……先輩の周囲では……廊下も学習の場になる……(震えながら記録)」
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【シーン④:夜 アデライドとの時間】
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夜。廊下の窓。アデライドが立っている。
ライアんが近づく。
アデライド:「……今日もいろいろあったようですね」
ライアン:「アンナ夫人が自分のために泣けた日で、ジュリエット夫人が自分から話しかけた日で」
アデライド:(静かに)「……ジュリエット夫人が……」
ライアン:「はい。アンナ夫人に声で話しかけて、ピアノを聴かせてあげました」
アデライド:(少し間があって、静かに微笑んで)
「……ここに来ると——変わるのね。みんな」
ライアン:「夫人も変わりましたか?(笑顔で)」
アデライド:(少し驚いて、でも静かに考えて)
「……変わりました。最初に来た日と、今は——全然違う。
あの頃は……ここが怖かった。でも今は……」(少し間があって)「家のような気がします」
ライアん、その言葉を聴いて——じわっとして。
ライアン:(静かに)「……僕も、そう感じています」
アデライド:(窓の外を見て、静かに)「……ここが家になったのは……あなたがいるから、でしょう」
夏の夜。窓の外に、涼しい風が吹いていた。
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【エンディング・次回予告】
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ナレーション(ライアン):
「アンナ夫人が「自分のために泣いた」と言った。
ジュリエット夫人が、自分からアンナ夫人に声をかけた。
二人の間に——言葉がなくても、音楽で伝わるものがあった。
アデライド夫人が「ここが家のようだ」と言ってくれた。
それが——今夜一番嬉しかった言葉です」
次回予告:
「第15話! リズ夫人が「正しくない道」を全力で走る日!
フローラの「えっ!?えっ!?」が、ある瞬間止まる——涙と共に。
そして——レオンが初めて施術で誰かを泣かせた(いい意味で)。
『止まった「えっ」と、初めての涙』!」
【第3期 第14話 了】
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第 15 話(第3期)
「止まった「えっ」と、初めての涙」
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【シーン①:施術室 (リズが「正しくない道」を語る)】
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施術室。リズが横になっている。
今日は入室した時から、少し楽しそうな顔をしている——珍しい。
ライアン:「……今日は顔が違いますね」
リズ:「昨日から今日にかけて、正しくないことを——七回しました(報告)」
ライアン:(笑いながら)「七回!! 過去最多ですね」
リズ:(誇らしそうに)「はい。歩き食べを二回、ソフィー夫人と市場で走りました。
傘を持たずに小雨の中を歩きました。
夜更かしして本を読みました。好きな本を——正しい読み方じゃなく、
好きなページから読みました」
ライアン:「……どうでしたか?」
リズ:(少し間があって)「……全部、楽しかったです。怖くなかった。
正しくないことが——全部怖くない、と、やっと確信できた気がします(晴れやかな顔で)」
ライアン:(施術しながら、笑顔で)「……卒業ですね、「正しい方法」への執着から」
リズ:(少し驚いて、その言葉を噛み締めて)
「……卒業。……そうかもしれない(しみじみと)。
夫が急に亡くなった時——正しく悲しめなくて混乱した。
でも今は……正しくなくていい、と知っているから、
夫のことを思い出しても——泣いても笑っても、どちらでもいいと思えます」
ライアん、その言葉に——目が熱くなる。
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【シーン②:中庭 (フローラの「えっ」が止まる日)】
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夏の中庭。フローラが一人でいる。
ライアんが近づくと——今日は珍しく、フローラが先に声をかけてこない。
ライアん、隣に座る。
しばらく沈黙。
フローラ:(静かに、いつもより落ち着いた声で)
「……夫のこと、昨夜ゆっくり考えたんですけど。
最初は「えっ!?えっ!?」てなってたのが——
昨夜は途中で止まって。
止まったけど……怖くなかった。
「えっ!?」てならないで、ただ思い出してた。
最初から最後まで、ゆっくり」
ライアん、ただ聴く。
フローラ:(少し間があって、静かに涙が一粒流れて)
「……三ヶ月の記憶が——全部、きれいだった。
「えっ!?」てなってた時は怖かったけど……止まったら——
ただ、きれいだった」
ライアん:(穏やかに)「……ゆっくり思い出せるようになりましたね」
フローラ:(涙をぬぐいながら)「……うん。えっ、てならなくなるの、ちょっと寂しいけど——
でもこっちの方が……夫に、ちゃんと向き合えてる気がします(小声)」
ライアん:「……両方、本当のことですよ」
フローラ:(少し笑いながら泣いて)「……いつもそれ言う(でも嬉しそう)」
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【シーン③:施術室 (レオンが初めて誰かを泣かせる)】
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レオンがフローラの施術を担当している。
レオン:(施術しながら、緊張気味に)「……今日は、どうですか?」
フローラ:(穏やかに)「いいよ。昨夜ゆっくり思い出せたから、体も少し楽かも」
レオン:(施術を続けながら、少し間があって)
「……フローラ夫人。最初の施術、覚えていますか?」
フローラ:(きょとんとして)「覚えてる! 力加減がすごかったやつ(笑いながら)」
レオン:(赤くなりながら)「……あれ以来、ずっと勉強しています。
夫人に「うまくなったね」って言ってもらいたくて」
フローラ:(少し驚いて、レオンの顔を見て)
「……え。私のために?(素直に)」
レオン:(さらに赤くなりながら)「……お客様全員のために、ですが——
最初に教えてくれたのはフローラ夫人だったので……(小声)」
フローラ:(少し間があって——目が潤んで)
「……えっ……えっ……(今度はいつもと違う「えっ」——感動している)
なんか……すごく……えっ……(泣きそうになっている)」
レオン:(驚いて)「ふ、フローラ夫人!?泣かせてしまいましたか!?」
フローラ:(涙目で笑いながら)「……なんか……ちゃんと届いたから……泣きそう……
えっ……えっ……(感動の「えっ」が止まらない)」
夕方。レオンがライアんに報告。
レオン:「……先輩……私、フローラ夫人を泣かせてしまいました……施術師として——」
ライアん:(全部聞いて、笑顔で)「……大丈夫ですよ」
レオン:「なぜですか!?」
ライアん:(真剣に)「……届いたから泣いた、と言いましたよね? なら正解です」
レオン:(目が潤んで)「……先輩……!(震えながら記録しようとするがメモが見えない)」
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【シーン④:ラッキースケベ⑮ 夏の縁側で】
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夕方。サロンの縁側。
ライアんが縁側に座って夏の空を見ていると——
後ろからリズが早歩きで来て「ライアンさん!今日の正しくないこと八回目を——」と声をかけながら、
縁側の段差に気づかずそのままライアんの隣に勢いよく座り込む——
座り損ねてライアんの肩にもたれる形になる。
リズ:(気づいて、真っ赤になって)「……こ、これは——正しくない——九回目に——」
ライアン:(同じく赤くなりながら)「……怪我はないですか?」
リズ:(少し間があって、自分で評価して)「……ない。これは事故。私は悪くない(自己評価できた)」
ライアン:(笑いながら)「……成長しましたね(また言う)」
リズ:(また少し誇らしそうにして、ゆっくり離れながら)
「……今日の正しくないこと九回、全部怖くなかったです(報告完了)」
レオン:(縁側の端から記録して)「……先輩は縁側でも……引力が……」
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【エンディング・次回予告】
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ナレーション(ライアン):
「リズ夫人が「正しくないことから卒業」した。
フローラさんの「えっ!?」が止まった日——あの静かな涙が、きれいでした。
レオンくんが初めて「届いた」涙をもらえた。
「届いたから泣いた、なら正解」——ギャスパールさんに言われた言葉を、
レオンくんにも伝えられた気がします。
先輩になるって、こういうことなんですね」
次回予告:
「第16話! 3期新ヒロイン6人、それぞれの転機が連続する!
