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200文字小説集 vol.2

初出社(200文字小説)

作者: 日下部良介

ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ!

「このままじゃ遅刻する!」


目覚まし時計のアラームはちゃんとセットしていたのに、電池が切れていて時計が止まっていた。


ボサボサ頭のまま、食事もとらずに駅へ走り電車に飛び乗った。


周囲の僕を見る視線が冷たい。


慌てて飛び乗ったのは女性専用車両だった。しかも、通勤急行…。

ああ、早く降りたい…。

電車が次の駅に着いた。

「ごめんなさい!」

僕は電車を飛び降りた。

「あっ!」


靴が片方脱げていた…。





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― 新着の感想 ―
[良い点] 初出社でこれはマズイですw よく知らないんですが、女性専用車両って一応強制的に降ろされることは無いんですね。ここは会社まで降りるべきじゃなかったかも。
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