始まり
2025年アメリカ航空宇宙局の「NASA」が緊急発表をしてメディアを湧かせた、内容は宇宙空間から謎の信号を受信したというものしかし人々は不安しか抱かなかった。
これは宇宙人がいるとかそういう類いの案件ではない
古代から発生している未解決ゆえ現在進行している不可解な現象その始まりの金が鳴ったのだ。
「ドサッ!」
毛布を蹴るようにして勢いよく布団から飛び出る
そしてすかさずカーテンを開け外を確認した
外は異常なしかでも一安心もしてられない!
ここ最近はこの繰り返し、いつ何が起こるのか分からないからまずこうして身の安全を確認する。
その勢いで机の上の携帯をポケットにしまう……
「!!?」
ゆ、指輪……
それは少し光沢を放っていてエメラルドグリーンの綺麗な色
朝ボケでも見間違いでもなく僕の中指にそれはあった。
もしかしてこれもあの影響なのか!
僕はいてもたっても居られず部屋を飛び出した
まずは今何が起こっているのか、彼に聞いてみよう―――
家を出て数分、すぐ目的地に着いた
僕はチャイムを鳴らさず一目散に家のドアに飛び付く
「冬月くん、予想通りだよ」
冬樹月夜それは僕の名前だ
そしていかにも天才発明家のような振る舞いの彼は天城玲この世界では名高い人物で同学年だがその頭脳は並外れ、中学三年の頃にとある有名大学を卒業していて人工知能などの開発に携わったとして色々な賞と莫大な資産を持っている。
「玲、もうその名で呼ぶのはやめないか」
月夜は膝に手を付き下を向きながら返答する
彼は寝癖のついた僕の髪を見て起きてすぐに来たことを察した
「僕も冬月くんと色々話したいことがあるんだ」
そういうと「さぁさぁ」と家の中へと手引きをする
この家は昔からの付き人と二人で住んでいると聞いた
月夜と玲の関係は玲がこの青木市に引っ越してきたときにたまたま道で迷ってるところへ月夜が通りかかったのが始まりらしいがそれも2、3年前のこと。
自分の家よりも遥かに大きい玄関に毎回驚いてしまう
「お邪魔します、」
「じゃあ、本題に入るか」
真面目なトーンに切り替えた玲を見て少し緊張する冬樹。
だか何を言われるか大体想像がついていた、全人類が知っている恐怖と殺伐としている世界。
そして生きている心地がしない毎日の始まり
約250年前、神が主催で行われた全人類強制参加ゲーム。
それは人の価値がポイントに変換される。
そのポイントがなくなると人は強制的に死に至る。
ポイントを稼ぐには自分の価値を上げるしかない、そこで神が造ったのは「アトランティス」と呼ばれるダンジョン。
ここだけで生成されるモンスターを倒すと経験値として自分の価値が増える。
そしてここで重要のなのが「ポイントの使い方」だと玲は言った。
ポイントは金では買えないものが買えると……それは力、素早さ、瞬間回復、時、命。
まず力と素早さこれは「バフ」とこの世界では呼ばれる、必要ポイントは1からなので誰でも使用が可能。
次に瞬間回復これは必要ポイントが決まっていてそれ以上それ以下もない。
最後に時これは必要なポイントが圧倒的に高く一部の人間が一生に一度使えるかいなか、そのぐらいの価値を秘めている。
そして命これは誰も成し遂げたことがない、もはや伝説なんだよな~と玲は言い、これは先人が書いたとされるゲーム情報のほんの一部に過ぎないと付け足した。
「それがもう始まっているんだ」
先人が書いたとされる通称「神の庭」という書物が事実にもと図いていることが今証明される。
「神の庭」とはこの世界のことを表していて、神が好きなように手入れして、自由にできるそんな由来らしい。
「今からやることはあの書物には記入されていない」
そういうと玲はそっと僕の手を握った。
「!!!?」
数字が見える……玲の心臓部分から右に流れて170万と……
「今朝、発見したんだ人と人が触れあったらお互いのポイントが分かる」
だがそれを言い返せば人に触れない限り相手のポイントが分からないということでもある。
「朝から頭に150万という数字がずっと浮かんでいるんだ、まさかこれは……?」
すると玲は「それが自分の現在のポイントだ」と言った。
ポイントは減ったときも増えたときも自身の脳に直接伝えられる。
結局のところこのゲームはなんの目的で開催されてるのかは不明、色々な噂はあがるもどれも僕はどれも信じられなかった。いや信じたくなかったあの出来事が起こるまでは
雨が降るなか傘もささずに目的地に向かう一人の少年がいた。
事実を確かめたいがために全速力で走っている。
目は赤く染まっていて、表情は暗くだか少し希望が残っているようだった。
冬樹月夜の妹、冬樹雫は殺された。
まだ14歳という若さで、犯人は捕まっていた。
妹の遺体が置いてある部屋は自分の他に誰もいない、僕たちを育てた親は産みの親ではない。幼い頃からまともな扱いではなかっただから当然と言ってもいい、多分今頃自分たちも殺されるのではなんて思って引っ越しの準備をしてそうだが
流すだけ流した涙はもう尽きていて今は現実を受け止めるしかない、ここで現実逃避をしても良かったしかしそれは可能性が皆無の場合。
犯人は最後にこう言った「彼女は今までに見たことのない輝きを持った指輪を付けていた」と……
僕の妹は確かにこのゲームのせいで殺されたと言っても代わりないだろうしかしまだ希望が残っている、ポイントは命をも買えてしまう。これは噂ではあるが、あの書物に記されてるかつてこのゲームで英雄になった男が残したセリフがあるそれは「神になるまであと少しだった」この意味を考えるとまだ僕たちの知らない何かがこのゲームに隠されている。
だから僕はこのポイントにかけることにした、もしかしたらの可能性だが僕のたった一人の妹が生き返るのならば何もいらない覚悟で僕はこのゲームを生きる。
早速、ポイントを回収しに行くこう
「必ず迎えに来る、その時まで待っていてくれ」
そう言い残すと月夜は玲の家と向かった。
雨のなか全速力で走っている、まるでさっきと同じだが彼の心は希望とやる気でみち溢れている。