そしてライアんとアデライドの間に、ついに新たな展開が——!?
ギャスパールとクレールにも、重大な報告が?
『6つの転機と、二人のこれから』!」
【第3期 第15話 了】
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第 16 話(第3期)
「6つの転機と、二人のこれから」
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【シーン①:6人の転機・短編集】
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夏の終わり。6人それぞれに、一つの転機が訪れる。
〔フローラ〕
施術中に「ライアンさんに告白しようと思っていたんですけど——
やっぱり言います。好きです(まっすぐに)」と言う。
ライアんが真剣に受け取って「今、別の人への気持ちが先にあります。
でもフローラさんのこと、ちゃんと大切に思っています」と答える。
フローラ:「えっ!!(驚き過多)……でも……えっ……言えた!!(自分を褒める)」
〔アンナ〕
イザベルの剣術教室で初めて他の生徒(見学者)の前で型を披露する。
終わった後、静かに「見てもらえた」と言う。意地じゃなく、誇りとして。
〔セリーヌ〕
ヴィオレットと一緒に、夫の故郷の川を題材にした詩を完成させる。
「論理じゃなく、感情だけで書いた詩が、初めてできました」と報告。
〔リズ〕
一人で市場に行って、歩きながらクレープを食べて、誰かに確認せずに帰ってきた。
「全部自分で決めました(胸を張って)」
〔ミレーヌ〕
鏡の前で「今日の私、よかった」を言わなくても——自然に「今日はよかった」と思えた。
「鏡がなくてもできました(驚いた顔で、でも誇らしそうに)」
〔ジュリエット〕
サロンの食堂で、初めて自分から「いただきます」と声に出して言った(全員の前で)。
小さな声だったが——全員が聞こえた。
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【シーン②:ライアんとアデライド 新たな一歩】
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夏の夜。中庭。
アデライドとライアんが白薔薇の前に立っている。
夏の薔薇は少し小ぶりだが、凛として咲いている。
アデライド:(静かに)「……ライアン。一つ、聞いていいですか?」
ライアン:「はい」
アデライド:(少し間があって——いつもより少し緊張した顔で)
「……来年の春の花屋の後——少し、二人で歩きませんか。
いつもは花を渡したらすぐ戻るから……今度は、もう少し長く。
どこかでお茶でも(小声)」
ライアん、少し驚いて——でもすぐに笑顔になって。
ライアン:「……デートですか?(静かに、真剣に)」
アデライド:(顔が赤くなって)「……そういう言葉は使いません。ただ、二人で(きっぱり)」
ライアン:(笑いながら)「……行きます。もちろん(即答)」
アデライド:(顔が赤いまま、でも確かに)「……約束ですよ」
ライアン:「約束します(笑顔で、でも目が真剣で)」
アデライド:(少し間があって、また薔薇を見て——口元だけ確かに緩んで)「……楽しみにしています」
〔BGM:バイオリンとピアノの優しい二重奏〕
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【シーン③:ギャスパールからの重大報告】
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夜。スタッフルーム。
ギャスパールが珍しく、ライアんを呼んで二人きりになる。
ギャスパール:(少し間があって)「……ライアン。報告がある」
ライアン:(真剣な顔で)「はい」
ギャスパール:(顔が少し赤くて、でもきっぱりと)「……クレールに、プロポーズした」
ライアン:(目が輝いて)「え!! 返事は!?」
ギャスパール:(少し間があって、照れながら)「……受けてくれた」
ライアん、立ち上がりそうになるのをこらえて——でも笑顔が止まらなくて。
ライアン:「……おめでとうございます!!(本気で)」
ギャスパール:(照れながら、でも嬉しそうに)「……ありがとう。
お前が「ただいるだけで変わる」と教えてくれたのを——クレールの前でも、やってみた」
ライアン:(驚いて)「え?」
ギャスパール:「……ただそこにいて、話を聞いていたら——
クレールが「あなたといると、ここが家みたいだ」と言った。
それで……決めた」
ライアん、その言葉を聴いて——アデライドが「ここが家みたいだ」と言った言葉と重なって——
目が熱くなる。
ライアン:(震えないように、でもしっかりと)「……よかった。本当に」
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【シーン④:ラッキースケベ⑯ 報告の余韻の夜】
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ギャスパールの報告で感動して廊下をふわふわ歩いていたライアんが、
縁側の段差(昨日リズが落ちた場所)を今度は自分で踏み外して——
前のめりに倒れかかったところへ——
アデライドが廊下の向こうから歩いてきていて、
ライアんが倒れてきた方向にちょうどいて——
アデライドが咄嗟に一歩前に出て両手を伸ばして、ライアんを支える。
二人、向かい合った状態で止まる。
アデライド:(ライアんを支えながら、静かに)「……また、ですね」
ライアン:(真っ赤になりながら)「……すみません……」
アデライド:(少し間があって——今日は離れない。ライアんをまっすぐ見て)
「……来年の春、お茶の場所、もう考えています(小声)」
ライアん、その言葉を聴いて——真っ赤なまま、でも笑顔になって。
ライアン:「……楽しみにしています(同じ言葉を返す)」
アデライド:(ゆっくり離れながら、口元が確かに緩んで)「……知っています」
テレーズ:(廊下の端から、満足そうに)「……今夜の星は……完璧です(ひとりごと)」
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【エンディング・次回予告】
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ナレーション(ライアン):
「フローラさんが告白してくれた。まっすぐで、かっこよかった。
6人全員が、それぞれの転機を自分の力で越えていた。
ギャスパールさんがプロポーズした。クレールさんが受けた。
「ただいるだけで変わる」という言葉が——ギャスパールさんにも届いていた。
アデライド夫人が来年のお茶の場所を「もう考えている」と言ってくれた。
今夜は——本当に、最高の夜でした」
次回予告:
「第17話! 夏の終わりの施術強化週間!
