↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/231

文字数が多いと大変です

え…この個別指定〜とか言うのを書き込まなければならないのですよね。

文字数が多いと、指先で書いているから、一文字ずつが大きくなりますので、タブレットの範囲内に収まるかどうか………あ、何とかなりましたけど、最後の三文字ほとんど潰れていますよね…。


【個別指定情報開示のやり方

情報を他人と共有したいってことも出てくるよね。

そう言う時は画面の情報を、指定した相手に見せることができるシステムなんだ。

但し誰でも見れる訳じゃないよ。

魂の近しい相手、つまり名付けで繋がった相手か、心を通わせた相手、恋人とか伴侶になら見せることができるんだ。

やり方は簡単、まずは【個別指定情報開示】と書き込んで画面を呼び出してね。

それから相手の名前を【開示相手】の欄にフルネームで書き込むだけで大丈夫。

注意することは、情報開示解除をしないと、ずっと情報垂れ流しになるから、見せたい物見せた後は、解除してね。

解除の仕方は、【開示相手】の欄を左から右になぞると名前が消えるよ。

それで完了、簡単でしょ? 】


………タブレットの中の人は子供なのでしょうか?

と言うより……何と言いますか、話しかけられている様な…何なのでしょう、不思議な感覚ですねえ。

あ、それよりまずは【個別指定情報開示】ですね。

また八文字を画面に書き込み、アインの名前を、真名込みで書き込み……長すぎるわ!!

アインシュタインなんてもう読めないレベルで潰れていますよ。


空中に向かって指を動かしている私に、

「タブレットとか言う物を操作しているのですね」

と、アインが尋ねてきます。

「ええ、今新しい機能を試しているところです………どうですか、見えますか?」

なんとか名前を書き終え、アインに尋ねると、少しギョッとした表情をして、空中に視線を向けました。


「……この浮かんでいるモノがタブレットというモノですか?

私にも見えるのですが…」

「はい、今指定した相手にも画面を見ることができる設定にしました」

説明すると、アインはこめかみを抑え

「何でも有りですね…」

と呟いてから、この事も家族以外には、言わない、使わないを約束させられました。


ブルースは

「今度我にも見せろ」

と笑っていますし、シナトラはよく分からないと首を傾げています。

チャックはアインと同じょうに、呆れ顔でこちらを見ています。

何でしょうか、私が非常識な気がして来ました……。


気を取り直して、ポイント交換の窓を開けて、交換品をアインに見てもらいます。


「この、0.5という所ですと二つ選べるのですね。

……そうですね、【索敵】はブルースが使えますから敢えて持たなくても良いでしょう。

【バフ、デバフ】も捨て難いですね」

「個人的には【クリーン】の魔法が欲しいのですけど…」

私以外は使えるのだから、私も自分の清潔は自分で保ちたいです。

「貴方以外が使えるから必要ないです」

キッパリと却下されました。

「この【チェンジ】はわかりませんね。

【状態異常魔法】なら彼が使えるでしょうし」

視線を向けられたチャックは、顔を伏せてしまいました。

チャックは魔素を上手く取り入れられず、魔法が使えないのはアインに伝えていない事ですから、知らなくても仕方ありません。


「やはりここは【時空魔法】でしょう」

「それはどういったモノなのですか?」

【時空魔法】と言うからには【時間】と【空間】を扱うモノなのでしょうけど、私には想像が付かず、前回からパスしているモノです。


「熟練度によりますが、【時間と空間】に関する魔法が使えるはずです。

初歩ですと、鞄に【マジックバック】の魔法をかけると、鞄が異次元につながり、沢山の荷物を入れる事が出来る様になります」

私の頭の中には青いロボットが浮かびました。


「【マジックバック】の熟練度が上がると、許容量が増えたり、時間停止機能が付いたりします。

その上も有った筈です」

荷物をたくさん持ち運べるのは便利ですね。


「他には【移転】も使えるようになりますね。

これは【上級魔法】のスキルを習得しないと使えませんが」

テレポーテーションとか言うやつですね。

これはちょっとワクワクします。


「あとは対象の時間を進めたり、少しの間止めたりします。

これも【上級魔法】のスキルが必要ですね。

とりあえず取っておいて熟練度を上げておくと、【上級魔法】スキルを手に入れた時に、便利な魔法がたくさん使えますよ。

マジックバックだけでも重宝しますし」


説明を聞いた私も、これが良いと思いました。

「ではこの【時空魔法】と交換しておきます」

「そうですね、【結界】も捨て難いですけど、まずは【時空魔法】が良いですね」

「【結界】ですか?」

こちらは想像できますけど、何に使うのでしょうか?


「結界は我も張れるが、離れると範囲から外れるからな。

自分で張れる方が良いだろう。

だが先に【時空魔法】というのは我も賛成だな」

「何だか聞いたことあるよ。

『マジックボックスとか有れば狩った獲物を保存出来るのに』って母さんが言ってたから、食べ物に困らなくなるんだよね」

子供のシナトラでも知っている魔法ですか、有名なのですね。


「でも、確か時空魔法って難しいから使える人って少ないって聞いたけど?」

珍しくチャックも会話に加わって来ました。

「そうですね、【時間】はまだしも【空間】と言うものを理解できないと使えないですね。

ですから、【時空魔法】を習得したからと言って、全員が全ての魔法を使えるわけではないのです。

【時間に関する魔法】しか使えない人が多いですね」

アインがこちらを見て

「貴方には【空間】と言うものが理解できますか?」

と聞いてきました。


空間、スペース、言葉で言い表せと言われると少し困りますが、イメージはわかります。

私が頷くと、アインは「よくできました」という微笑みを浮かべて頷いた。

私では分からないことが多いですから相談して良かったです。


私は【個別指定情報開示】のアインの名前を左から右になぞり、アインを見ます。

「見えなくなりましたね」

アインの返答に、解除の仕方が間違っていない事が確認できました。


「では【時空魔法】と交換しますね」

交換品の【時空魔法】をタップして、私は3ポイント目の能力を手に入れました。


時空魔法習得早くないか?

とは思いますけど、マジックバッグが無いと旅立ちには厳しいかな?と。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。