表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

私はマンションの九階に住んでいる。


当然九階に行くには階段ではなくて、エレベーターを使っている。


そしてエレベーターから降りる時は、閉めるボタンを押しながらエレベーターを出ると言うのが癖になっていた。


エレベーターの扉が早く閉まれば、エレベーターを待っている人の待ち時間がそれだけ少なくなるという気遣いからだ。


そんなある日のこと、いつものように閉めるボタンを押してからエレベーターを降りた。


私が降りると同時に扉が閉まったのだが、その途端扉が、ドンドンドンと大きな音をたてた。


最初の音で反射的に扉を見たが、音がなると同時に扉が外に向けて少し押されていた。


私にはそれは、誰かが中から強い力で扉を叩いているように見えたのだ。


だが、そんなはずはない。


さっきまでエレベーターに乗っていたのは、私一人だけなのだから。


中には誰もいない。


――なんだろう?


私はエレベーターの専門家ではないが、何かの機械的なものではないかと考えた。



しかし扉が音を立てるという現象が、その後も連続しておきた。


何度見ても中に誰かがいて、扉を思いっきり叩いているようにしか見えなかった。


それも私が一人で乗っている時だけなのだ。


誰かが乗っていて私が先に下りた場合、正真正銘中に人がいる時は、扉が鳴ったり揺れたりすることはなかった。


――なんなんだ、いったい。


いくら考えても、納得のいく答えは見つからなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