新ヒロイン6人への最後の深い施術——それぞれの核心へ。
そしてライアんが、3年間で初めて「自分の気持ち」を誰かに言葉で話す。
『深いところへ、自分の言葉で』!」
【第3期 第16話 了】
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第 17 話(第3期)
「深いところへ、自分の言葉で」
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【シーン①:施術室 6人の深い施術・短編集】
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夏の終わりの一週間。ライアんが6人それぞれと深い時間を持つ。
〔フローラ〕
告白の後でも、変わらず来てくれた。施術中に「告白、後悔してないです(えっ!?て思ったけど)」と言う。
ライアん「ありがとうございます。来てくれて嬉しいです」。フローラ「えっ!!(嬉しい「えっ」)」
〔アンナ〕
今日初めて「夫のことを、教えてもいいか?」と自分から切り出す。
夫の名前を声に出して言う——初めて。
ライアん、その名前を静かに繰り返す。
アンナ、目が潤んで「……ちゃんと呼んでくれてありがとう(短く)」と言う。
〔セリーヌ〕
「論理と感情が、もうほとんど喧嘩しなくなりました(笑顔)」と報告。
施術中に「ライアンさんって、感情型ですか?それとも論理型?」と聞く。
ライアん「……どちらかというと感情が先に動きます。論理はついてこれていないことも多くて」
セリーヌ「……ふふ(笑う)」
〔リズ〕
今日の施術で「正しい方法を探さずに来ました(宣言)」。
施術が終わった後「……楽でした。正しくなくていいと思ったら、体まで楽になった」。
〔ミレーヌ〕
施術中に「今、私の評価基準は——自分にあります(きっぱりと)」と言う。
「6ヶ月かかりましたが、取り返せました(クロエの言葉を覚えていた)」
〔ジュリエット〕
施術が終わった後、声で話す。「……一週間の記憶、全部覚えています。
これから何年経っても、覚え続けます(声で、はっきりと)」
ライアん、その言葉を聴いて——目が熱くなるのをこらえる。
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【シーン②:屋上テラス 夜 (ライアんが自分の気持ちを語る)】
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夜の屋上テラス。レオンがライアんと並んで星を見ている。
レオン:「……先輩。聞いていいですか?」
ライアン:「どうぞ」
レオン:「……先輩は……ここで3年間、たくさんの方々を支えてきましたが——
先輩自身は、どう変わりましたか?」
ライアん、少し驚いて——星空を見て、考える。
ライアン:「……最初は、うまくやれるかどうかしか考えていなかった。
でも……みなさんが一人ずつ、何かを話してくれるたびに——
自分の中のものも、少しずつ動いていって」
レオン:(静かに聴いている)
ライアン:「……誰かの悲しみに向き合うって、自分の中にある何かとも向き合うことだったんだと、
今は思います。
ここに来て——僕自身が、たぶん一番変わった(笑顔で)」
レオン:(目が潤んで)「……先輩は……先輩みたいな施術師に、なりたいです(声が震えて)」
ライアん、その言葉を聴いて——3年前のギャスパールの言葉を思い出す。
「ただそこにいるだけで変わった」
ライアン:(笑顔で)「……一緒に、なっていきましょう」
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【シーン③:ラッキースケベ⑰ 屋上テラスの夜風】
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レオンと別れてから、ライアんが一人で屋上にいると——
階段からアデライドが上がってくる。
アデライド:(ライアんを見て)「……また同じ場所に」
ライアン:「夫人も同じ場所に(笑顔で)」
二人、並んで夏の夜空を見る。
突然、強い夜風が吹いて——
アデライドの髪が乱れて、同時にライアんが思わず手を出して——
髪を直そうとしたのではなく、風で何かが飛ぶかと思って手を伸ばした形が、
アデライドの顔の近くになってしまう。
二人、至近距離で止まる。
アデライド:(ライアんのすぐそばで、真っ赤になって)「……」
ライアん:(同じく真っ赤になって、ゆっくり手を引いて)「……すみません」
アデライド:(少し間があって、整えながら)「……来年の春……早めに行きましょう(小声)」
ライアん:(真っ赤なまま、でも笑顔で)「……はい(即答)」
夏の夜風が、また吹いた。
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【エンディング・次回予告】
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ナレーション(ライアン):
「アンナ夫人が夫の名前を声に出した。その名前が、夏の空気に溶けた。
ジュリエット夫人が「これから何年経っても覚え続けます」と声で言った。
一週間の記憶が——これから先の全部に続いていく。
レオンくんに「一緒になっていきましょう」と言えた。
アデライド夫人との屋上の一瞬——来年の春が、また楽しみになりました。
(「早めに行きましょう」と言ってくれた、夫人が)」
次回予告:
「第18話! 3期ヒロイン6人、告白ラッシュの秋!
全員がそれぞれの言葉でライアんに向き合う——6色の秋の花。
そして1期・2期ヒロインたちも、それぞれの「今」を見せる秋の一日。
『秋の6色と、変わらぬ27人』!」
【第3期 第17話 了】
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第 18 話(第3期)
「秋の6色と、変わらぬ27人」
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【シーン①:告白ラッシュ (3期新ヒロイン6人)】
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秋。施術室、廊下、庭——それぞれの場所で、6人が順番にライアんと向き合う。
〔フローラ〕(施術室)
フローラ:「さっきも言いましたけど——もう一回言います! 好きです!!(元気よく)」
ライアん:「……一回目と変わらず、受け取りました(笑顔で)。ありがとうございます」
フローラ:「えっ!!(嬉しい「えっ」)……言えた!!(ガッツポーズ)」
〔アンナ〕(中庭・剣術の後)
アンナ:(木剣を下ろして)「……好きだ。夫への気持ちとは別に——あなたのことが好きだ(凛々しく)」
ライアん:(真剣に)「……ありがとうございます。今は別の人への気持ちが先にあります。でも、夫人のことは大切に思っています」
アンナ:(うなずいて)「……わかった。それでいい(きっぱりと)。次の型を教えてくれ(即切り替え)」
ライアん:「(……かっこいい……)はい!」
〔セリーヌ〕(図書室)
セリーヌ:(本を閉じて)「……論理じゃなく、感情で言います。好きです。
理由は論理的に言えますが——今日は言いません。ただ好きです(笑顔)」
ライアん:「……感情で言えましたね(嬉しそうに)。今は別の方への気持ちが先にあります。でも夫人の変化、全部見ていました」
セリーヌ:「……受け取ってもらえて、よかったです(満足そうに)」
〔リズ〕(縁側)
リズ:(縁側に座って)「……これが正しい告白かどうかは——わかりません。でも、好きです(自分で決めた)」
ライアん:「……正しくなくていい、と知っているリズ夫人の言葉は——ちゃんと届きました。今は別の方への気持ちが先にあります」
リズ:(少し間があって)「……それでいい。自分で決めて言えたから、それでいい(自分で評価)」
〔ミレーヌ〕(大広間)
ミレーヌ:「……好きです。……変ですか?(また聞いてしまう)——いや、変じゃない! 自分で決めます!(即座に訂正)」
ライアん:(笑いながら)「……自分で決めた告白、受け取りました。今は別の方への気持ちが先にあります」
ミレーヌ:(じわっとして)「……言えた。自分で言えた(涙目で笑う)」
〔ジュリエット〕(音楽室)
ジュリエット:(ピアノの前に座って、一曲弾いてから——鍵盤を見たまま、声で)
「……好きです。夫への気持ちと一緒に——あなたへの気持ちも、弾きました(声で)」
ライアん:(その曲を聴いていた。目が潤んで)「……曲で聴けました。声でも聴けました。今は別の方への気持ちが先にあります。でも——今日の曲、ずっと覚えます」
ジュリエット:(少し間があって、声で)「……弾き続けます(笑顔)」
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【シーン②:1期・2期ヒロインの秋の一日】
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秋のサロン。各所で1期・2期ヒロインたちの日常が展開される。
テレーズ:「今年の秋の星は全員に幸運を告げています(恒例)」
ナタリー:「今日の差し入れは秋のクッキーです!!(恒例)」
ベアトリス:「スープが九種類になった(報告)」——アンナ:「……一度食べてみたい」ベアトリス:「……来い(許可した)」
ロレーヌ:「笑えない夜を越えた翌朝、また元気になれた(報告)」——フローラ:「えっ!!すごい!!(本気で驚く)」
エレオノール:「個展が来月で五回目になります(声で)」——ジュリエット:(目が輝いて、声で)「……行っていいですか?」——エレオノール:(うなずいて、声で)「……一緒に」
カミーユ:「今年は声が震えないでスピーチができました(達成)」——リズ:「(目が輝いて)私も……やれる、と思います」
ライアん、廊下からその全員の顔を眺めて——
ライアン:(心の中:(3年分の春夏秋冬が——全部ここにある))
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【シーン③:ラッキースケベ⑱ 秋の落ち葉騒動】
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中庭。秋の落ち葉が積もっている。
フローラとソフィーとロレーヌが落ち葉を集めて遊んでいる——3期最後の元気トリオの爆走。
フローラ:「えっ!?落ち葉の山!!えっ!?(驚いて飛び込む)」
ソフィー:「私も!!(飛び込む)」
ロレーヌ:「やばい!!(飛び込む)」
落ち葉の山が崩れて——中庭を見に来ていたライアんに落ち葉の波が押し寄せて——
ライアん、落ち葉まみれになりながら後ろに倒れかかって——
ちょうど後ろにいたアデライドが再び支える形に。
アデライド:(三回目の「支えた」の体勢で)「……また、ですね」
ライアン:(落ち葉まみれで真っ赤になりながら)「……すみません……」
フローラ:(落ち葉の山から顔を出して)「えっ!!また!?(驚き過多)」
ロレーヌ:(大笑い)「うわははは!!」
ソフィー:「毎年みたいになってきた!!(笑う)」
アデライド:(ライアんを支えながら、でも今日は一番長く支えて——)
「……来年の春、早めに行きましょう(もう一度言った)」
ライアん:(落ち葉まみれのまま、笑顔で)「……はい(即答)」
レオン:(端で記録しながら、落ち葉まみれで)「……先輩の引力は……秋も……」
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【エンディング・次回予告】
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ナレーション(ライアン):
「6人が告白してくれた。全員、それぞれの形で。
フローラさんの「えっ!!(嬉しい)」、アンナ夫人の「それでいい(即切り替え)」、
セリーヌ夫人の「感情だけで言います」、リズ夫人の「自分で決めた」、
ミレーヌ夫人の「変じゃない、自分で決める!(訂正)」、
ジュリエット夫人の「弾きながら声でも」——全員かっこよかった。
落ち葉まみれになっても、アデライド夫人が「来年の春」をもう一度言ってくれた。
来年の春が——今から楽しみです」
次回予告:
「いよいよ大詰め! 第19話!
