↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
85/231

砂漠越えの途中で

「この国を早く離れるのは正解だと思うよ。

ブルースは念話を使えたよね?

ライラも念話使えるから、何かあったら連絡するよ」

クルトゥスさんが言います。


「あ、私も念話使えますから、ライラヒルラさん、クルトゥスさんへの伝言を頼んだりしても良いですか?」

私が聞くと、了解と頷くライラヒルラさん。


「え?ジョニー念話使えるんだ。

良いな、便利でしょ」

「そうですね、便利です。

でも直接なら転送魔法で手紙などやり取りも出来ますよ。

手紙以外でも、ある程度の大きさまでなら物のやり取りもできますから、離れていても繋がれます」

私が言うと、クルトゥスさんが驚いた顔をします。


「転送魔法まで使えるんだ⁉︎」

「そうですね、もう少し熟練度を上げると、転移もできるようになるそうすから、そうすれば行き来も自由ですよ」

「えっ⁈⁈ちょっ……」


なぜか焦っているクルトゥスさんの肩を、ブルースがポンと叩き、首を左右に振っています。

「無性でもないのに名付けも出来るし、念話も転送も、攻撃魔法も時空魔法も使える。

これから更に色々と使えるようになる。

コイツは規格外なのだよ」

「「「………………………」」」

クルトゥスさん達3人の視線が刺さります。

何故?


「なにか凄いの?」

「うん、うちの父ちゃんってなんか凄いの!」

「そのうちわかるよ」

子供達まで?

私は普通ですよ?

規格外なのはアインとブルースですよ?


「類は友を呼ぶ、だわね」

「さすがクーの元メンバーの連れ」

「いや、僕は一般的な無性人だよ?」

「まあ、ジョニーさんよりは普通かしら」

何故でしょう、味方が一人もいません………。




連絡を取ることと、再開を約束してクルトゥスさん達と別れた私達は、北東の砂漠地帯を目指します。

残して来たポニーに、更に東へ向かうので、契約を解除するか聞いてみました。


《まだ戻るまでに時間がかかりますし、契約解除しますか?》

《また戻って来るんやよね?なら待っとるよ。

のんびりしとくけん、戻って来たら遠慮せんと声かけてくれればいいよ》

《ありがとうございます。

ではまたその素晴らしい乗り心地を堪能させてくださいね》

《ハハハ、更に磨きをかけとくわ。

それかさ…………》



2日ほど進むと砂漠地帯へと出ました。

砂漠地帯はホルノーンの国の外となりますので、草むらが鳴るたびにビクビクしたり、足元に細心の注意を払わなくて良くなりました。

サクサク進み、人目のつかない場所まで移動したら、ブルースに元の姿に戻ってもらいます。


砂漠上空の移動は……思ったより過酷です。

太陽が近い!

空気抵抗を受けなくするために風魔法でシールドを張っていますから、風を感じることはなくとも、直射日光はガンガンと降り注ぎます。


オアシスを見つけるたびに休憩をしていますけど、キツいです。

休み休みの移動なので、一日で横断する事はできず、少し広めのオアシスで一泊しました。


聞いたことはありましたけど、砂漠の夜は寒い!

昼との気温差で体調壊しそうです。

ブルースが居なければ砂漠を越える事など、私には出来ないでしょう。

ブルースに感謝です。


そして翌朝、『今日も移動だ、空が青いぜ』などと思いながら朝の空を見上げていると、キラキラと陽の光を反射する物が視界に入りました。

キラキラ綺麗に輝くその正体は…


「おや、王様トカゲですね。

色からして氷属性の個体でしょうか」

透明に近い薄い水色の鱗に覆われた王様トカゲは、空を飛ぶダイヤモンドの様で、とても綺麗です。


「なんだかこっちに向かって来てない?

ブルースさんの知り合い?」

チャックが聞くと、首を振るブルース。

「我の知り合いに氷のトカゲは居ぬな」

言っている間に近付いてきた王様トカゲは、私達の近くに降り立ちました。


《……貴方、無性人かしら?

私の声聞こえる?》

王様トカゲが念話で話しかけて来ました。

どうやら女性の様です。

《聞こえますけど、私は無性人ではありませんよ》

私が答えると、《嘘⁈》と少し慌ててしまいました。


《だって貴方その人達と【繋がって】いるわよね?

魔素が混じっているもの》

《おや、分かるのですか?》

《ええ、私目が良いの》

鑑定か何かなのでしょうか。


《確かに私が名付けをしたので繋がっていますし、魔素が混じる様な事もあるのでしょう》

見てわかるのなら、隠しても仕方ないですよね。

私は素直に答えました。


《【名付け】ができるのに、無性人じゃないの?》

《そう言う人も居るんですよ、ははは》

詳しく言うわけにも行きませんから、とぼけるしかないですよね。


《………名付けが出来るのならいいわ。

ねえ、私に名前を付けてくださらないかしら?》



チャック「……魔力を持った動物って、使える魔法の種類で色が変わるんですよね?」

アイン「そう言われていますね。

火なら赤、水や氷なら青系統、風は無色ですから白や金銀などが多いですね」

チャック「でもアインさんは白いけど、風魔法がメインではないですよね」

アイン「私は魔族ですからね、少し違って来ますよ。

まあ、そのうちわかるでしょう、ふふふ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。