ギャスパールとクレールの婚約披露が行われる!
サロン全員でお祝い——27人の笑顔の中で、ライアんとアデライドが並ぶ。
『祝福の日と、並んだ二人』!」
【第3期 第18話 了】
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【第3期 Vol.3(第13話〜第18話) 完】
続きは第3期 Vol.4(第19話〜第24話・完結)に収録されています
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『癒しの手、貴族の心』 第3期
~未亡人サロンのマッサージ師~
アニメ第3期 全24話 完全台本 Vol.4(第19話〜第24話・完結)
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第 19 話(第3期)
「祝福の日と、並んだ二人」
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【シーン①:大広間 婚約披露の夕べ】
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秋の深まった夕方。サロン・フルールの大広間。
ギャスパールとクレールの婚約披露の場。
27人のヒロイン+ライアん+レオン+ソランジュ院長が集まっている。
ギャスパール:(普段の硬い顔が、今日は少し緩んでいる)
クレール:(穏やかな笑顔で隣に立っている)
ソランジュ:「本日は、ギャスパールさんとクレールさんの婚約をお祝いする場を設けました。
3年間、このサロンを支えてくれたギャスパールに、心からのお祝いを」
全員:(拍手)
ギャスパール:(少し赤くなりながら)「……ありがとうございます(珍しく素直に)」
クレール:(全員を見渡して)「ギャスパールをいつも支えてくださって、ありがとうございます。
あの人が変わっていくのを——ここから聞いていました。
……とても、嬉しかったです(穏やかに笑って)」
ライアん、その言葉を聴いて——目が熱くなるのをこらえる。
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【シーン②:披露の夕べ 各ヒロインの祝福】
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パーティが始まる。各所でお祝いが繰り広げられる。
〔ギャスパールへの祝福〕
イザベル:(ギャスパールの背中をどんと叩いて)「おめでとう!!男前だぞ!!」
ギャスパール:(よろけながら)「……ありがとう」
ロレーヌ:(拍手しながら)「おめでとうございます!!私まで嬉しくなってきた!!(目が潤む)」
ナタリー:(差し入れのケーキを抱えながら)「お祝いケーキです!!作りました!!(力作)」
ベアトリス:(静かにギャスパールの前に来て)「……おめでとう(短く、でも確かに)」
ギャスパール:(少し驚いて)「……ありがとう、ベアトリス夫人」
〔フローラ+レオン〕
フローラ:(クレールに)「えっ!!ギャスパールさんからプロポーズされた時って、どんな感じでしたか!?(驚き過多で聞く)」
クレール:(くすくす笑って)「……「ただいるだけで変わる」という言葉をくれた人が、隣にいてくれたらって思いました」
フローラ:(じわっとして)「えっ……えっ……(感動の「えっ」)」
レオン:(横で記録して、目が潤んで)「……先輩の言葉が……ここにも……」
〔アンナ〕
アンナ:(端で一人クレールを見ていて——ライアんに小声で)「……ああいう顔を、夫にも見せたかったな(小声。でも今日は泣かずに笑っている)」
ライアん:「……見せられていたと思いますよ(同じく小声で)」
アンナ:(少し驚いて、でもうなずいて)「……そうかもしれないな(笑顔)」
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【シーン③:ラッキースケベ⑲ 披露パーティの混乱】
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パーティ中盤。
ナタリーの力作お祝いケーキを前にして全員が近づいて来たところへ——
フローラが「えっ!!でかい!!(感動)」と言いながら後退りして——
レオンが前に来ようとしていてぶつかって——
フローラとレオンが廊下方向へ後退して——
その動線にライアんがいて——
三人でドミノ倒し。
でも今回はレオンが咄嗟に壁に手をついて三人分を支えて——
フローラがライアんに、ライアんがレオンに——なんとか全員が止まる。
フローラ:(レオンを見上げて)「えっ!!レオンくんが止めた!!(本気で驚く)」
レオン:(真っ赤で、でも壁に手をついて支えた状態のまま)「……で、できました……!!(震えている)」
ライアん:(中央で笑いながら)「……成長しましたね(レオンに)」
レオン:(目が潤んで)「……先輩……!!」
ギャスパール:(端から見て、腕を組んで、でも笑顔で)「……お前ら、変わらないな(温かく)」
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【シーン④:夜 (ライアんとアデライドが並ぶ)】
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夜。パーティが終わって静かになった中庭。
ギャスパールとクレールが遠くの庭の端で並んでいる——静かな二人の時間。
ライアんとアデライドが少し離れた場所で、その二人を見ている。
アデライド:(静かに)「……よかったですね」
ライアン:「はい。本当に」
アデライド:(少し間があって)「……ギャスパールさんが変わったのは——あなたがいたからですね」
ライアン:(首を横に振って)「ギャスパールさんが変わったのは、クレールさんがいたからです。
僕はただ、そこにいただけで」
アデライド:(少し笑って)「……あなたは、いつもそう言う」
ライアん、アデライドを見て——秋の夜空の下で並んでいる二人を見て——
ライアン:(静かに、でも確かに)「……夫人。来年の春、楽しみにしています(笑顔で)」
アデライド:(少し赤くなって、でも確かに)「……私も(小声)」
二人、並んで夜の中庭を見ている。
〔BGM:バイオリンとピアノの静かな二重奏〕
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【エンディング・次回予告】
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ナレーション(ライアン):
「ギャスパールさんの婚約披露。
クレールさんが「ただいるだけで変わるという言葉をくれた人の隣に」と言った。
あの言葉が——こんなに遠くまで届いていた。
アンナ夫人が笑いながら「そうかもしれないな」と言った。
レオンくんが三人分を支えた。ちゃんと先輩になっている。
来年の春が——また近づいてきた気がします」
次回予告:
「第20話! セリーヌ夫人が夫の両親と川を見に行って帰ってくる。
ジュリエット夫人が、初めて「自分の音楽」を見つける日。
そして冬支度のサロンで、全員に温かい時間が流れる。
『川で見た空と、自分の音』!」
【第3期 第19話 了】
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第 20 話(第3期)
「川で見た空と、自分の音」
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【シーン①:セリーヌの帰還 (夫の両親と川)】
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セリーヌが戻ってきた。今度は前より少し、顔が柔らかい。
ライアん:「……どうでしたか?」
セリーヌ:(笑顔で)「……夫の両親と、川のほとりに座りました。
三人で、夫の話をしました。
論理じゃなく、ただ——思い出を話した。
夫の両親が「あなたに会えてよかった」と言ってくれて——
私も「会えてよかった」と思いました」
ライアん:「……涙は?」
セリーヌ:(少し笑って)「……三人で、ちゃんと泣きました。
川のほとりで、秋の空の下で。
論理じゃないと、こんなに泣けるんですね(照れながら)」
ライアん:(胸が温かくなって)「……よかった」
セリーヌ:「帰りに——夫の両親から、夫が子供の頃に好きだった本をもらいました。
書き込みが全部、子供の字で(笑顔)。
これも、ゆっくり読みます」
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【シーン②:音楽室 (ジュリエットが「自分の音」を見つける)】
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音楽室。ジュリエットが一人でピアノを弾いている。
ライアんが扉の外で聴いていると——
今日の旋律は、いつもと少し違う。
悲しみも懐かしさも混じっていない——ただ、明るくて、自由な音。
曲が終わって、ジュリエットが気配に気づいて振り返る。
ジュリエット:(声で)「……聴いていましたか?」
ライアン:「はい。今日は違いました」
ジュリエット:(少し考えて、声で)「……今日は、夫のためじゃなく——私のために弾きました(初めて)」
ライアん、その言葉を聴いて、じわっとする。
ジュリエット:(続けて、声で)「夫への曲は、ちゃんとあります。でも今日は——
私が弾きたい音を、弾いた(少し誇らしそうに)。
一年かかりました(笑顔)」
ライアん:「……一年で見つけられましたね」
ジュリエット:(うなずいて、また鍵盤を見て——一音だけ弾いて)「……これが、私の音です(声で)」
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【シーン③:冬支度のサロン 全員の温かい時間】
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冬の気配が近づく頃。サロン・フルールが冬支度を始める。
全員で飾り付けや準備をする時間——去年より人数が多くて、賑やかだ。
〔厨房〕ベアトリスとナタリーとアンナが三人でスープを作っている。
ベアトリス:「……アンナ。混ぜ方はこうだ(指導)」
アンナ:「……わかった(素直に学ぶ)」
ナタリー:「えっ!?ベアトリスさんが教えてる!?(感動)」
ベアトリス:「……研究成果は共有するものだ(照れている)」
〔大広間〕フローラとレオンが飾りを一緒に掛けている。
フローラ:「えっ!!そこで合ってる!?」
レオン:「……合っています(ちゃんと答えられる)」
フローラ:「……レオンくん、最近頼もしくなってきたね(真剣に)」
レオン:(真っ赤になって)「……ありがとう(友達口調が完全に定着している)」
〔窓際〕ミレーヌとリズが並んで冬の景色を見ている。
ミレーヌ:「……今日の私、どう——って聞かずに言います。今日の私、よかったです(断言)」
リズ:(笑いながら)「私も。今日は正しくないことを十一回しました(過去最多更新)」
二人、顔を見合わせて——笑う。
〔図書室〕セリーヌが夫の子供の頃の本を開いている。隣にヴィオレットが座っている。
ヴィオレット:「……また詩にしませんか?(静かに)」
セリーヌ:(本から目を上げて、笑顔で)「……今度は、川ではなく——この書き込みについて(笑顔)」
〔音楽室〕エヴリンとジュリエットが一緒に演奏の練習をしている。
ジュリエット(ピアノ)+エヴリン(歌)の初コラボ。
最後の音が重なった時——二人が顔を上げて目を合わせて、同時に笑顔になる。
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【シーン④:ラッキースケベ⑳ 冬支度の大騒動】
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冬の飾りを運んでいたフローラとレオンが——
大きな飾りを一緒に持って廊下を移動していたら——
廊下の角でライアんと正面衝突。
三人で飾りを落とさないように踏ん張って——なんとか保持。
フローラ:「えっ!?えっ!?(ドキドキの「えっ」)」
レオン:「大丈夫!持ってる!!(頑張っている)」
ライアん:「……三人いれば大丈夫ですね(笑顔で)」
その場を乗り越えて——
フローラ:(ライアんを見て、レオンを見て)「……えっ……なんか……えっ……(照れている)」
レオン:(飾りを持ちながら、顔が赤くて)「……フローラ夫人?」
フローラ:(小声で)「えっ、二人いると——えっ……(顔が赤い)」
ライアん、二人のやりとりを見て——なんとなく、またじわっとする。
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【エンディング・次回予告】
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ナレーション(ライアン):
「セリーヌ夫人が夫の両親と川で泣けた。論理じゃないと、こんなに泣けると笑った。
ジュリエット夫人が「自分の音」を見つけた。
一年かかって見つけた「私のための音」——あの一音が、今日一番きれいでした。
フローラさんとレオンくんの様子が、なんかいい感じになってきた。
先輩として——こっそり応援しています」
次回予告:
「第21話! 冬の感謝の夕べ・3年目版!
エヴリン+ジュリエットの初コラボ演奏、全員の前で披露!
そして27人がライアんへ一言——今年は何を言う?
『三年分の、一言ずつ』!」
【第3期 第20話 了】
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第 21 話(第3期)
「三年分の、一言ずつ」
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【シーン①:冬の感謝の夕べ 3年目 開幕】
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冬の大広間。キャンドルと冬の白い花。
27人とライアん、レオン、ギャスパール(クレールも今日は来ている)が集まる。
今年の開幕は——エヴリンとジュリエットのコラボ演奏。
エヴリンの歌声とジュリエットのピアノが重なって——
広間に満ちる。
去年より、エヴリンの声が深い。
去年より、ジュリエットの音が自由だ。
曲が終わった後の沈黙。それから——拍手が広間を包む。
ジュリエット:(全員の前で、声で)「……ありがとうございます(去年より大きな声で)」
全員、また拍手。
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【シーン②:27人のライアんへの一言】
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今年も恒例の「一言タイム」。ライアんが椅子に座らせられる。
〔1期・2期ヒロインから〕
アデライド:「……三年間、ここにいてくれてありがとう。……来年も、よろしく(静かに、でも確かに)」
セレスティア:「ライアン……ずっとここにいてね…zzzz(また眠った)」
イザベル:「相棒! 三年見てきたが——お前は本物だ!!(力強く)」
エルミーヌ:(ぽそっと)「……ここに来て、喋れるようになりました。ありがとうございます」
クロエ:(扇の向こうで)「……計算が出ました。あなたの存在は——プラスです(ようやく答えが出た)」
レティシア:「……三年も続けてきなさいよ!!(ツン。でも目が潤んでいる)」
ヴィオレット:(詩集を渡しながら)「……全部、あなたへの詩です(全五冊)(静かに)」
ソフィー:「ライアン!!また市場行こう!!来年も!!」
マドレーヌ:(穏やかに)「……整理が、できました。あなたのおかげです」
アンジェリカ:「七冊目のノートが埋まりました!!引き続きよろしくお願いします!!(元気に)」
エヴリン:「……大ホール、来てください。必ず(目が潤んで、でも笑顔で)」
フランシーヌ:「……三年間、よく頑張った。誇れ(凛々しく)」
テレーズ:「星が告げています——あなたの道は、まだ続くと(満足そうに)」
ナタリー:「来年も差し入れ続けます!!(宣言・四年目)」
オリアンヌ:「来年も採集に付き合ってください!!(真剣に)」
〔2期ヒロインから〕
カミーユ:(背筋を伸ばして、声が震えずに)「三年前の私に——ここに来なさい、と言いたいです。ありがとうございました」
リリアン:(現実の目で)「現実が好きになりました。あなたのおかげです(確かに)」
ベアトリス:「……スープが十二種類になった。来週も食べろ(報告+命令)」
マリアンヌ:(花束を持ちながら)「自分のために花を買えるようになりました。これはあなたへの花です(差し出す)」
ロレーヌ:(元気に、でも少し目が潤んで)「笑えない夜を越えて——また笑えてる。ありがとう!!」
エレオノール:(声で)「……あなたが光の中にいる絵、もう一枚描きました。来てください(声で)」
〔3期ヒロインから〕
フローラ:「えっ!!一年、ありがとうございました!!えっ!!(感動の「えっ」が止まらない)」
アンナ:(きっぱりと)「……変わった。ここに来て変わった。ありがとう(短く、でも確かに)」
セリーヌ:「論理の外へ出ることを——教えてもらいました。感情で言います、ありがとうございます(笑顔)」
リズ:「正しくないことが怖くなくなりました。今日の正しくないこと十三回、全部やれました(報告完了)」
ミレーヌ:「今日の私は——よかったです!!自分で決めました!!(断言)」
ジュリエット:(声で)「……自分の音が見つかりました。ありがとうございます(声で、はっきりと)」
27番目——レオン:「……先輩。私も、ここにいます(まっすぐに)」
ライアん、27人分の言葉を受け取って——今年も、ぼろっと泣く。
ライアン:「……みなさん……ありがとうございます……(三年目も同じ)」
全員:(笑いながら、でも温かく)
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【シーン③:ラッキースケベ㉑ 三年目の夕べ崩壊】
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泣きながらライアんが立とうとして、また椅子が傾いて——
後ろにいたフローラが「えっ!?」と叫んで——
今年はレオンとフローラが両側から支えて——二人でライアんを守る。
ナタリーのケーキが揺れるが——アンナが「受け取る(宣言)」と飛んで止めた。
レオン:(ライアんを支えながら)「……先輩、今年は守れました!!(嬉しそうに)」
フローラ:(反対側で支えながら)「えっ!!支えた!!(本人も驚いている)」
ライアん:(支えられながら、笑いながら泣いていて)「……ありがとう、二人とも」
アデライド:(端から見て)「……今年も変わらないのね(でも今年は笑顔で言っている)」
クレール:(ギャスパールの隣で)「……素敵な場所ね」
ギャスパール:(うなずいて)「……ああ(柔らかい顔で)」
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【エンディング・次回予告】
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ナレーション(ライアン):
「27人の言葉を受け取って、また泣きました。
三年連続です(笑)。
レオンくんとフローラさんに支えてもらった。
アンナ夫人がケーキを受け取った。
アデライド夫人が笑顔で「変わらないのね」と言った。
クレールさんが「素敵な場所」と言ってくれた。
……3年間、ここに来て——本当によかったです」
次回予告:
「第22話! 冬の静かな日々——レオンが一人前として初めて全担当を果たす日。
ライアんが分院で新たな一歩を踏み出す。
そしてアデライドが「来年の春」を待ちながら、ライアんにある言葉を言う夜。
『一人前と、待つ言葉』!」
【第3期 第21話 了】
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第 22 話(第3期)
「一人前と、待つ言葉」
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【シーン①:分院での一日】
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分院。ライアんが施術師長として分院の新しいお客様に向き合っている。
新しいお客様——これまでのヒロインと同じように、それぞれの悲しみを抱えている。
ライアん、分院でもただそこにいる。
3年間で変わったことは——「ただいるだけ」が、もっと深く、穏やかになったこと。
分院のスタッフが言う。
「施術師長、新しいお客様が「また来ます」と言って帰られました」
ライアん:(嬉しくなって)「……よかったです」
スタッフ:「……先生みたいですね(尊敬の眼差しで)」
ライアん:(苦笑いして)「先生というより——ここのみなさんに教えてもらっているので……」
スタッフ:(笑いながら)「……施術師長、いつもそう言いますね」
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【シーン②:レオンの成長・初めての全担当】
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本院。ライアんが分院に行っている間、レオンが初めて一日全担当を任される。
夕方、ライアんが戻ってくると——
レオン:(待っていて)「……先輩! 報告します!」
ライアん:「どうでしたか?」
レオン:(深呼吸して)「……全員、また来ると言ってくれました。
フローラ夫人は「えっ!!うまくなってる!!」と言ってくれました。
アンナ夫人は「よかった(短く)」と言ってくれました。
セリーヌ夫人は「論理的に言えばレオンさんの施術は——」と始まったので
「感情で言えば?」と聞いたら「……よかったです(笑顔)」と言ってくれました」
ライアん:(感動して)「……全員、来てくれますね」
レオン:(目が潤んで)「……先輩に「また来てもらえれば答えだ」と言ってもらったことを——
ずっと覚えていました(震えながらでも笑顔で)」
ライアん:(じわっとして、でも笑顔で)「……一人前ですよ、レオん」
レオン:(初めて名前を短く呼ばれて)「……先輩……!!(嬉しくて言葉が出ない)」
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【シーン③:ラッキースケベ㉒ 冬の廊下の積み重ね】
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冬の廊下。ライアんが歩いていると——
リズ:(廊下の段差で足を引っかけて——今度は自分でバランスを保って)「……やれました(自己評価)」
ミレーヌ:(廊下で鏡を見て「今日の私よかった」を言っていたら——ライアんに見られて——でも今年は恥ずかしくなくて)「……ちゃんと言えています(報告)」
フローラ:(廊下をレオんと一緒に歩いていて、ライアんを見て)「えっ!!先輩!!お帰りなさい!!」
レオン:(一緒に)「お帰りなさい、先輩!!」
ライアん:(二人を見て)「……ただいまです(笑顔で)」
フローラ:(ライアんとレオンを交互に見て)「えっ……なんか……えっ……(頬が赤い)」
レオン:(気づいて赤くなって)「ふ、フローラ夫人?」
フローラ:「えっ!!何でもない!!(早歩きで去る)」
ライアん、その後ろ姿を見て——にやっとする。
ギャスパール:(廊下の端から)「……お前も昔、あんな感じだったな(にやっとして)」
ライアん:「……え? 僕がですか?」
ギャスパール:「ああ。忘れたのか(楽しそうに)」
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【シーン④:夜 アデライドの「待つ言葉」】
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夜の廊下。アデライドとライアん。
アデライド:(静かに)「……今日も、一日でしたね」
ライアン:「レオンが一人前になりました。分院も、少しずつ根付いています」
アデライド:(穏やかに)「……成長が続いているのね(笑顔で)」
ライアん:「夫人も、変わりましたか? この一年(笑顔で)」
アデライド:(少し考えて)「……待つことが——怖くなくなりました」
ライアん:「待つこと?」
アデライド:(静かに、でも確かに)「……来年の春を待つことが。
前は……未来を待つことが怖かった。
でも今は——来年の春の花屋を待ちながら、今日も楽しい(小声)」
ライアん、その言葉を聴いて——目が熱くなる。
ライアン:(静かに)「……待っていてくれてありがとうございます」
アデライド:(少し赤くなって、でもまっすぐに)「……待つことは——好きになりました。
あなたがいるから」
〔BGM:バイオリンとピアノ、冬の夜に静かに〕
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【エンディング・次回予告】
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ナレーション(ライアン):
「レオンが一人前になった。
「また来てもらえれば答えだ」という言葉を、覚えていてくれた。
アデライド夫人が「待つことが好きになった」と言ってくれた。
来年の春が——また一歩、近づいた気がします。
フローラさんとレオんのこと——これからが楽しみです(にやにや)」
次回予告:
「第23話! 3期の終わりに向かう静かな日々。
ライアんが母への手紙を書く——三年分の言葉。
そして雪の中庭で、全員が集まる最後の冬の日。
『三年分の手紙と、雪の中庭』!」
【第3期 第22話 了】
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第 23 話(第3期)
「三年分の手紙と、雪の中庭」
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【シーン①:ライアんの部屋 三年分の手紙】
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冬の夜。ライアんが机に向かっている。
今年の手紙。でも今年は——去年より長い。
ナレーション(ライアん):
「お母さんへ。
三年目が、もうすぐ終わります。
今年は後輩のレオンくんが一人前になりました。
「ただいるだけで変わる」という言葉を——彼に伝えたら、
ギャスパールさんのプロポーズの言葉にもなっていました。
言葉は、思ったより遠くへ行くものだと知りました。
新しい6人のお客様——フローラさんは「えっ!?」が止まり始めて、
アンナ夫人が自分のために泣けて、
セリーヌ夫人が川のほとりで論理の外へ出て、
リズ夫人が正しくないことから卒業して、
ミレーヌ夫人が自分の評価基準を取り返して、
ジュリエット夫人が「自分の音」を見つけました。
一年で、全員、変わりました。
でも……僕も、全員に変えてもらいました。
お母さん。
好きな人が、ここにいます。
来年の春、一緒にお茶に行く約束をしています。
ゆっくりで、でも確かに——前に進んでいます。
幸せになっています、少しずつ。
分院の仕事も、根付いてきました。
来年はもう少し広げていく計画があります。
でも——ここには、必ず戻ってきます。
ここが、僕の場所だから。
野菜の豊作、楽しみにしています。
ライアン」
窓の外、雪が静かに降り始める。
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【シーン②:雪の中庭 全員集合】
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翌日。雪が降り積もった中庭。
なんとなく全員が中庭に出てくる——誰かが誘ったわけじゃなく、自然に。
27人とライアん、レオン。
雪の中庭に全員が集まっている。
フローラ:「えっ!!雪!!(驚いているが嬉しい「えっ」)」
ソフィー:「雪だるま!!」
ロレーヌ:「やる!!」
アンナとイザベルが黙って並んで雪を見ている。
セリーヌとヴィオレットが窓際で雪の詩の話をしている。
ジュリエットが雪の音(降る音)を聴いている——聴こえない音を、体で感じている。
ミレーヌが「今日の私、よかったです——(すぐ自己評価)」と宣言している。
リズが「……雪の中を歩くのは正しいですか——いや、よかったです(自己訂正が速い)」。
エレオノールがスケッチブックを出して雪の中庭を描いている。
エヴリンが雪に向かって小さく歌っている。
ベアトリスとナタリーが厨房の窓から雪を見ている(寒いから外に出ない)。
ライアん、中庭の中心に立って——全員の顔を見渡す。
アデライド:(隣に来て、静かに)「……きれいですね」
ライアン:(うなずいて)「はい(全員を見ながら)」
アデライド:(ライアんを見て)「……雪ではなく、みんなを見ていますね」
ライアん:(少し驚いて、でも笑顔で)「……全員が、きれいで」
アデライド:(少し頬を染めて、でも柔らかく)「……あなたらしいです(笑顔)」
雪が、静かに降り続ける。
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【シーン③:ラッキースケベ㉓ 雪の中庭の連鎖】
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フローラとソフィーとロレーヌが雪だるまを作り始めたら——
元気トリオの雪玉が転がり始めて——
転がる雪玉がレオンの足元に当たって——
レオンが「ふっ!!」と後退りして——
今度はフローラがレオンを支えようと走ってきて——
二人で雪の上を滑って——
雪の中庭の真ん中に着地。
二人、雪まみれで顔を合わせる。
フローラ:(真っ赤で)「えっ!!えっ!!(ドキドキの「えっ」が全開)」
レオン:(真っ赤で)「……フローラ夫人……大丈夫ですか(敬語が出た、でも友達口調で言い直して)……大丈夫?」
フローラ:「えっ……えっ……大丈夫(小声)」
ライアん、その二人を見て——にやっとする。
アデライド:(ライアんのにやっとした顔を見て)「……何ですか?」
ライアん:「……なんか、見たことある光景で(笑顔で)」
アデライド:(少し驚いて、でも笑って)「……そうですか(笑顔)」
ソランジュ院長:(縁側から全員を見て、穏やかに)「……今年も、いい冬ですね」
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【エンディング・次回予告】
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ナレーション(ライアン):
「三年分の手紙を書きました。
書きながら——三年間のことが、全部出てきた。
雪の中庭に全員が集まった。
誰が呼んだわけでもなく、自然に。
アデライド夫人が「あなたらしいです」と笑ってくれた。
フローラさんとレオンくん——今が一番いい時期だと思います(にやにや)。
最終話が近づいてきました」
次回予告:
「最終話! 第24話!
3年目の締めくくり——春の花屋の約束、果たされる。
ライアんとアデライドの「二人のお茶」、ついに実現。
そして——全員の「その後」と、ライアんの「これから」。
『春の花と、これからの全部』!」
【第3期 第23話 了】
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第 24 話(第3期)【最終話・シリーズ完結】
「春の花と、これからの全部」
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【シーン①:春 花屋への道】
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春の王都。街路樹に白い花が咲いている。
ライアんとアデライドが並んで歩いている。
今年は——花屋までの道を、ゆっくり歩いている。
アデライド:(歩きながら、静かに)「……今日は早く来られました」
ライアン:「はい。レオンに全部任せて(笑顔で)」
アデライド:(くすっと笑って)「……一人前になったんですね、レオんさん」
ライアン:「はい。ちゃんと育ちました(誇らしそうに)」
アデライド:(少し間があって)「……あなたも、育てたんですよ(穏やかに)」
ライアん:(少し驚いて——でも笑顔で)「……そうかな」
アデライド:「……そうです(きっぱり)」
花屋に着く。
今年アデライドが選んだのは——白と淡いピンクが混じった小さな花束。
アデライド:(ライアんに渡しながら)「……一輪じゃなくて、今年は束にしました」
ライアン:(受け取って)「……増えましたね」
アデライド:(少し赤くなって、でもまっすぐに)「……三年分、増えました(小声)」
ライアん、花束を受け取って——アデライドを見て——
ライアン:(静かに、でも確かに)「……ありがとうございます。三年分(笑顔で)」
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【シーン②:二人のお茶 (約束、果たされる)】
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花屋の近くの小さなカフェ。
アデライドとライアんが向かい合って座っている。
春の光が窓から差し込んでいる。
二人、紅茶を頼む。
しばしの静かな時間。
アデライド:(紅茶を見ながら)「……三年前、初めてここに来た時のことを覚えていますか?」
ライアン:「はい。廊下で迷子でした」
アデライド:(かすかに笑って)「……あなたが案内してくれた。
その時——変な人だと思いました(正直に)」
ライアン:(笑いながら)「変な人……」
アデライド:「でも……温かい人だとも思いました。すぐに(少し赤くなって)」
ライアん、その言葉を聴いて——じわっとして。
アデライド:(紅茶を飲んで、また静かに)「……今日、ここに来られてよかったです」
ライアン:「僕もです」
アデライド:(少し間があって、窓の外を見て——春の街を見て——ライアんを見て)
「……ライアン。一つ、聞いていいですか?」
ライアン:「はい」
アデライド:(少し間があって、ゆっくりと)「……これから先も——隣にいますか?」
ライアん、その言葉を受け取って——
ライアン:(まっすぐに、迷わずに)「います。ずっと」
アデライド:(少し目が潤んで——でも笑顔で)「……約束ですよ」
ライアン:(笑顔で)「約束します」
アデライド:(また窓の外を見て、静かに、でも確かに幸せそうに)
「……来年の春も、ここに来ますか?」
ライアン:「来ます。毎年来ます」
アデライド:(かすかに笑って)「……知っています」
春の光の中で、二人が並んで座っている。
〔BGM:バイオリンとピアノの優しい二重奏、少し華やかに〕
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【シーン③:ラッキースケベ㉔ 最後の大団円】
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サロンへ戻ってきたライアんとアデライド。
玄関に——全員が待っていた。
なぜいるのか。リーゼが察知したらしい。
全員:(ライアんの顔を見て、何かを察して)「……!!」
フローラ:「えっ!?えっ!?(最高レベルの「えっ」)」
ロレーヌ:「おかえり!!(ニヤニヤしながら)」
ナタリー:「差し入れ用意してました!!(差し出す)」
ライアん、全員の顔を見て——
笑いながら、少し赤くなって——
足元の玄関の段差で、盛大につまずいて前のめりになる。
全員:(手を伸ばす)
でも今年は——アデライドが一番先に、ライアんの腕を掴んで止める。
全員:(じわっとする)
アデライド:(ライアんの腕を掴んだまま、全員の前で、静かに)「……変わらないのね(笑顔で)」
ライアン:(赤くなりながら、でも笑顔で)「……変わらないです(笑顔で)」
全員:(笑い声と、温かい拍手と、少しの涙)
リーゼ:(記録しながら、泣きながら)「……シリーズ最終話……完璧な場面……!!(記録が滲んで読めなくなっている)」
レオン:(記録しながら、泣きながら)「……先輩の……先輩の……(言葉が出ない)」
テレーズ:(満足そうに)「……星が告げていた通りです(完璧な笑顔で)」
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【最終シーン 春の白薔薇の庭】
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春の中庭。白薔薇が今年も咲いている。
去年より少し、株が大きくなった気がする。
ライアんとアデライドが並んで立っている。
アデライド:(白薔薇を見ながら)「……また咲きましたね」
ライアン:「はい。毎年、ちゃんと咲きます」
アデライド:(少し間があって、ライアんを見て)「……あなたも、毎年ちゃんと来ます(笑顔で)」
ライアん:(笑顔で)「ここが好きだから」
アデライド:(少し赤くなって、でもまっすぐに)「……ここ、だけですか?」
ライアん:(少し驚いて——でも、笑顔のまま、まっすぐに)「……夫人が、一番好きです」
アデライド:(長い沈黙。目が潤んで——でも笑顔で)「……知っています(小声)」
春の風が吹いて——白薔薇が揺れる。
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【最終ナレーション】
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ナレーション(ライアン):
「三年目が終わりました。
今年来てくれた6人——
フローラさんの「えっ」が止まり始めて、
アンナ夫人が自分のために泣けて、
セリーヌ夫人が論理の外へ出て、
リズ夫人が正しくないことから卒業して、
ミレーヌ夫人が自分の評価基準を取り返して、
ジュリエット夫人が自分の音を見つけた。
レオンくんが一人前になった。
ギャスパールさんがクレールさんと婚約した。
全員が——また少しずつ、前を向いている。
アデライド夫人と二人でお茶ができた。
花束をもらった。三年分、増えた花束。
「ここが好き」と言ったら、「だけですか?」と聞いてくれた。
「一番好きです」と言ったら、「知っています」と言ってくれた。
……その「知っています」が——三年間で、一番嬉しかった言葉です。
来年もここにいます。
再来年も。その次も。
ここが、僕の場所だから。
みなさんが教えてくれたことを——これからも、届けていきます。
ライアン・ソルベール、三年目の春でした」
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【エンディング映像】
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春のサロン・フルール。
厨房でベアトリスが一人で十二種類目のスープを完成させて、静かにうなずいている。
隣でナタリーが差し入れを作り続けている。
音楽室でジュリエットが「自分の音」を弾いていて、エヴリンが歌を重ねている。
図書室でセリーヌが夫の書き込みのある本と、子供の頃の書き込みのある本を並べて読んでいる。
中庭の端でアンナが一人で素振りをしている——今は笑顔で。
廊下でミレーヌが鏡なしで「今日の私、よかった」と言っている。
街でリズが一人で歩きながら何かを食べている。怖くない顔で。
中庭でフローラが空を見上げている——「えっ」と言わずに、ただ笑顔で。
その隣にレオンが来て、二人で並んで空を見ている。
テレーズが星図を広げ、ソフィーが市場リストを広げ、
オリアンヌが採集道具を持ち、エルミーヌが誰かと話し、
クロエが扇の向こうで笑い、レティシアが誰かに背筋を正させ、
ヴィオレットが詩を書き、マドレーヌが穏やかに微笑み、
ロレーヌが笑いながら泣いている夜の後、また笑えた朝がある。
エレオノールのアトリエに新しい絵が増えていく。
カミーユが震えずにスピーチをしている。
リリアンが現実の街を、一人で歩いている。
マリアンヌが自分のために花を買っている。
ギャスパールとクレールが並んで玄関に立っている。
二人とも、笑顔。
セレスティアがどこかで眠っている。
アンジェリカがノートの何冊目かに記録している。
フランシーヌが凛々しく立っている。
イザベルが剣術教室で笑いながら指導している。
そして——白薔薇の庭。
アデライドとライアんが並んでいる。
今日も、来年も、その次の春も。
白薔薇が、また咲いていた。
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Fin.
「癒しの手、貴族の心」
~未亡人サロンのマッサージ師~
第1期 全24話
第2期 全24話
第3期 全24話
全72話 完結
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【シリーズ完結 登場人物最終一覧】
◆ 主人公
ライアン・ソルベール(23歳・施術師長)
◆ 本院ヒロイン(第1期・15名)
アデライド、セレスティア、イザベル、エルミーヌ、クロエ、
レティシア、ヴィオレット、ソフィー、マドレーヌ、アンジェリカ、
エヴリン、フランシーヌ、テレーズ、ナタリー、オリアンヌ
◆ 第2期ヒロイン(6名)
カミーユ、リリアン、ベアトリス、マリアンヌ、ロレーヌ、エレオノール
◆ 第3期ヒロイン(6名)
フローラ、アンナ、セリーヌ、リズ、ミレーヌ、ジュリエット
◆ サポートキャラクター
ソランジュ院長、ギャスパール(クレールと婚約)、リーゼ、クレール、
レオン(後輩施術師・一人前に成長)
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【シリーズ最終統計】
全72話
登場ヒロイン:27名(1期15名+2期6名+3期6名)
ラッキースケベ累計:72回(各期24回×3)
感動シーン:各話1〜2回
全ヒロイン告白:完了
アデライドとの告白:全3期で確実に深まり、最終話で「一番好きです」
ギャスパールの恋:成就・婚約
レオンの成長:入門→一人前
ライアんの成長:新人→施術師長→シリーズ完結
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【第3期 Vol.4(第19話〜第24話) 完】
【第3期 全24話 完全台本 全4巻 完結】
【「癒しの手、貴族の心」 全シリーズ(全72話) 完結】
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ご愛読ありがとうございました
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